七夕は、日本全国でおこなわれている夏の行事です。
仙台七夕まつりなど有名なお祭りもあります。
幼稚園・保育園や小学校では笹飾りを作り、願い事を短冊に書くなどして伝統行事に親しんでいるところもあるでしょう。
当日は七夕にちなんだ献立を作りたいと考えているパパやママも多いはずです。
しかし、2022年の7月7日は木曜日、2023年の7月7日は金曜日といずれも平日です。
お仕事で忙しい方も多いでしょう。
この記事では、平日でも大丈夫な、手早く作れる簡単レシピを紹介します。
七夕献立の定番「そうめん」レシピ
七夕の起源は、織物が上達するように願う中国の祭りだったといわれています。
また、皇帝の子息が7月7日に病で亡くなったとき、サクベイという米粉と小麦粉を練った食べ物を供養として備え、同じように病で亡くなる子がいなくなることを願ったという逸話があります。
サクベイは日本に伝わり、サクメン(ソウメン)へと変化しました。
また、そうめんを白い糸に見立てて7月7日に食べることで織物の上達を願うこともおこなわれました。
そのため、七夕の行事食としてそうめんが定着したのです。
ここでは、七夕にふさわしいそうめんメニューのアイデアを紹介します。
カラフルなそうめんを使う
そうめんのなかには、カラフルな色付きのものもあります。
カラフルなそうめんを茹でるだけでも、華やかなメニューになるでしょう。
盛り付け方を工夫すれば、一層楽しい雰囲気になります。
冷凍オクラを使う
そうめんだけだと寂しいですが、手の込んだ料理をしている暇がない場合は、冷凍オクラを活用しましょう。
オクラの断面は星形に見えるので、七夕気分を盛り上げてくれます。
また、冷凍オクラを凍ったまま使えば、氷のかわりにもなってそうめんを冷やしてくれるでしょう。
野菜が苦手な子どもも「お星さま」などといえば喜んで食べてくれそうです。
野菜や卵焼きを星型に抜いて飾る
もう少し手間をかけられるなら、野菜や卵焼きを星形にくりぬいてそうめんに飾ってみましょう。
クッキー用の型抜きを使えば簡単です。
見た目も華やかになりますし、一皿で栄養バランスも良くなります。
型抜きは子どもに手伝ってもらえば盛り上がることでしょう。
幼児食も盛り付けを工夫して
子どもがまだ小さいときは、大人と同じものが食べられません。
離乳食や幼児食は盛り付けに工夫しましょう。
例えば、カラフルなそうめんを天の川に見立て、やわらかくゆでた野菜を星形に切ったものを散らせばきれいです。
また、卵が食べられるなら薄焼き卵を星形に切ってもいいでしょう。
このほか、ゆで卵で織姫や彦星などを作ってあげるのもおすすめです。
七夕の献立
そうめんは子どもが苦手、ほかのものをリクエストされた場合も盛り付け方を工夫するだけで、七夕の献立になります。
ここでは、ちょっとした工夫で作れる七夕の献立を紹介します。
七夕カレー
カレーは、大人から子どもまで大人気のメニューで、暑い季節にも食欲を損ないません。
ご飯を天の川に、カレーソースを星空に見立てればあっというまに七夕カレーができます。
トッピングにハムやチーズを星形に切ったものを飾れば、さらに七夕気分が盛り上がります。
いざとなったらレトルトカレーにトッピングをするだけでも十分に七夕気分が演出できるでしょう。
時短メニューとしてもカレーはおすすめです。
七夕サラダ
普段のメニューに、パプリカやニンジンなど色鮮やかな野菜を星形に切ったサラダを添えるだけでも、立派な七夕メニューになります。
「今日は仕事が忙しくて手の込んだ夕飯を作れない」という場合も、こんなサラダなら10分もあれば完成します。
冷凍オクラ、冷凍パプリカなどもフル活用しましょう。
時間があるときに野菜を星形に切っておき、冷凍しておくのもおすすめです。
そうめんにこのサラダを添えると栄養バランスもばっちりになります。
七夕のお弁当
七夕にキャラ弁をリクエストされたら、のりやウズラのゆで卵、ハムやチーズを使ってかわいいお弁当を作ってあげましょう。
時間がない場合は、のりを夜空に見立て、タコさんウィンナーや星形に型抜きで切り抜いたチーズを散らしてあげるのも効果的です。
のりに穴をあけるパンチも100円ショップで購入できるので、活用してみてください。
七夕デザート
七夕にちなんだデザートを作るのもおすすめです。
ここでは、ちょっとした工夫で七夕の雰囲気を高められるメニューを紹介します。
七夕ゼリー
星形に切り抜いた果物を切り抜いて、市販のゼリーに飾るだけでもロマンチックなデザートが作れます。
また、バタフライピーティーなどハーブを使って青い色のゼリーを造り、クラッシュしてもいいでしょう。
子どもと一緒に作れば、いい思い出になります。
ゼリーの代わりにアイスを使ってもおいしくできあがります。
七夕クッキー
星形のクッキーを焼いて青や紫のアイシングで飾りつけしてみるのもおすすめです。
焼くだけの冷凍クッキーシートも販売されています。
あるいは、市販のクッキーにアイシングでトッピングするだけでも七夕気分を味わえるおやつができます。
七夕フルーツポンチ
白玉や果物を星形にしてシロップに浮かべれば、七夕のすてきなデザートになります。
シロップの代わりにサイダーを使ってもいいでしょう。
白玉に青い色をつけたりバタフライピーティーを甘く味付けると一層七夕の雰囲気を盛り上げてくれます。
まとめ:星型をうまく使って
平日でも簡単にできておしゃれな七夕メニューや七夕デザートを紹介しました。
七夕のメニューやお菓子は、クリスマスやひな祭りのように明確なシンボルやカラーがあまりありません。
星形をうまく使えば盛り付け一つで雰囲気が出るメニューやデザートになります。
時間がなくても型抜きだけでもかわいらしくなるので、100円ショップなどで型抜きだけ購入しておくのもおすすめです。