今回は巾着袋の作り方を紹介。
袋ものは入園・入学で必要なアイテムの一つ。
市販のものを購入しようと思っても、気に入ったデザインや色、サイズがすぐに見つからないことも。
そんなときは手作りがおすすめです。
巾着袋は作るのが難しいイメージですが、ポイントをおさえて進めていけば、簡単に作ることができます。
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ママライタープロフィール
高2の長男を筆頭に3児を子育て中のママです。(※原稿執筆時)
毎日お弁当作りをしているので、時短&簡単レシピに興味があります。
趣味はフルート。もう少し子育てに余裕ができたら、以前習っていたフルートのレッスンを再開したいです。
巾着袋を作る際のポイント
巾着袋を作る際におさえておきたいポイントを説明します。
出し入れしやすいサイズで作る
ぴったりサイズではなく、少し大きめに作りましょう。
せっかく作ったのに物が入らない、巾着が絞れないと大変です。
ひもの太さと入れ口の幅も考えて作らないと、ひもが入らなかったり、絞りにくかったりします。
特に、ひもを左右から引っ張って絞るタイプの場合、ひもが重なっても入るくらい余裕のある幅が必要です。
作業途中にアイロンがけをする
裁断時や次の作業へ移る前に、アイロンがけをしましょう。
布のしわがのびるだけでなく、折り目がきちんとつくことで縫いやすくなり、仕上がりもきれいです。
特に三つ折り部分や縫い代を割るときは、アイロンでしっかりと折り目を付けてください。
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巾着袋の基本の作り方
巾着袋は小物や衣類など、さまざまなものを入れて持ち運べる便利な袋です。
今回は衣類が入る大きさの巾着袋を作ります。
体操着や習いごと用、そして旅行用にも使えるサイズなので、用途別に何個か作っておくのもおすすめですよ。
裏地なしの巾着袋の作り方
1枚の布を折りたたんで作る方法です。
縦長で1枚の布が取れない場合や柄の向きがある布を使う場合は、1cmの縫い代を足した布を2枚裁断し、底の部分を縫ってつなげても作れます。
材料
※できあがりサイズ 縦38cm × 横32cmの巾着を作ります。
- 布 縦83cm× 横34cm 1枚
- ひも 78cm(太さ0.5cm) 2本
縦はひも通し口2.5cmと縫い代1cmを、横は縫い代1cmを加えた長さです。
ひもの長さはお好みで調節してください。
作り方
①布を裁断してジグザグミシンをかける
切れ端がほつれないように、縦側にジグザグミシンをかけます。
横側は三つ折りするので、そのままで大丈夫です。
②折りたたんで両端を縫う
表面が内側になるように折りたたみ、縦側の端より1cmのところを縫います。
その際、入れ口から8cmを縫わずにあけておいてください。(あき口になる部分)
縫い終わったら、縫い代をアイロンで割ります。
あき口部分もしっかりとアイロンがけをして折り目を付けてください。
③両端のあき口を縫う
8cmあけたところのあき口を、コの字に縫います。
あき止まりを縫うときは、ミシンをゆっくりと動かしてください。
④入れ口を縫う
入れ口部分を三つ折りして、端より0.3cmのところをミシンで縫ってください。
⑤裏返してひもを通す
裏返して表側にしたら形を整え、アイロンがけをします。
両端のひも通し口から、ひもを通して結べば完成です。
裏地ありの巾着袋の作り方
2枚の布を重ねて作ると、切れ端の処理が不要です。
材料
※できあがりサイズ 縦38cm × 横32cmの巾着袋を作ります。
- 布 縦78cm × 横34cm 表と裏それぞれ1枚ずつ
- ひも 78cm(太さ0.5cm) 2本(縦と横ともに縫い代1cmを加えた長さです。)
作り方
①布を裁断して中表に合わせて両端を縫う
表と裏の布を裁断したら、表面が内側になるように合わせて横側の端より1cmのところを縫います。
②折りたたむ向きを変えて縦を縫う
中表のままで先ほど縫った両端を中心で合わせて、同じ柄の布同士を重ねてください。
縫い代を割ってアイロンがけをします。
ひも通し口(2cm)と返し口(15cm)をあけて、縦側の端より1cmのところを縫ってください。
(上記画像・青い線の部分)
縫い代を割ってアイロンがけをします。
③返し口を縫う
裏返してアイロンがけをして、返し口を縫って閉じてください。
表布に裏布を入れて形を整え、アイロンがけをします。
④ひも通し口を縫ってひもを通す
袋の入れ口部分(表布と裏布の境目のところ)と、入れ口から2cmのところをミシンで縫います。
アイロンがけをして形を整え、ひもを通して結べば完成です。
持ち手付き巾着袋の作り方
持ち手が付いているとフックにかけたり、手に持って持ち歩けたりと便利です。
裏地なしの持ち手付き巾着袋の作り方
※できあがりサイズ 縦38cm × 横32cmの巾着袋を作ります。
- 布 縦83cm× 横34cm 1枚
- ひも 78cm(太さ0.5cm) 2本
- 持ち手テープ36cm (幅1.5cm)2本
縦はひも通し口2.5cmと縫い代1cmを、横は縫い代1cmを加えた長さです。
持ち手の長さはお好みで変えてください。
作り方
裏地なし巾着袋の作り方①から③の工程まで進めます。
③の工程で両端のあき口を縫ったあと、表地を外側にして横側に持ち手を縫い付けてください。
④の三つ折りして縫う際に、持ち手を折り返して端より0.3cmのところと入れ口の持ち手テープを縫います。(上記画像・青い線の部分)
形を整えアイロンがけをして、ひもを通して結べば完成です。
裏地ありの持ち手付き巾着袋の作り方
今回はフリル口のある、巾着袋を作ります。
材料
※できあがりサイズ 縦38cm × 横32cmの巾着袋を作ります。
- 布 縦78cm × 横34cm 表と裏それぞれ1枚ずつ
- ひも 78cm(太さ0.5cm) 2本
- 持ち手テープ36cm (幅2.5cm)2本
縦と横ともに縫い代1cmを加えた長さです。
作り方
①表布に持ち手を縫い付ける
表と裏の布を裁断したら、表面の横側に持ち手を縫い付けます。
今回は布の中心から5cmのところに(10cm幅になるように)持ち手を付けましたが、持ち手の長さや幅はお好みで調整してください。
②中表に合わせて両端を縫う
表と裏の布の表面が内側になるように合わせて、横側の端より1cmのところを縫います。
③折りたたむ向きを変えて縦を縫う
中表のままで先ほど縫った両端を中心で合わせて、同じ柄の布同士を重ねてください。
縫い代を割ってアイロンがけをします。
ひも通し口(2cm)、フリル幅(1cm)、返し口(15cm)をあけて、縦側(端より1cm)を両端とも縫ってください。
縦側も縫い代を割ってアイロンがけをします。
④返し口を縫う
裏返してアイロンがけをして、返し口を縫って閉じてください。
表布に裏布を入れて形を整え、アイロンがけをします。
⑤ひも通し口とフリル口、袋の入れ口を縫う
袋の入れ口からフリル口(入れ口から1cmのところ)、ひも通し口(入れ口から3cmのところ)を縫います。
形を整えアイロンがけをしたら、ひもを通して結べば完成です。
お弁当袋の作り方
マチのある裏地なしのお弁当袋の作り方です。
材料
※できあがりサイズ 縦18cm × 横25cmのお弁当袋を作ります。
- 布 縦51cm × 横27cm 1枚
- ひも 70cm(太さ0.5cm) 2本
縦の長さは縫い代1cm、ひも通し口2cm、マチ9cmを加えた長さです。
横の長さは両端に縫い代1cmを加えた長さです。
作り方
裏地なしの巾着袋の作り方①から④の工程まで進めてください。
持ち手を付ける場合は、三つ折りする前に24cm(幅1.5cm)の持ち手テープを布の中心からそれぞれ4cm(持ち手と持ち手の間隔が8cm)になるように縫い付けてください。
持ち手の長さや付ける位置はお好みで調整できます。
⑤の工程で裏返す前にマチを作りましょう。
縦を縫ったあと、縫い代を割ってアイロンがけをしたら角を三角に折ります。
縫い代の中心がマチの中心(半分の長さ)と合うように、まち針やクリップで留めてください。
マチをミシンで縫います。(上記画像・青い線の部分)
三角の余分な布をカットし、カットしたところがほつれないようにジグザグミシンをかけます。
表に裏返し、ひもを通して結ベば完成です。
まとめ
巾着袋は基本の作り方を覚えてしまえば、持ち手を付けたりマチを付けたりと用途や好みによってカスタマイズが可能です。
入れ口が大きく開いて出し入れもしやすく、ひもをしばるだけで中身が隠せるため、子どもでも扱いやすいのが魅力。
同じ作り方でも生地の色や柄によっても印象が変わってくるので、好きな組み合わせを楽しみながら作ってみてください。
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