【FP監修】4人家族の電気代の平均はいくら?季節別の目安と節電方法もご紹介

家の電気代はいくら?のイメージ

燃料費高騰によって電気代が値上がりしています。

電気の検針表を見て、その影響を感じることもあるのではないでしょうか。

そもそも、自分の家庭の電気料金は平均と比べて高いか低いか、知っていますか?

平均的な電気代とはいくらぐらいなのか、気になりますよね。

電気代は季節や地域、住環境によっても大きく異なります。

しかし、平均的な電気料金を知れば、電気の使い方を見直す機会になるでしょう。

この記事では、4人家族の電気代の平均額や、季節・月ごとの平均額、そして電気代節約のための工夫や節電につながる家電の使い方などをご紹介します。

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4人家族の電気代の平均額

電卓とお金

総務省統計局の家計調査(2021年)によると、4人家族(有業者一人)の電気代は月平均10,243円でした。

地域や住環境、オール電化またはガス併用かによっても差がありますが、全部含めた全国平均の数字となっています。

もし、自分たちの電気代が平均よりも大幅に高い場合は、電気の使い方を見直す必要があるかもしれません。

ただし、2022年5月の電気代は過去5年で最高水準となっています。

前年同月比で1600円以上の値上がりを見せているため、「電気の使い方は変わっていないのに、最近の電気代が高い……」と感じている方もいるでしょう。

※出典:
2-7 4人世帯(有業者1人)年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出│「家計調査結果」(総務省統計局)
5月分の電気代 ガス代も値上がり 電気代は過去5年間で最高水準 | NHK | ウクライナ情勢

【季節別・月別】4人家族の季節別の電気代平均額

春夏秋冬のイラスト

続いて、電気代を季節や月ごとに見てみましょう。

季節金額(季節平均)
春(3~5月)¥12,258
夏(6~8月)¥9,933
秋(9~11月)¥11,017
冬(12~2月)¥12,237

暖房を使用するためか、冬から春にかけての寒い季節は電気代が高いことがわかります。

さらに、月ごとに分けて見てみます。

金額
1月¥12,318
2月¥13,415
3月¥14,399
4月¥11,668
5月¥10,707
6月¥9,505
7月¥9,362
8月¥11,113
9月¥11,675
10月¥11,367
11月¥10,010
12月¥10,978

夏は季節として見れば電気代平均が安いですが、梅雨が明けて冷房の使用が増える8~9月はやや高めとなっています。

※出典:
家計調査 家計収支編 二人以上の世帯用途分類 004 用途分類(世帯人員別) | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口

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電気代を節約するための工夫

ビックリマークと女性

電気代の節約方法は、すぐに取り組めるもの、お金や手間がかかるものなどさまざまです。

家庭ごとに事情が異なりますから、自分たちがやりやすいところから取り組むと良いでしょう。

子どもにも電気の大切さを伝え、家族みんなで取り組むのがおすすめです。

それでは、早速節電の仕方をご紹介します。

待機時消費電力のカット

資源エネルギー庁の調査によれば、待機時の消費電力は全消費電力の5.1%ほどです。

この数字は小さく思えるかもしれませんが、月の電気代をざっくりと1万円ほどと考えると、1ヵ月で500円、1年間では6,000円になる計算です。

こう考えると、バカにならないですよね。

待機時消費電力をカットするには、使っていないときはコンセントを抜くか、主電源を切りましょう。

スイッチ付きのコンセントタップを活用すると、いちいちコンセントを抜き差しする手間も省けて便利です。

※出典:
平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要│資源エネルギー庁

電力会社・契約内容の見直し

2016年に電力自由化されて以降、電力会社を変えるだけで電気代が安くなるケースも多く出てきました。

お得な電力会社を探すには、比較サイトなどの活用がおすすめです。

電力会社変更の際は、しっかりと確認しないと、逆に電気代が上がってしまう場合もあるので気を付けてください。

また、同じ電力会社内でもプランが複数用意されているため、自分たちのライフスタイルに合っているプランを選びましょう。

電力会社は変えずに、電気代を抑えられる場合もあります。

一度、契約アンペアをチェックしてみてください。

契約アンペアが大きいほど、基本料金が高くなります。

実際の使用料に合っていなければ、契約アンペアを下げることで基本料金が安くなります。

古い電化製品を買い替える

家電の省エネ性能は年々進んでおり、10年前の家電よりも最新家電のほうが電気代がかかりません。

買い替えコストはかかりますが、長い目で見れば新しいもののほうがお得です。

家電を買い替えるときは、統一省エネラベルをチェックしてください。

統一省エネラベルを見れば、国が定める省エネ目標値を何パーセント達成できる商品なのかがわかります。

節電につながる家電の使い方

エアコン

家電を使えば、電気代がかかります。

家電の特徴を知って使い方を工夫すれば、節電、そして電気代の節約につながります。

続いて、節電になる家電の使い方をご説明しましょう。

エアコン

エアコンの消費電力を抑えるポイントは4つあります。

1.こまめにONとOFFを繰り返さない
エアコンが電力を大きく使うのは起動時です。そのため、1時間程度の外出であれば、付けたままのほうが節電につながります。
2.フィルター掃除をすること
フィルターが目詰まりすると、消費電力が多くなり、電気代が上がってしまいます。2週間に1回程度、フィルターを掃除すると良いでしょう。
3.室外機のまわりにものを置かない
室外機の給排気を妨げてしまうと、エアコンの効率が落ちるため、消費電力が上がります。また、夏は直射日光を避け、冬は日が当たるようにするとなお良いです。
4.風量を自動に設定する
そうすることで、設定温度を保てるようにエアコンが自動調整してくれます。設定温度を変えると、初動時に多くの電力を消費するため、一定の温度を維持することが節電につながります。

冷蔵庫

冷蔵庫で節電するポイントも複数あります。

1.冷蔵室にものを詰め込み過ぎない
ものが多いと冷気が循環しづらくなり、冷やすために多くの電力を必要とします。
2.冷凍庫はできるだけ満タンにしておく
入れたもの同士が冷やし合い、冷蔵庫のパワーを抑えられます。
3.扉の開閉回数や扉が開いている時間を減らす
庫内の冷気が逃げにくくなります。
4.季節ごとに温度設定を変える
夏は強にしますが、冬は弱にするのを忘れがちです。
5.温かいものは冷ましてから入れる
庫内温度が上がると、冷やすために電気を多く使います。

照明

蛍光灯を使っている場合は、LEDに変えることをおすすめします。

LEDは消費電力が少なく、長寿命なので長期的に見るとお得です。

買い替えコストも、ほかの家電よりもリーズナブルです。

また、使わない部屋などの照明は点けっぱなしにしないようにしましょう。

洗濯機

洗濯回数を減らし、できるだけまとめて洗いましょう。

とはいえ、詰め込み過ぎると偏りやすくなり、脱水時に負荷がかかるので8分目を目安にしてください。

また、重いものは下へ、軽いものは上に置くようにしましょう。

上に重いものがあると遠心力がかかって余計に電気を使ってしまうためです。

まとめ

ソファに座っている両親と姉弟

電気代が値上がりしていますが、まずは自分たちの電気料金が平均と比べてどうなのかをチェックしてみてください。

もし、平均よりも高いようならば、家電を省エネタイプに買い替えるなど、節電につながるように工夫して使ってみましょう。

電気代を節約すれば、エコに貢献する満足感が得られますし、浮いたお金を使って家族で外食やレジャーを楽しむこともできます。

この機会に、ぜひ節電に気を使ってみてはいかがでしょうか。

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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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監修者プロフィール

今井 園美アイコン
今井 園美

子どもたちの教育資金に苦労した経験から2010年に2級FP技能士を取得。
得意分野は「住宅ローン」と「家計の見直し」。現在は家づくり学校にて、FP資格を生かした家づくりアドバイザーとしてお客様の住まいづくりをサポートしています。
ムダを省き、整理することが大好きなシンプルリストです。
家づくり学校HP:https://school.stephouse.jp/


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