この記事では、子育て世帯が実家の近くに住むメリットやデメリットについて解説します。
上手に近居を続けるポイントや子どもの立場から考えるメリットなどを紹介しています。
二世帯住宅や同居を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
実家の近くに住むべき3つの理由
実家の近くに住むことを「近居」といいます。親世帯と子世帯の家が近いこと、あくまでも別居しながら生活することです。
片道30分以内で行き来できる距離が「近居」である説が支持されているようですが、「スープが冷めない距離」といわれることもあります。
ここでは、近居する子育て世帯が「なぜ近居を選んだのか」、その理由を3つご紹介します。
子育てのサポートをしてもらえる
共働きで子どもを保育園などに預けている場合は、非常に助かります。
子どもは突然発熱することが多く、そのたびに園から迎えの要請があります。フレックスなど融通のきく仕事であれば問題ありませんが、すぐに抜けられる仕事はなかなか少ないです。
親世帯がすぐに迎えに行ってくれると精神的にも楽ですし、職場にも迷惑がかかりません。
困ったときに助け合える
育児面に限らず、何かあったとき互いに助け合えるのは、近居のよさです。
子育て世帯の年齢を考えると、親世帯に支援してもらうばかりではありません。小さな子どもがいるのに親の面倒も見なくてはならないケースもあります。
すぐに駆けつけられる距離であることは、時間も労力も節約になります。
適度な距離感
親世帯と協力しながら子育てを考えるときに候補にあがるのが同居や二世帯住宅です。
しかし、実際に取り入れてみると、生活時間が異なることや、プライバシーの面で問題になることが多く逆に疲れてしまうことも。
適度な距離感を保ちながら互いに助け合える近居は、みんなにとってプラスの選択になるでしょう。
子どもの立場から考えるメリット
祖父母にとって孫は、目に入れても痛くないほど可愛い存在。
子どもからしても、年に数回しか祖父母と会えない生活より日常的にコミュニケーションの機会を持ちたいと思うはずです。
両親にいえないことでも、祖父母なら相談できることもあります。まわりに複数の相談相手がいることは、子どもの精神面で心強い要素になるでしょう。
うまく近居するためのコツ
付かず離れずの距離を保つことが全てです。
育児の先輩である親世帯からすると、あれこれと要望が多くなり、子世帯からするとお節介が多いと感じることが増えるでしょう。互いの関わりが密接になりすぎてしまうと、同居していなくてもストレスになります。
ここからここまでは子世帯の担当、というようにある程度ルールを明確にしておくとよいでしょう。
まとめ
近居のよさは、同居と別居それぞれの一番よいところを兼ね備えている点です。
昨今の社会情勢を鑑みるとすぐに会える距離であることは、必要性を増していくでしょう。
近居なら同居よりも手軽に踏み切れますし、少々うまく行かないことがあっても頭を冷やしてじっくり改善策を講じる余裕が生まれるでしょう。
親世帯の近くに賃貸住宅を借りて住まうことで、より双方の暮らしが豊かになる近居を実現したいものですね。
子どもの学校周辺で賃貸を探す時は、ママ賃貸がオススメです。