夏の家族の行事として、お盆にはお墓参りを予定している家庭もあるでしょう。
その際に、子どもを連れて行って良いのか悩む方もいますよね。
今回の記事では、お墓参りの際に子どもを連れて行ってもいいのか、教えておくべきことや注意点、お墓参りの意味、手順などをご紹介します。
必要な持ち物やお墓参りの疑問へのQ&Aも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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お墓参りに子どもを連れていくのはOK!
お墓参りに子どもを連れて行っても良いのか悩んでいるママやパパもいるでしょう。
グズってしまうのではないかと心配な部分もあるかと思いますが、子どももお墓参りに行ってもかまいません。
お墓がどのような場所なのか、何のためにお墓参りするのかなど、子どもに教える良い機会ととらえると良いでしょう。
一緒にお墓参りをしても良いとはいえ、何歳からなら良いのだろうか、と考える方もいますよね。
お墓参りに連れて行くには、何歳からという決まりなどはなく、何歳からでも大丈夫です。
ただし、生後間もない頃はママも産後すぐでダメージが残っている状態です。
赤ちゃんとママの体調を優先して考えましょう。
子どもに教えたいお墓参りの意味や手順
お墓参りをするにあたって、子どもにお墓参りにどのような意味があるのか、お墓参りの手順を伝えておきましょう。
お墓参りをする時期と意味
お墓参りをする時期で多いのがお盆とお彼岸ではないでしょうか。
この二つは似ているようで意味合いが変わってきます。
春と秋にあるお彼岸では、お墓にいるご先祖様に会いに行く意味合いがあるので、お墓参りをしなければ成立しません。
そのため、お彼岸はお墓参り行事といえます。
一方、お盆は自宅で供養をする行事であり、ご先祖様が家まで会いに来てくれます。
そのため、地域によってはお墓までご先祖さまを迎えに行くためにお墓参りをする場合があります。
お墓参りに必要な持ち物
お墓参りには以下のものを持っていきましょう。
- 掃除用具:枯れ葉などをはくためのほうきやバケツ、墓石を磨くためのスポンジ、ぞうきん、ゴミ袋など
- お供え物:お花やお菓子、飲み物。故人が好きだった物でかまいません
- 半紙:お供え物の下に敷くため
- お線香
- ライター、マッチなど:お線香に火をつけるため
- 数珠
上記以外にも、ひしゃくや手桶が備え付けではない場所では持参しましょう。
お墓掃除の際は軍手も持っていると便利です。
また、夏のお墓参りでは日差しや虫が気になる場合もあります。
日焼け止めや虫除けも用意しておくと安心ですよ。
お墓参りの手順
お墓参りはおおむね下記のような手順でおこなわれます。
- 本堂にお参り
- お墓の掃除
- 墓石に打ち水
- 花などをお供えする
- お線香をあげ、手を合わせる
- お供え物などを片づける
お墓参りに特別な作法は必要ないものの、おおむねご紹介したような手順でおこなわれます。
また、霊園や宗派によって手順やお供えする物などのルールや作法が異なるため、それに従いましょう。
地域や霊園、お寺、家庭、それぞれの考え方によっては、隣のよそのお家のお墓を先にお参りする場合もあるようです。
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子連れでお墓参りに行くときの持ち物
子どもを連れてお墓参りに行く際、お墓参りに必要なものとは別に必要になるものがあります。
歩けない年齢の子どもがいる場合は、抱っこ紐を持参しましょう。
お墓は地面が砂利などの場合も少なくないためベビーカーは使えません。
他にも、お墓で交換することはないと思いますが、お墓参りの前後で必要になることも考えられるので、オムツ替えセットや授乳セット、着替えなども用意しておくと安心です。
お盆のお墓参りに子どもを連れていくときの注意点
お盆のお墓参りに子どもを連れて行く場合、どのような注意点があるのでしょうか。
お墓参りに行く前にも、子どもに言い聞かせておきたいですね。
走り回らない
子どもを連れてお墓参りをする際、まずは遊ぶ場ではないことを教えておきましょう。
お墓は子どもが行ってはいけない場所ではありませんが、元気に走り回って良い場所ではないですよね。
事前に遊べる場所ではないことを伝えておくのは大切です。
また、お墓には当然ですが墓石があり、硬くとがっている部分にぶつかるとケガをする恐れがあります。
マナー面だけでなく、安全面も考えて子どもに注意を促す必要があるでしょう。
さらに、子どもが自由に動き回ってしまうと、墓石の影に隠れてしまうなどして迷子になる危険性も考えられます。
他のお墓に近づかない
子どもの好奇心はとても旺盛です。墓地には他家のお墓がたくさんあり、形もさまざまです。
そのため、子どもは興味を示し他家のお墓に近づきたくなるかもしれません。
しかし、他家のお墓はその家のための専用の墓地です。
したがって、他人の敷地に勝手に入るようなものなので好ましくありません。
また、お盆の時期はお参りをしている方も多くいるでしょう。
子どもが近づくことでお参り中の方に迷惑がかかることも考えられます。
子どもと手をつなぐなどの対策をしておきましょう。
暑さ対策をする
お盆は真夏の暑い時期です。
そのため、熱中症対策や日焼け対策は必須になります。
特に小さな子どもは地面との距離が近く熱中症になりやすいため、水分をしっかりと取る、帽子をかぶるなどの暑さ対策はしっかりとおこないましょう。
また、直射日光にさらされることで、墓石がとても熱くなる場合があります。
熱くなった墓石に不用意に触ってしまうとやけどのおそれがあるので注意しましょう。
子どもが散らかした小石は戻す
墓地には小石が敷いてある場合があります。
子どもにとって小石は立派な遊び道具です。
小石を拾ったりばらまいたりなどのいたずらをすることもあるでしょう。
拾った小石を投げれば、誰かにあたってしまうこともありますし、ばらまけば通路があっという間に小石だらけになってしまいます。
事前に小石にいたずらをしないように注意しておくことも大切ですが、どうしても散らかしてしまうこともありますよね。
その場合は、小石を拾ってもとに戻しておきましょう。
お墓参りの気になる疑問
お墓参りに関しては、迷信や噂話のようなものもあります。
気にし過ぎる必要はありませんが、無視するのも気が引けますよね。
ここでは、お墓参りの気になる疑問のQ&Aをご紹介します。
Q.お墓参りに行ってはいけない日はあるの?
避けたほうが良いとされる日がいくつかあるものの、基本的にはお墓参りはいつ行ってもOKです。
気になる方は以下の日程を避けましょう。
- お盆期間中:地域によっては初日にお墓参りをしてご先祖様の道案内をしますが、期間中は家にお迎えしているのでお墓が留守になっているため
- 仏滅:凶日とされているため
- 友引:葬儀をしてはいけない日程とされているため
- 毎月29日:「二重に苦しむ」につながるため
仏滅や友引は俗説としてお墓参りを避けるべきとされている場合もありますが、もともとは中国で生まれた吉凶占いによるものです。
そのため、お墓参りとは関係ないので気にせずに都合が良ければお墓参りをしても大丈夫ですよ。
Q.日没後のお墓参りはやめたほうがいい?
お墓参りは可能なら日没までに済ませたほうが良いでしょう。
行ってはいけない時間帯が存在するわけではありませんが、特に日が落ちたあとは避けたほうがいいとされています。
暗い時間帯に行くと魑魅魍魎が出る、悪しきものが家までついてきてしまうといわれているため、避けられています。
これは迷信ですが、実際、暗い時間は足元が見えにくく、防犯面でも危険があるため避けるべきでしょう。
また、霊園によっては閉園時間があり、そもそもお墓参りができない可能性もあります。
Q.お墓で転ぶと不吉なことが起きるって本当?
お墓で転ぶと不吉なことが起こるのでは、と気になっている方もいるでしょう。
しかし、これは迷信なので気にしなくても大丈夫です。
具体的に、お墓で転ぶと足を怪我する、猫になる、連れて行かれるなどの話を聞いたことがあるかもしれませんが、すべて迷信なので安心してください。
「靴を置いていったほうがいい」ももちろん迷信です。
そもそも、靴がなければ帰るのが大変ですし、置いていかれても霊園の方が困ってしまいますよね。
このような迷信は、子どもが走り回って転んでけがをしないように、戒めとして生まれたと考えられます。
足元が悪いこともある墓地では、子どもから目を離さないように気をつけましょう。
まとめ
今回の記事では、お盆のお墓参りに子どもを連れて行く際に気をつけることや、その他さまざまな疑問と回答をご紹介しました。
お墓参りに子どもを連れて行くのは大丈夫ですが、事前にルールを伝えておくのは大切です。
マナーを守ってお参りできるようにするためだけでなく、子どもの安全のためにも走り回ってはいけないことや他家のお墓に勝手に入ってはいけないことなど、事前に伝えておきましょう。
お盆にお墓参りをする際には、暑い時期でもあるので熱中症にはくれぐれも気をつけて、安全にお参りをしてくださいね。
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