妊娠・出産のように家族が増え、生活環境が変化するタイミングで、引っ越しを検討される夫婦は多いと思います。
業者を入れずに自分たちで引っ越しをする場合、確認しておきたい項目やなるべく楽にできるポイントをまとめました。
筆者が自分たち(夫婦)で引っ越しをしたときの体験談も交えて、自分たちで引っ越ししやすいケースや業者にお願いしたほうが良いケースも紹介するので、迷われている方はぜひ参考にしてください。
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自分たちでの引っ越しが向いている方
妊娠中に夫婦で引っ越しをする場合、引っ越し業者に依頼して作業工数を減らしたほうが安心で楽です。
自分たちで引っ越しに関する作業をおこなう場合、妊婦に大きな家具や重たい荷物は運べないため助っ人が必要です。
2階以上に大きい家具や重たい家電を入れるとなると、力が十分にある2人以上の男性がおすすめです。
荷物が少なく、大きな荷物を運べる車を用意できて、引っ越し先が近いとき、自分たちだけで引っ越しやすいです。
自分で引っ越しするメリット
自分で引っ越しをする大きなメリットは引っ越し業者にお願いするときの費用が抑えられる点だと思います。
夫婦2人分の引っ越しは、10万円以上の出費になるケースもあります。
自分で引っ越しをすれば、引っ越し業者選びにかかる労力や時間はいりません。
プライベートなものを他人に見られる心配もなく、スケジュールも自分たちのペースで進められます。
そして、親しい間柄の方たちに頼んでおこなうので、気を使わなくてよく、比較的気楽です。
自分で引っ越しするデメリット
引っ越しは大変です。
特に、つわりで体調がすぐれなかったり、お腹が大きくなり作業しにくい妊娠中はなおさらです。
荷造りから荷解き、設置まで業者にまるっとお願いすれば少ない作業ですみます。
夫婦で作業する場合、自分たちで業者を入れず引っ越しするとなると、大変な作業が続きお互い余裕がなくなり意見がぶつかりやすいです。
夫婦で役割をあらかじめ決め、段取りをして作業をおこなう必要があるため、その労力や時間もかかります。
自分で引っ越しする方法
自分たちで引っ越し作業をするのは、とても大変そうなイメージがあります。
実際、自分たちでおこなう作業は多いので、精神的にも肉体的にも大変です。
そんな大変な引っ越しの作業を、夫婦でもめずになるべく楽におこなうポイントをまとめました。
事前に知っていたり、準備するだけで引っ越しの大変さが大きく変わってきます。
荷物を運ぶ最中に困ったり、思いがけないトラブルに後悔しないように気を付けたいですね。
妊娠中に負担が大きい作業はできないとパートナーに伝えて理解してもらうことも大切です。
荷造りに必要なもの・手順
まず、荷造りの前に持って行きたいものを整理しましょう。
荷物が少ないほうが、引っ越し作業が楽です。
家族が増えたあとは、子どもが中心の生活にがらりと変わります。
自分の趣味にふける時間も減るので、これを機に「ここ1年使用していないものは断捨離しようか」など使用していない期間を夫婦で決めて、処分できたら荷造りも減ります。
荷造りは数日かかると思うので、使わないものから順番にダンボールに入れていきます。
ダンボールの上と側面に入れたものの名前を大きく書いておくと荷解きのとき迷いません。
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荷物を要領よく運ぶ方法
必要に応じて、車や協力者の手配をしておきましょう。
荷物も1台の車で1回では、なかなか運びきれません。
数日間かかることを想定して余裕をもってスケジュールを組み作業しましょう。
妊婦は重たい荷物は運ばないほうが良いので、夫や協力してくれる方に頼むようにしましょう。
引っ越してすぐに使いたいものをまとめたダンボールを作っておくと、引っ越し後に助かります。
大きな家具・家電
大きな家具や電化製品は大きさと重さを考慮して、しっかりと自分たちで運べるのか運べないのか引っ越し前に考えましょう。
角があるものをぶつけると部屋を傷つけてしまう可能性があるので、素人でおこなうならきちんと運び方を調べて緩衝材などで工夫しないといけません。
また、冷蔵庫など大きな電化製品は設置してから移動するのは大変です。
事前に引っ越し先のコンセントの位置を確認して、コードは専用の箱をつくり、すぐにつなげられるよう用意しておくと安心です。
費用削減のため自分たちでの引っ越しを選んでも業者に払う以外の費用がかかります。
荷物運びを協力してくれる方へのお礼、ダンボールや緩衝材、車の手配やガソリン代なども考えて、業者にお願いしないのかどうか選ぶのが良いと思います。
引っ越しと季節や天候
悪天候の引っ越しは、荷物が濡れないか心配ですよね。
足場が悪いと転ぶ可能性も高くなるので妊婦には危険です。
業者にお願いする場合、引っ越し日が悪天候でもなかなかキャンセルしにくいですが、自分たちで引っ越しをおこなう場合は、日程を調整しやすいです。
あらかじめ天気を確認して、安全に作業できる日を選びましょう。
また、真夏や真冬などの外の作業は妊婦には負担が大きいです。
体調に気を付けて、夫婦で話し合い段取りをしましょう。
寒い時期・妊娠中(妊娠後期)に自分で引っ越しした体験談
筆者は、妊娠をきっかけに2LDKのアパートへの引っ越しを決めました。
共働きの夫婦で、産休に入ってから里帰りまでの短い間で、自分たちで引っ越しをおこないました。
業者にお願いしたかったのですが、夫と意見が分かれ、近場への引っ越しでお互い荷物も少なく自分たちでの引っ越しが決まりました。
働きながら不用品の処分から荷詰め、搬送までおこないました。
真冬のなか、仕事が終わってから何往復もして荷物を移動させました。
妊娠してから寝づわりしかなく夫に妊婦の大変さを伝えきれていなかったため、重い荷物運びもしました。
きちんと重い荷物は持てないと伝えたり、もっと楽に引っ越しができたのではないかと感じたので、体験談から気を付けたい点やおこなったほうが良い作業をまとめます。
体験談から考える楽にできる方法
夫が苦労していたのが、ドラム式洗濯機の設置です。
引っ越し先は2階で、エレベーターがなかったので階段で運ぶのが大変で、部屋の通路が狭く目的の場所に設置するのも時間がかかったらしいです。
夫は体格が良く力もあるほうで、筋力トレーニングが趣味の屈強な知人と2人で運んでいましたが、やはり重たい荷物運びはとても大変です。
一般の方より力がある男性2人でこのような感じなので、力に自信がない方や女性だけでおこなうケースは業者に頼まないと難しいと感じました。
また、仕事が終わってから夜に運んでいましたが、明るい時間に運んだほうが安全でした。
下調べをおこない段取りをうまくする、力のある男性を集める、荷物がたくさん詰める車を用意する、そして明るい時間に作業するとスムーズに引っ越しできると思います。
引っ越しと体調
実際に自分たちで引っ越しをして、妊婦の私は、重い荷物をたくさん運んだことが心配でした。
結果、無事に子どもは産まれてきてくれましたが、里帰り出産だったため何かあったときに対応してくれる病院も近くになかったと思います。
作業が始まると体調が悪くなったり、疲れてきても引っ越しが終わるまでがんばってしまいます。
自分たちで引っ越しをする話になったときに、からだに負担がかかると流産や早産になる可能性があると理解してもらえるまで伝え、きちんと夫婦で話し合っておくべきでした。
終わりに
引っ越し作業は不用品の処分・荷物の選定から、荷造り、搬送、設置まですぐに終わらないので精神的にも肉体的にも疲れます。
妊娠中に引っ越しをするときは、お腹の子どもを1番に考えた夫婦での役割分担が大切です。
自分たちで引っ越しをするのは大変ですが、行き当たりばったりにならないように、想定して工夫すると、ずっと楽に作業ができます。
新しい家族と新しい生活がスムーズにスタートできるように参考にしていただければ幸いです。
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ママライタープロフィール
![](https://mama.chintaistyle.jp/article/wp-content/uploads/2023/01/tokami.png)
9歳の息子と6歳の娘を持つ京都出身、福岡在住のママ。
趣味は旅行、読書、牧場巡り。10年間、睡眠専門医療機関でSEを担当していたのでIT関連は得意。
上級睡眠健康指導士。デザインを学び、現在は開業してWebサイト制作を中心に活動中。株好きのFP2級でもある。
子どももクリエイティブなので一緒に絵を描いたりゲームを作りたい。最近、長男がバスケを始めた。
(※原稿執筆時)
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