実際に猫を飼ってわかった!子育て家族が猫との生活で得られたもの

猫と子どもの写真

近年、猫の飼育数が犬を超え、猫ブームとも言われています。

テレビや雑誌でも猫特集が組まれ、SNSでは猫の投稿を多く目にします。近所や友人が猫を飼っているという方も多いでしょう。

家族の一員として猫を迎えたいけど、子育てしながら飼うことができるのか、猫がいると生活はどのように変わるのか気になる方もいると思います。

筆者は子どもが小学6、4年生のときに猫を飼い始め、今でも家族の一員として生活しています。

実際の体験から感じた子育てしながら猫を飼うメリット、デメリットを紹介します。

参考記事:犬を飼うことは子どもの成長に良いの?飼う上での注意点をご紹介

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子育てしながら猫を飼うことができる?

赤ちゃんと猫

人間の赤ちゃんと猫は一緒に暮らすことができるのでしょうか。

子どもが産まれたときから、猫を飼っている家庭もあるでしょう。

結論から言うと、猫を飼えないことはありませんが、衛生管理をしっかりおこなうこと、赤ちゃんがハイハイや歩き出したときは、猫のトイレに近づけないようベビーガードなどを使用するなど配慮が必要です。

また猫の性格によっては居住スペースを分けるなどの対策が必要になることもあります。

子どもが何歳になったら猫は飼える?

猫は犬のように散歩の必要はありませんが、それでも世話は大変です。

毎日の掃除や、餌やり、水替えの他に予防接種や体調が悪いときには動物病院に連れて行かなくてはいけません。

子どもが小さい頃は育児で大変な時期ですので、着替えや自分のことがある程度できるようになる3〜4歳ごろがペットを迎える一つのタイミングではないでしょうか。

家庭環境によっても異なりますので、猫を迎えようと考えている方は自分たちに合った時期をしっかりと考えましょう。

子育て家庭が猫を飼うときの注意点

気になるのは衛生面。猫の毛は想像以上に抜けますので、毎日の掃除や衣類の洗濯、猫のブラッシングなどこまめにおこないます。

爪切りが苦手な猫が多いですが、猫や子どものけが防止のためにも、爪切りは大切です。

また子どもと猫が仲良く暮らすために猫との付き合い方を教えましょう。

  • 嫌がっているのに無理に追いかけたり、驚かしたりしない。
  • 尻尾は引っ張らない。
  • 優しくなでてあげる。

子どもには、「こうやって優しくなでてあげると、喜んでいるね」と声かけをしながら、猫がなでられてうれしい場所を教えてあげましょう。

子どもと猫がお互いに慣れるまでは、大人が見守るようにしてください。

子どもと一緒に約束事を作ろう

進んで猫の世話をしていたのは最初だけだった、気付いたら親の仕事になっていた、とならないように猫を迎える前に子どもと約束をしましょう。

我が家で決めた約束事は2つあります。

  • 必ず最後まで大切に世話をする。
  • 毎日の餌やり、水替え、トイレの片付けをする。

当時小学生だった子どもたちには、猫が病気になることや、歳を取って動けなくなることもあるかもしれない。

それでも最後までかわいがることができるか、学校や遊びで忙しくても、あなたたちが世話をしないと猫は生きていくことができないよという話をしました。

ずっと猫を飼いたがっていた子どもたちは真剣に話を聞いていました。

トイレの片付けは時々忘れることがありますが、一日何回「かわいいね!」と言っているかわからないほど家族みんなで大切に思っています。

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子育てしながら猫と一緒に暮らすメリット

子どもが猫をなでる写真

ペットを飼うことは、大きな責任がともないますが、その分学ぶこともたくさんあります。

猫と一緒に暮らす生活は子育てにどのようなメリットがあるのでしょうか。

思いやりの心、責任感が育つ

幼少期はなかなか他人を思いやる気持ちを持つのが難しいですが、自分よりも小さな存在がいることで、大切にしたい、守りたいという気持ちが芽生えます。

ペットは家族の一員なので、弟や妹のように感じる子もいるでしょう。

猫が生きていくためには、餌やり、トイレ掃除、ブラッシングなど世話が必要です。

猫を飼う前に決めた約束事を守ることによって「決めたことは最後までやる」という責任感が育ちます。

命の大切さを学ぶ

とても悲しいことではありますが、いつかは別れのときがやってきます。生きている以上いつか寿命が来ることを、身を持って経験することになります。

ペットロスという言葉があるように、ペットを亡くした悲しみは深いものですが、家族が一緒なら悲しみをわかち合うことができます。

子どもの気持ちに寄り添い、話をたくさん聞いてあげてください。

自分たちにも同じように寿命があり、だからこそ毎日を大切に生きなければならないと感じるでしょう。

家族全員に癒しをくれる

猫を見ているだけで幸せな気持ちになりますが、この癒しは科学的にも証明されているそうです。

猫をなでると幸せホルモンと呼ばれるオキトシンが分泌され、ストレスが軽減されるといわれています。

また猫が機嫌の良いときに鳴らすゴロゴロ音は人間の血圧を下げ、免疫力を上げるそうです。

我が家では、子どもたちが小学校高学年のときに保護猫との出会いがあり、一緒に暮らし始めましたが、何度も猫に助けられました。

ちょうど子どもたちが反抗期の頃で、言い合いになって雰囲気が悪くなっても、猫が横で寝ているだけで、家族みんながかわいい寝顔に癒され、場が和みました。

現在高校生になった長男は、自分の部屋で過ごす時間が増えましたが、今でもデレデレと猫に声をかけたり、なでたり、かわいがっており、そんな姿を見ると優しい子に育ってくれていると感じ、親としてほっとした気持ちになります。

また猫がいることで親子の会話にもつながっています。

猫と暮らすデメリット

子どもが猫をなでる写真

猫との暮らしはいいことばかりではありません。

初めて猫を飼う方はどのようなことがデメリットになるのか気になりますよね。

覚悟がないまま気軽に猫を迎えると、不幸な結果を招くことも。しっかりとデメリットも理解し、こんなはずではなかったとならないようにしましょう。

猫を飼うと旅行に行けなくなるのは本当?

ペットと一緒に泊まれるホテルが増え、猫と一緒に旅行に行きたいと思っている方もいると思いますが、猫は環境の変化が苦手です。

猫の性格にもよりますが、移動や新しい場所にストレスを感じることがあり、脱走してしまった場合戻ってこないことも。

一泊程度なら留守番ができる猫もいますが、それ以上家を空けるときは、ペットホテルに預ける、ペットシッターを利用する、知人に鍵を預け様子を見てもらうなど考えましょう。

どちらの方法にしても猫のことが気になり早く帰宅したくなります。そういう意味でも旅行に行きにくくなります。

子どもが小さいうちは、旅行にたくさん行きたいと考えている方もいると思いますが、旅行に行くときは猫の世話はどうするのか考えておく必要があります。

一緒に暮らしてびっくり!猫はこんな生き物

私が猫と暮らし始めて驚いたことをいくつか紹介します。

  • 猫はたくさん毛が抜けます。掃除しても床に毛が落ちていたり、洋服に毛がついていたり。粘着カーペットクリーナーが必須です。
  • 朝が早く、明け方4時頃起こしにくることも。夜中に急に元気になって、突然走り出すこともあります。
  • 長毛の猫に多いですが、毛玉を吐いたり、餌を吐き戻したり、床やラグマットが汚れることもあります。お気に入りのソファで爪研ぎされることも。
  • 去勢手術、避妊手術、予防接種なども費用がかかります。病気になったとき動物病院への通院費が高額になることがあります。

    猫は一日14時間ほど寝ると言われていますが、世話は楽ではありません。

    初めて猫を飼う方は実際に飼っている方から話を聞いたり、インターネットで調べたりして、猫がいる生活をイメージしましょう。

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まとめ:子育て中は特に猫を迎える前に家族でしっかり話し合って

デメリットもお伝えしましたが、猫がいる生活は癒しを与えてくれ、子どもの成長に大きく影響します。

ペットショップや保護猫など、猫との出会いはさまざまですが、大切なのは最後まで責任を持って育てること。

我が家は猫を保護し家族の一員として迎えましたが、助けられ、幸せにしてもらっているのは私たち家族のほうだと実感しています。

猫も人間も幸せに暮らせるよう、猫を迎える前に、家族でしっかりと話し合うことが大切です。

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【ライター プロフィール】
-hiroko-
高校1年生の息子と中学2年生の娘の子育て中ライター。
少しずつ親の手が離れていくのを感じる日々です。
「自分らしく楽しく暮らす」をモットーに、興味あることには積極的に挑戦中。
趣味はキャンプで、いつかソロキャンプデビューしたい。

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