仕事の都合などでおじいちゃんおばあちゃんに子どもを預かってもらう機会があるママやパパもいるでしょう。
かわいい孫に会えることをおじいちゃんおばあちゃんは喜んでくれますが、頻繁に預かってもらうと疲れさせてしまうのではと心配になりますよね。
「孫疲れ」という言葉も聞くようになり、子どもの面倒を見てくれる祖父母に負担がかかっていることもあります。
今回の記事では、どのようなことで「孫疲れ」を感じ、疲れさせないためにはどのようなことに気をつければ良いのか紹介します。
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祖父母が孫疲れを感じるポイント
孫を預かるときに、おじいちゃんおばあちゃんはどのようなことに負担を感じているのでしょうか。
預ける側であるママやパパは、負担に感じる点に配慮してお願いしたいですよね。
ここでは、「孫疲れ」を感じるポイントを紹介します。
体力がもたない
子どもの立場で考えると、親はいつまでも元気なものと思いがち。
ですが、確実に毎年年齢を重ねていきます。
孫が大きくなれば、おじいちゃんおばあちゃんは遊びに付き合うのも一苦労です。
普段、祖父母の2人で生活していると、子どもとは生活リズムも体力も違うので遊び相手をするだけでも疲れてしまいます。
小さいときは遊びが楽でも、小学生など大きくなるにつれてとてもついていけないと感じるおじいちゃんおばあちゃんもいるようです。
また、男の子などは「〇〇マンごっこ」を好むことがあり、家中を動き回って、それが長時間続くと体が痛くなったり疲れてしまったりすることもあります。
お金がかかる
孫を預かるとき、ただ家で見ているだけというわけにはいきません。
お小遣いや遊びにお金がかかってしまうことも。
仕事を卒業し、貯金や年金で生活しているおじいちゃんおばあちゃんにとっては負担になってしまいます。
ゲームセンターに行く場合、付き添いも大変ですが1回1,000~2,000円はお金がかかってしまい、複数回になれば金額も大きくなり負担に感じてしまうでしょう。
顔を見られるのはうれしいけれど、お小遣いをせがまれることもあり、1回の金額は少額でも、繰り返すうちに負担はどんどん大きくなっていきます。
食事の準備が大変
孫を預かるとき、避けられないのが食事の準備です。
子どもと祖父母世代とでは食事の好みも違うことがあり、準備にはかなり負担を感じてしまうことがあります。
孫の喜ぶようなメニューを用意しなくては、と考えると用意するだけでも疲れてしまいますし、アレルギーがあるとさらに献立に気を使います。
食事以外におやつも必要になりますし、食べるものを準備するのは祖父母にとっては負担となることが多くあるようです。
接し方がわからず気を使う
おじいちゃんおばあちゃんが子育てをしたのは、ママやパパが子どもの頃のこと。
いざ孫を預かってみるとどう接したら良いのかわからない場合もあるようです。
子どもはどうしても大きな声を出したり泣いてグズったりするものですよね。
ママやパパは慣れていても、久しぶりに子どものお世話をするおじいちゃんおばあちゃんは疲れてしまうようです。
お買い物にいくときなども、なかなかカートに乗ってくれない、宿題をやらずに遊びたがるなど、言うことを聞いてくれない孫に困り、どっと疲れてしまいます。
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祖父母を孫疲れさせないために気をつけること
どうしても手が足りず祖父母に子どもを預かってもらう機会があっても、なるべくなら「孫疲れ」を感じてほしくはないですよね。
では、どのようなことに配慮したら良いのでしょうか。気をつけるべき点を紹介します。
感謝の言葉を伝える
おじいちゃんおばあちゃんにとって、孫を預かるのはうれしい面もありますが、大変なこともたくさんあります。
預かってもらうことに慣れ、サポートしてもらえることをあたり前という気持ちになってはいけません。
預かってもらったときや助けてもらったそのときは、必ずお礼を伝えましょう。
ママやパパも自分の親だと思うと甘えてしまうこともありますよね。
しかし、おじいちゃんおばあちゃんたちは自分の時間よりも孫の面倒を優先させてくれていることを忘れてはいけません。
祖父母のやり方を尊重する
祖父母とは親子とはいえ、子育てのやり方はそれぞれ。
子育ての方法は時代とともに変化していくもので、価値観も祖父母の時代と今とでは違うものになっているでしょう。
子どものお世話をお願いする側として、祖父母のやり方にいちいち口を出さずになるべく受け入れる姿勢でいることで、「孫疲れ」の負担が軽くなるかもしれません。
子育てにおいてママやパパが大切にしているルールだけを伝え、祖父母を信頼して預けることも大切です。
よほど容認できないことがない限りは、あまり細かいことは言わずに任せてみましょう。
長時間預けない
孫を預かるとき、体力的に不安を感じているおじいちゃんおばあちゃんは少なくありません。
お世話をお願いするときは、できるだけ預ける時間を短くしましょう。
特にお泊まりでの孫の世話は負担が大きいもの。
泊まりで預けなくてはならない場合も、連泊はさせないように調整が必要です。
仕事で預ける場合は仕方ない部分もあるでしょうが、終わったらすぐに迎えに行きましょう。
また、子どもが散らかしたものの片付けや食器洗いなど、子どもを連れ帰ったあとに残る祖父母の仕事を減らす配慮もときには必要です。
アレルギーは確実に伝える
子どもに食べ物のアレルギーがある場合もあるでしょう。
その場合、どの食べ物でアレルギーを起こすのか確実に伝えておく必要があります。
アレルギーの症状によっては命に関わることもあるため、うっかりや勘違いで何かがあってからでは遅いからです。
何かあれば、祖父母も責任を感じてしまうでしょう。
食べられない食材や商品は、口頭ではなくメモで渡すのがより確実な方法です。
また、祖父母の世代とではアレルギーに関する認識が違うことも考えられます。
好き嫌いではなく、命に関わる重大なことであると確実に伝えられるように工夫しましょう。
ゆずれない教育方針だけは伝える
子どものお世話を頼む立場である以上、基本的には祖父母に任せるとしても、大事にしている教育方針は伝えておくようにしましょう。
例えば、「甘いジュースは飲ませないことにしているから、水分補給はお茶にしてほしい」などです。
祖父母の立場では孫が欲しがるとついあげたくなってしまうもので、ママやパパが知らない間にジュースをあげているかもしれません。
しっかりと伝えてなかった場合などは、あとから「飲ませないことにしていたのに」と怒らないようにしましょう。
大変だったことを聞く
どのようなことを大変に感じるのかは人によって違うものです。
実際に何が負担だったか聞いてみなくてはわかりませんよね。
そこで、預かっている間に何が大変だったのか祖父母に聞いてみましょう。
また子どものお世話をお願いすることもあるため、できるだけ負担をかけないためにも、公園から帰るのを嫌がって疲れた、お菓子ばかり食べて夕飯を残したなど、具体的に大変だったことを聞くのがおすすめです。
何に負担を感じていたかを知ることで、帰ってから子どもに言い聞かせる、ママやパパが普段おこなっている対処法を伝えるなど、孫疲れを防ぐための対策ができますよ。
祖父母以外に頼れる場所を探しておく
祖父母にお願いできるのに、お金をかけてシッターなどに依頼する必要はないと感じるママやパパもいるでしょう。
しかし、預ける回数が増えてきたり、祖父母の体調が悪かったり、預けるのを控えたほうが良いときもあります。
また、祖父母にも都合があるため、当てにしていても断られることもあり、必ずサポートしてもらえるとは限りません。
祖父母のみを頼りにしていた場合は、何かあったとき急に預け先がなくて困ってしまいますよね。
ファミリーサポートやシッターについてあらかじめ調べておくことで、預け先がなくて困る事態も防げますし、祖父母の孫疲れ回避にもつながります。
▼ファミリーサポートセンター|女性労働協会
▼キッズライン | ベビーシッターマッチング・病児保育/一時保育
まとめ
今回の記事では、近年聞く機会が増えてきた「孫疲れ」について紹介しました。
共働きなどによってママやパパだけでの育児は難しく、どうしても祖父母のサポートが必要なときもあるでしょう。
しかし、祖父母にとっては孫のお世話は、かわいい孫と触れ合える機会である一方、負担になってしまうこともあります。
ママやパパはサポートをしてくれる祖父母への感謝の気持ちを忘れず、どのようなことが負担になってしまうのかをしっかりと把握し、必要以上に頼りすぎないように配慮しましょう。
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