家族での引っ越しを控えていて、相場を知りたい方は多いことでしょう。
ここでは、引っ越し料金が変わる基準や理由を解説するとともに、相場の目安を紹介します。
また、引っ越し費用を抑える方法も説明するので、参考にしてください。
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引っ越し費用はどうやって決まる?
引っ越しの料金はどのように決まるのでしょうか。
引っ越しでは、引っ越しする人の人数で荷物の量が変わり、それに伴って料金が異なります。
また、就職や入学が集中する時期とそうでない時期でも料金が違い、移動距離によっても料金が変わるため、相場が判断しにくく、基本的には定価料金がありません。
以下では、その理由を、詳しく説明します。
人数によって料金が変わる?
引っ越し料金は単身者が最も安く、家族の人数が増えるほど料金も高くなります。
家族で引っ越したことがない場合、人数で料金が変わるイメージはないかもしれませんが、家族の人数が増えると、当然、布団や衣類など荷物量が人数分多くなります。
最初に夫婦で生活を始めるときはそんなに荷物がなくても、次第に家具や衣類などの荷物は増えていきます。
子どもが生まれるとベビーベッドやおもちゃなどが増え、小学校に入れば勉強机や子ども用のベッドなどを買い足すことも。
このため、引っ越しするときは、想像以上に荷物が増えています。
その荷物も全部転居先に持って行こうとすると、思わぬ料金がかかることになります。
一番高い時期と安い時期はいつ?
引っ越しは2~4月が繁忙期です。
学生は一般的に3月に卒業式、4月に入学式を迎えます。
就職すると、ほとんどの会社では4月から入社となります。
こうしたことから、2~4月は一年のなかで最も引っ越しが多い時期となり、引っ越し業者にとっては繁忙期となります。
猫の手も借りたいほど忙しくなり、トラックも空きがなくなるため、引っ越し料金は高騰します。
このため、繁忙期は通常期と比べると、家族の引っ越し相場は繁忙期が10万円ほども高くなります。
反対に、引っ越し料金が最も安くなる時期は12月と1月です。
引っ越しが最も少ない時期になるため、引っ越し業者ではトラックの稼働率が下がり、赤字になる恐れもあるので値下げをしてでも予約をとろうとするところもあるほどです。
移動距離はどの程度影響する?
引っ越しによる移動距離は、料金にどの程度影響するのでしょうか。
引っ越しが長距離になると、引っ越し料金は高くなります。
家族での引っ越しでは、同一市内や50km未満の近隣の都道府県への移動に比べ、50~200km以上となる場合は、10万円ほど多く費用がかかります。
これは単にトラックのガソリン代が多くかかるだけでなく、業者の作業員も長時間拘束されるので人件費が高くなるためです。
荷物の量にもよりますが、作業員が複数いて移動と作業に2日かかれば、作業員の2日分の手当のほかにそれぞれの宿泊費、深夜料金などがかかってきます。
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家族の引っ越し費用相場
通常期と繁忙期、それぞれの家族の引っ越し費用相場の目安を、家族の人数と距離ごとに紹介します。
通常期(5〜1月)の引っ越し料金相場
通常期の距離別、家族人数別の引っ越し料金相場は以下のとおりです。
距離 | 単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族~ |
---|---|---|---|---|---|
平均 | 60,044円 | 101,400円 | 120,340円 | 127,597円 | 146,347円 |
同市区町村程度(~15km未満) | 43,146円 | 66,176円 | 81,978円 | 91,039円 | 93,328円 |
同都道府県程度(~50km未満) | 44,421円 | 65,345円 | 98,300円 | 86,274円 | 91,700円 |
同一地方程度(~200km未満) | 47,789円 | 73,664円 | 92,505円 | 86,855円 | – |
近隣地方程度(~500km未満) | 75,620円 | 130,183円 | 171,600円 | 166,048円 | 173,362円 |
遠距離地方程度(500km~) | 89,244円 | 171,632円 | 157,315円 | 207,770円 | 227,000円 |
出典元:引越し見積もりサイトLIFULL引越し(旧HOME’S引越し) | 引越し料金・相場
繁忙期(2~4月)の引っ越し料金相場
繁忙期の距離別、家族人数別の 引っ越し料金相場は以下のとおりです。
距離 | 単身 | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族~ |
---|---|---|---|---|---|
平均 | 70,717円 | 133,077円 | 175,016円 | 199,461円 | – |
同市区町村程度(~15km未満) | 50,974円 | 75,049円 | 84,371円 | 106,934円 | 110,182円 |
同都道府県程度(~50km未満) | 47,826円 | 74,108円 | 114,093円 | 130,845円 | 210,900円 |
同一地方程度(~200km未満) | 64,500円 | 163,300円 | 135,161円 | 154,844円 | – |
近隣地方程度(~500km未満) | 77,576円 | 193,386円 | 229,321円 | 294,727円 | – |
遠距離地方程度(500km~) | 88,633円 | 150,222円 | 289,572円 | 306,708円 | – |
出典元:引越し見積もりサイトLIFULL引越し(旧HOME’S引越し) | 引越し料金・相場
引っ越しを安く抑えるためにできること
引っ越し料金相場に見るとおり、繁忙期と通常期ではかなり金額が変わり、家族の人数が多くなるほど料金が高くなります。
以下では、費用を抑えるためにできることを紹介します。
引っ越しプランを確認
荷物量を減らすことでお得なプランが利用できることがあります。
段ボール箱や家財道具のサイズに制限があり、その分料金が安いものです。
引っ越しは荷物を整理する良い機会ととらえて、必要のない書籍や衣類、大きな家財道具などを処分すると良いでしょう。
フリマアプリやリサイクルショップなども利用して、引っ越しを機会に不要なものを整理できると良いですね。
3、4社に見積もりを取って比較
引っ越し業者を選ぶ場合、事前にしっかりと見積もりをとることが大事です。
見積もりには、引越し見積もりサイトの利用が便利です。
また、大手業者や地元業者などを調べ、少なくとも3、4社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。
業者によって引っ越し料金はかなりのばらつきがあるので、自分たちに合った業者を見つけやすくなります。
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見積もりと手配はお早めに
引っ越しの繁忙期には、どこの業者も引っ越し料金が高くてなかなか業者を決められないこともあるかもしれません。
注意しなければいけないのは、繁忙期の場合、業者選定の決断が遅くなると、こちらが思っている以上に早く業者の対応できる枠が埋まってしまい、ぐずぐずしているうちに利用できる業者がなくなってしまうことです。
そのような事態に陥らないためには、繁忙期では特に、移転が決まったら、少しでも早く業者数社を選んで見積もりを取り、依頼する業者を決めて予約を入れることが大事です。
まとめ:その他の条件も踏まえて決定を
これまで紹介した移動距離と時期、家族の人数以外の条件でも料金が加算され、費用が変わります。
現在の住居あるいは引っ越し先にエレベーターがない場合、エアコンや洗濯機などの家電の取り外しや設置、あるいは引取、家具の解体や設置、ピアノなどの運搬の有無、荷物の梱包の有無などによっても料金が変わってきます。
引っ越し費用相場の目安をもとに、それぞれの条件に対応した場合のメリット・デメリットを踏まえて判断することが大事です。
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