洗濯乾燥機は、濡れた洗濯物を出して干す手間が省けて便利そうな反面、「電気代が高くつくのでは?」と心配される方も多いのではないでしょうか。
ここでは、衣類乾燥機の導入を検討している方に向けて、縦型、ドラム式など種類別に電気代の目安を紹介します。
浴室乾燥機や除湿機など他の乾燥方法とも電気代を比較しているので、衣類の乾燥方法に迷っている方はぜひ参考にしてください。
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洗濯乾燥機の電気代はいくらかかる?目安を紹介
洗濯乾燥機の電気代はいくらかかるのか、縦型とドラム式に分けて目安を紹介します。
消費電力や電力単価を記載していますが、使用する設備や契約している電力会社のプランによっても異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
縦型の乾燥機の電気代の目安
乾燥機の電気代は、1時間あたりの消費電力(Wh)に電力単価の1,000分の1をかけることで計算できます。
ここでは、仮に縦型洗濯機の乾燥機能の消費電力を2,290Wh、電力単価を30円/1kWhとして計算してみましょう。
2,290Wh×0.03円=68.7円
縦型洗濯機の乾燥機能を1時間使用した場合の電気代の目安は、68.7円となります。
ちなみに、縦型洗濯機で洗濯をした場合の消費電力は約100Whなので、洗濯にかかる電気代は1時間あたり3円程度です。
ドラム式(ヒーター式とヒートポンプ式)の電気代の目安
ドラム式の洗濯乾燥機には、ヒーターで温めた空気を送って乾燥させるヒーター式と、空気中にある熱を集めて乾燥させるヒートポンプ式があります。
同じドラム式でも、一から熱を作り出すヒーター式のほうが電気代は高い傾向にあります。
ここでは、仮にヒーター式の消費電力を1,980Wh、ヒートポンプ式を890Whとして計算してみましょう。
- ヒーター式:1,980Wh×0.03円=59.4円
- ヒートポンプ式:890Wh×0.03円=26.7円
ドラム式の乾燥機を1時間使用した場合の電気代の目安は、ヒーター式が59.4円、ヒートポンプ式が26,7円となります。
ちなみに、ドラム式で洗濯をする際の消費電力は約70Whなので、洗濯のみの場合は1時間あたり約2.1円となる計算です。
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他の乾燥方法と比較した電気代
洗濯物を乾燥させるその他の方法として、浴室乾燥機や除湿機、コインランドリーなどの選択肢があります。
それぞれの電気代の目安もみていきましょう。
浴室乾燥機を利用した場合の電気代
浴室乾燥機で乾燥させる場合、消費電力を1,500Whと仮定すると1,500Wh×0.03円=45円程度となります。
ドラム式乾燥機を使用するよりも高くなってしまいますが、一度にたくさんの洗濯物を干せるため、家族が多い場合はお得なケースもあります。
また、シワになりにくく、乾燥機の使用を推奨していない衣類も干せるメリットもあります。
除湿器を併用した場合の電気代
除湿機の衣類乾燥は、コンプレッサー式の消費電力を200Wh、デシカント式の消費電力を500Whと仮定して計算してみましょう。
- コンプレッサー式:200Wh×0.03円=6円
- デシカント式:500Wh×0.03円で15円
除湿機による乾燥はもっとも電気代を安く抑えられますが、乾燥に時間がかかることや、干す手間がかかるのがややデメリットです。
また、コンプレッサー式は室温が低いと除湿能力が大きく低下するため、冬場は他の乾燥方法を検討したほうが良い場合もあります。
コインランドリーを使う場合の料金
コインランドリーを利用して乾燥させる場合は10分あたり100円程度の料金がかかります。
一般的な衣類なら乾燥のみで200〜300円、洗濯も合わせると800円程度かかるため、1回あたりの料金が高くなりがちです。
コインランドリーが自宅から近い場合や、洗濯物が少ない場合は便利なこともあるでしょう。
洗浄も乾燥もパワフルなので、しっかり素早く洗濯をしたい場合におすすめです。
ガス衣類乾燥機を使用した場合の料金
ガス衣類乾燥機は基本的にガスを使用するため、1時間あたりの消費電力は200〜300Wと少なく済みます。
ガス代と合わせても1回あたり40円程度で乾燥できるため、ランニングコストは低いといえるでしょう。
また、一般的な洗濯乾燥機の3分の1程度の時間で乾燥できるため、家事の時間を短縮できることもメリットです。
ただし、ガス衣類乾燥機は導入コストが高く、工事の手間がかかるなどのデメリットもあるため、ライフスタイルに合わせて総合的に判断する必要があります。
乾燥機の電気代を節約するポイントや注意点
洗濯乾燥機で電気代を安く抑えるためのコツやポイントを解説します。
賢く節約して、お得に洗濯乾燥機を利用しましょう。
まとめ乾燥で無駄な稼働を減らそう
洗濯乾燥機は、できるだけ多くの洗濯物を一度に乾燥させると節約につながります。
例えば、定格容量5kgの乾燥機を使用する場合、4割を毎日使った場合と、8割を2日に1回使った場合とでは、後者のほうが年間約1,300円の節約が期待できます。
ただし、洗濯物を一度に詰め込みすぎると、稼働時間がかえって長くなってしまうため、定格容量はしっかり守るようにしてくださいね。
自然乾燥を併用して稼働時間を減らす
場所や時間が許す限り、自然乾燥と併用するのもおすすめです。
例えば、先に自然乾燥させておいた洗濯物のうち、乾ききっていないものだけをピックアップして乾燥機にかける方法。
もしくは、最初の30分は乾燥機を使い、衣類をふんわりさせてから自然乾燥させる方法も効果的です。
自然乾燥では乾きにくい綿素材や分厚い衣類などのみ、乾燥機を使用する方法も良いですね。
その他の洗濯乾燥機の電気代節約方法
洗濯乾燥機はフィルターが汚れていると乾燥の効率が落ちるため、まめにフィルター掃除をおこなうことが大切です。
脱水が甘いとその分乾燥に時間がかかってしまうため、脱水もしっかりおこないましょう。
また、洗濯乾燥機は、室温が低いと取り込んだ空気を温めることに時間がかかり、乾燥時間が長くなることがあります。
室温の低さは乾燥機能の低下にもつながるため、寒い時期は他の方法を検討するのも一つの方法です。
その他、電気料金プランの見直しをしたり、オール電化なら深夜のうちに乾燥機を稼働したりすることも効果的です。
まとめ:ヒートポンプ式のドラム型は節電可能!
電気代を抑えつつ洗濯乾燥機を導入するなら、縦型よりもドラム式がおすすめです。
電気代が安いことはもちろん、乾燥のクオリティもドラム式のほうが高いため、1台あると家事の時短に役立つでしょう。
また、同じドラム式でもヒーター式とヒートポンプ式とでは、ヒートポンプ式のほうが電気代が安く節約につながります。
洗濯物の量や頻度なども考慮したうえで、家族にぴったりの洗濯乾燥機を導入してくださいね。
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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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