おもちゃで楽しく遊んだら、お片付けも進んでやる子になって欲しいですよね。
自分で使ったものは自分で片付けられる子になって欲しいという気持ちは親として当然のものです。
また、ママやパパから「片付けて」というだけでなく、どうせなら楽しく片付けの練習をしてみましょう。
そこで、今回の記事ではお片付けができるようになる練習方法と楽しく片付けができる工夫を紹介します。
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「片付ける」という概念を覚えさせる
おもちゃを持って遊べるようになったら、お片付けもできるようになって欲しいもの。
しかし、小さな子どもに単に「お片付けをして」と言っても、言葉だけでは理解することができません。
「おもちゃで遊んだら片付ける」という概念自体をまだ知らないので、ママやパパが教えてあげる必要があります。
まず、「片付けよう」という言葉だけでは小さな子どもにとっては抽象的すぎるので、具体的な言葉を使って説明することを意識しましょう。
例えば、「この積み木をおうちに入れてあげようね」など、何をどこにどうするかを説明します。
また、言葉で説明するだけでなく、ママやパパも一緒にお片付けをして、方法を見せながら繰り返し教えていきましょう。
子どもにお片付けを覚えてもらう練習方法
子どもがお片付けができるようになるにはどのような練習をすればいいのかわからないというママやパパもいるのではないでしょうか。
ここでは、子どもにお片付けを覚えてもらう練習方法を紹介します。
おもちゃの気持ちを伝える
お片付けとは、決まった場所に使ったものを戻す行為です。
子どもにお片付けをしてもらうには、「使ったものを元の場所に戻す」行為を促さなくてはなりません。
子どもにわかりやすく伝えるには、「車(片付けるおもちゃ)がおうちへ帰りたいって言ってるよ」「お人形が床にいるのは寒いって言ってるよ」など、おもちゃを擬人化してみることがおすすめです。
衣装ケースやバスケットなどおもちゃ箱として使用しているものを、「おもちゃのおうち」に見立てて片付けを促すことで、子どもにわかりやすいというだけでなく、遊びの一環として面白がりながら片付けをしてくれるでしょう。
親が楽しそうに片付ける
「片付け=面倒なこと」という意識を持ってしまうと、進んで片付けをしてくれるようにはなりません。
そうならないようにも、ママやパパが楽しそうに片付けをしている姿を子どもに見せるようにしましょう。
子どもは大人のやることを真似したいもの。
ママやパパがお片付けを楽しそうにすることで、子どもも「同じことをしてみたい!」と思えるようになりますよ。
部屋の掃除をするときも「お片付け楽しいな」「キレイになって気持ちいいね」などとポジティブな言葉を使うことで、お片付けにポジティブなイメージをつけることができるでしょう。
お片付け競争をする
子どもにとってお片付けは、楽しく過ごしていた遊びを終わらせてしまうものです。
しかし、お片付けだと思うと子どもの気が進まないものも、ゲーム性を持たせることで遊びの延長となり楽しく取り組めるようになります。
例えば、「誰が早く片付けられるかな?」などと兄弟やママ、パパと競争することでお片付けの時間にゲーム性を持たせると、楽しく取り組むことができるでしょう。
子どもはお片付け、ママやパパは食器洗いなど違うことでも「どちらが早く終わるか」という競争を一緒にやることもおすすめです。
「誰が一番片付けられるか」「誰が一番早いか」などゲームにすることで、お片付けを楽しいと思ってもらえるきっかけになります。
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子どもが楽しくお片付けできる工夫
面倒に感じやすいお片付けですが、できれば楽しくできるほうが習慣にしやすいですよね。
ここでは、子どもが楽しくお片付けできる工夫を紹介します。
子どもが扱いやすいボックスを使う
子どもに片付けを楽しくしてもらおうとしても、収納アイテムが子どもにとって扱いにくいものでは片付けが面倒になってしまいます。
そこで気をつけて欲しいのが、子どもにとって片付けやすく、扱いやすいボックスを用意してあげるということです。
例えば、蓋が付いているものだと、しまうのも取り出すのもひと手間がかかってしまいますよね。
小さな子どもに使わせるなら、蓋がなく簡単におもちゃをしまえるアイテムがおすすめです。
また、きっちり収納をしたいというママやパパもいるでしょうが子どもにとって簡単に収納できるかということが重要です。
種類分けは細かくせず、「のりもの」「人形」などのようにざっくりと片付けることを意識しましょう。
ボックスなどのアイテムは、特に小さいうちは落としても危なくないようにやわらかい素材もおすすめです。
「とりあえず置き場」を作る
遊びの途中で、一つの遊びが終わるごとに律儀に片付けができる子どもは少ないものです。
子どもは次から次へと興味が移っていき、遊びもどんどん展開していきます。
また、おもちゃ箱と違う部屋で遊んでいる場合は、いちいちしまいに行くのが大変です。
そのため、「とりあえず置いておく」ための場所を作ってあげましょう。
「とりあえず置いておく」場所がいっぱいになったら、「1日の終わり」「夕ごはんの前」などタイミングを決めて、ママやパパと一緒にお片付けをすることで遊びも中断されず、片付けも習慣になっていきます。
お片付けタイムを決める
お片付けをするのが面倒に感じてしまう子どももいるでしょうが、習慣にしてしまうことで面倒さは軽減され、やることが当たり前という感覚になっていきます。
お片付けを習慣化するには、1日のなかでお片付けをする時間を決めるのがおすすめです。
例えば、夕食の前や寝る前のタイミングや「〇時になったらお片付け」などわかりやすい目安を作って習慣化してみましょう。
習慣がついてきたところで、「ご飯の前には毎回お片付けする」など徐々にタイミングを増やしてみてください。
1日に何度がお片付けをすることで、お片付けが上手になるだけでなく、気持ちの切り替えにも役立ちます。
お片付けができたことを褒める
誰でも褒められるとうれしい気持ちになりますよね。
特にがんばったあとは褒めてもらいたいものです。
子どもが一生懸命お片付けをしたあとは、完璧ではなくてもしっかりと褒めてあげましょう。
「〇〇ちゃん(くん)のおかげでお部屋がきれいになって気持ちいい!」「片付けてくれてありがとう」など、なるべく具体的な言葉を使って褒めてあげると効果的です。
子どもが何について褒めてもらえたのか理解することで、次も何をしたら良いのかがわかり、興味を持って積極的にお片付けに取り組めるようになります。
また、褒めることでお片付けができるだけでなく、自己肯定感を高めることにもつながります。
そのため、幼児期に褒めてもらえるという体験は心の発達において大切なポイントです。
片付け方法が間違っていても指摘しない
一つの作業ごとにいちいち指摘をされてしまうと嫌な気分になりませんか?
それは大人だけでなく子どもも同じこと。
せっかくお片付けをがんばったのに、入れる場所や片付け方を指摘されてしまうとお片付けへのモチベーションは下がってしまいます。
おもちゃを入れる場所を間違えていたり半分はみ出していたりしていても、それをすべて指摘するようなことはやめましょう。
また、子どもが片付けるそばから「間違えているから」「きちんとしまえていないから」とママやパパがやり直しをしていくこともNGです。
片付けをやり直しされてしまっては、やる気がなくなるだけでなく、子どもが「自分で片付けをした」という達成感も味わえなくなってしまいます。
すべて完璧にできていなかったとしても、1人で最後までお片付けができればOKとしましょう。
まとめ
子どもがお片付けできるようになるために、お片付けの練習方法や工夫する点を紹介してきました。
子どもが小さなうちは、どのようにお片付けを教えていけばいいのかと悩むママやパパもいるでしょう。
まずは、おもちゃをおうちに入れてあげる、ゲーム性を持たせるなど、子どもが楽しみながらお片付けに取り組める工夫が必要です。
遊びを中断したくない子どもの気持ちを理解し、動線やタイミング、簡単に収納できるお片付けアイテムなどに配慮することで、自分の力でお片付けができるようになることを目指しましょう。
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