今回は、雑巾の縫い方を紹介します。
雑巾は床や窓などの汚れをさっと掃除できる、便利アイテム。
市販品も多く手軽に購入できますが、使い古しや不要になったタオルを使って簡単に作れます。
子どもが突然「ママ、雑巾ある?」といってきたときでも、あわてずにすみますよ。
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ママライタープロフィール

高2の長男を筆頭に3児を子育て中のママです。(※原稿執筆時)
毎日お弁当作りをしているので、時短&簡単レシピに興味があります。
趣味はフルート。もう少し子育てに余裕ができたら、以前習っていたフルートのレッスンを再開したいです。
雑巾にぴったりな布は?
雑巾に使用する布はどのようなものが適しているのか、詳しく説明します。
素材
雑巾に使用する素材は、綿がおすすめです。
なかでも、パイル生地のフェイスタオルはやわらかく吸収性に優れているため、雑巾にぴったり。
使い古したタオルや、もらった粗品タオルを活用しましょう。
雑巾作りに使用するタオルは色や柄が入っていても作れるため、わざわざ新しいものを購入する必要はありません。
使わないタオルを日頃からストックしておけば、作りたいときにさっと取り出せますよ。
サイズや厚み
フェイスタオルで雑巾を作ると、できあがりサイズは縦20cm×横30cmほどです。
市販の雑巾と同じ大きさで作ることができます。
厚みはフェイスタオルの2枚重ねがおすすめです。
薄すぎないので使いやすく、力を入れずに雑巾を絞れます。
ミシンや手縫いで縫う際も、縫いやすい厚さです。
ただし、子どもに持たせる雑巾を作る場合、園や学校によってはサイズや厚みなどを指定しているところがあるため、作成する前に確認をしてください。
筆者も子どもが学校へ持っていく雑巾は、白の粗品タオルで作るようにしています。
丈夫さ
雑巾を使い続けていると、次第に生地がすり切れてしまうことがあります。
薄い雑巾ほど耐久性は劣るため、丈夫さを重視したいなら、厚手で雑巾を作ると良いでしょう。
絞る力は必要ですが、厚さが増すことで吸水性もアップ。
厚手の雑巾は、フェイスタオル1枚をそのまま折りたたんで作ることができます。
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【手縫い】雑巾の縫い方
手縫いで作る、雑巾の縫い方を紹介します。
今回紹介するのは、1枚のフェイスタオルから2枚の雑巾を作る方法です。
中央に入れるステッチは手縫いでも縫いやすいように、2カ所をまっすぐ縫うようにしました。
使用する糸は雑巾の色と同じ糸を使って縫えば、縫い目がほとんど目立ちません。
材料
- フェイスタオル 1枚
- 縫い針
- 縫い糸
- ハサミ
- クリップもしくはまち針
作り方
①フェイスタオルをカットする
フェイスタオルを半分の大きさにカットし、端の耳部分もカットしてください。
タオルの厚さが均等になり、縫いやすくなります。
ネームタグをつける場合は、この時点で縫っておきます。
もしくは完成後に、ネームシールをアイロンでつけても良いです。
②フェイスタオルを折りたたみ、切れ端を縫う
カットしたフェイスタオルの切れ端同士を、中表で合わせて半分に折りたたみます。
切れ端部分を2本取りの糸で、なみ縫いしてください。
ループをつける場合は、切れ端を縫う際に、ループをあいだに挟んで一緒に縫いましょう。
③裏返して四辺を縫う
縫った切れ端が内側にくるように裏返して形を整え、上記画像の番号順になみ縫いをしていけば完成です。
縫いやすい厚みなので、サクサク縫っていけば、すぐに仕上がります。
厚めの雑巾を作りたい場合は、フェイスタオルの端をカットしたあと、両端を中心に向かってまんなかで折りたたみ、さらに半分に折って同じように、なみ縫いをしてください。
先ほどよりも倍の厚さなので縫いにくく、なかなかスムーズに縫えないかもしれません。
あわてず、ひと針ずつゆっくりと進めていきましょう。
【ミシン縫い】雑巾の縫い方
ミシンを使うと、手縫いよりも早くできあがります。
こちらは中央のステッチ部分をバッテンで縫いますが、少し中心がずれてしまっても気にしなくて大丈夫です。
材料
- フェイスタオル 1枚
- ミシン
- ミシン糸
- ハサミ
- クリップもしくはまち針
作り方
①フェイスタオルをカットする
フェイスタオルを半分の大きさにカットし、端の耳部分もカットしてください。
②タオルを折りたたみ、切れ端を縫う
カットしたフェイスタオルの切れ端同士を、中表で合わせて半分に折りたたみます。
切れ端部分をミシンで縫ってください。(手縫いの手順②と同じ)
③裏返して四辺を縫う
縫った切れ端が内側にくるように裏返して形を整え、上記画像の番号順にミシンで縫っていけば完成です。
画像の番号③と⑥は見やすいようにずらして線を入れていますが、実際は上から重なるように縫ってください。
この順番で縫うことで、途中でミシンを止めて針の位置を変えたりせずに、一気に縫い進めることができます。
今回は、まっすぐとバッテンのステッチを入れましたが、十字やV字で縫ったりと自由に変えて大丈夫です。
同じ色の糸は縫い目が目立たないですが、色を変えて縫うことで、味わいのある雑巾が仕上がります。
特に、手縫いするなら、タオルの色と違う色の糸で縫ってアレンジすると、模様みたいになっておもしろいですよ。
雑巾のお手入れ方法
雑巾を使ったら、なるべく早めに汚れを落として洗ったあと、よく絞って乾かしましょう。
ここでは、普段のお手入れ方法を紹介します。
縫い目がほつれてしまった場合
雑巾を使っていくうちに、糸がきれて縫い目がほつれることがあります。
手縫いの場合、ほつれ部分の左右2cmほどのところから、縫い目の上から重ねるようにして、ほつれたところを縫ってください。
縫い始めと縫い終わりは何針か返し縫いをして補強します。
もしくは、ほつれた糸の端を玉どめしたあと、ほつれた部分を縫ってください。
ミシンの場合も手縫いと同様、ほつれ部分の左右2cmほどのところから縫い始め、最初と最後は返し縫いをします。
雑巾が縮んでしまった場合
フェイスタオルに使われている綿素材は、水で洗うと多少縮む性質がありますが、少しくらい縮んでしまっても問題なく使えます。
また、綿素材は乾燥機に入れると縮みやすいため、なるべく使用は避けてください。
雑巾が縮んでしまった場合は、洗って絞ったあと引っ張りながら広げて、形を整えてから干しましょう。
その他、柔軟剤を溶かした水につけおきしておくと、からまった繊維がほぐれて縮みが軽減される効果が期待できるようです。
ニオイ対策
汚れた雑巾をぬれたまま放置しておくと、雑菌が繁殖してニオイの原因になります。
使用後はすぐに洗って水気を切り、風通しの良いところに吊るして干しましょう。
ニオイが取れない場合は、つけおき洗いがおすすめです。
ぬるま湯に酸素系漂白剤または重曹を入れたバケツに雑巾をつけおきしたあと、水洗いをしてよく乾かしてください。
どうしてもニオイが取れない場合は、思いきって処分しましょう。
まとめ
雑巾は使い古したタオルと針と糸さえあれば、簡単に手作りできます。
また、タオルを再利用できるため、お財布にやさしくエコな点も魅力的です。
縫い目が曲がっても目立ちにくく、お裁縫初心者でもあっというまに完成しますよ。
さっそく、雑巾作りにチャレンジしてみませんか。
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