さまざまなメディアやSNSにおいて賛否両論ある、子ども用ハーネス。
「よく動く子どもが心配だから安全のために使ってみたいけど、知らない人からいきなり何か言われたら……」と迷っているママもいるのではないでしょうか。
しかし、最も大切なのは子どもを守ることです。
そこで今回は、子ども用ハーネスの正しい使い方やメリット、反対や批判の声はどうしてあがるのかをご紹介します。
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子ども用ハーネスとは?いつなぜ使う?
子ども用のハーネスとはどういうものでしょうか?
使うタイミングや理由、いつから使われているのかなどについてご紹介します。
子ども用ハーネスとは?
子どもが身に付けるベストやリュックに紐がついているアイテムです。
子どもと一緒に大人が紐を持つことで、道路への飛び出しや迷子を防ぎます。
ベビーハーネス、または迷子紐や子ども用リードなどと呼ばれることもあります。
昨今は紐の部分を腕に巻きつけるリストバンドタイプのものや、紐ではなく大きな輪になっているもの、ぬいぐるみ型など多種多様の子ども用ハーネスが販売されています。
またSNSでは、子どもが大好きなリュックに自作の紐を取り付けている様子も見られました。
子ども好みのデザインや大人が使いやすい機能性の高いものが増え、需要の高さがうかがえます。
何歳頃使う?なぜ使う?
子ども用ハーネスを使う時期は、一人で上手に歩き始める1歳半頃から3歳頃まで。
親の手を離してしまったり、急に走り出すこともある幼児の安全を考えた製品です。
下の子や上の子がいてすぐには走れない場合などにも、よく使われています。
特に、イヤイヤ期でもある2〜3歳頃は言い聞かせが難しく、じっとしていられないことも少なくありません。
「手をつなげれば望ましいけれど、性格や特性などによって難しい場合の命綱」として、子ども用ハーネスは使われているのです。
いつから使われているもの?
海外では、古くから子ども用ハーネスが使われてきた記録もあるようです。
ヨチヨチ歩きの子どもが安定して歩けるように、服に縫い付けられたひも状のものが使用されていたといわれています。
貴族の家族が描かれた絵画でもその様子が描かれていたことから、上流階級でも広く受け入れられていたと考えられています。
アメリカやイギリスなどの国でも子どもの誘拐を防ぐために、かなり前から使用されている、歴史のあるアイテムです。
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かわいそう?反対や批判の声はなぜある?
安全のために使われる子ども用ハーネスですが、実際に使うことについては反対や批判の声も挙がっています。
海外でも良くない反応は若干見られていましたが、日本でも普及してきた2015年頃から「ペットみたいでかわいそう」「混雑している道路では邪魔」などといわれてきました。
このような反応から、使うのはやめておこうと考える方もいるでしょう。
ただし、反対意見を述べているのは主に「子育て中の当事者ではない人」というケースが少なくありません。
子ども用ハーネスをつけられた子どもを見かけた際の印象や感想をSNSでつぶやいている程度ということもあるのではないでしょうか。
子ども用ハーネスの正しい使い方
親子ともにメリットのある子ども用ハーネスですが、使い方によっては子どもを危険にさらしてしまいます。
正しい使い方のポイントや間違った例などをご紹介します。
安全に使って、子どもを危険から守りたいですね。
使い方のポイントは?
基本的には、子ども用ハーネスを使っている間でも子どもと手をつなぎましょう。
子ども用ハーネスは「使っていれば手をつながなくても良い」というものではなく、急に手を離してしまった場合などに子どもを守るためのものです。
紐の輪の部分に自分の腕を通すか腰などに付けて、ハーネスで子どもの動きをコントロールしないこともポイント。
いざという時にハーネスが抜けてしまわないよう事前にチェックしておき、人が多く混雑している場所では短めに持ちましょう。
他の人を巻き込んでしまうなど思わぬケガや事故につながらないように、安全を確認しながら使いたいものです。
間違った使い方とは?
子どもの様子を見ることなくハーネスで子どもを動かそうとする使い方は、正しくありません。
常に引っ張って使うものではないので、「ハーネス部分だけを持って引きずる」、「子どもが転んでも手を使わずにハーネスで引っ張って起こす」のも、避けましょう。
ハーネスは、もしものときの保険に過ぎません。
間違った使い方によってイメージが悪くなるだけでなく、子どもを締め付けるなどの危険にさらしてしまうこともあります。
「子どもを守るのは、そばにいる大人」であることを常に留意した上で、子ども用ハーネスを使いましょう。
メリットはいっぱい!
子ども用ハーネスは安全に使うことで、多くのメリットを得られますよ。
親が急に動けない場合でも、道路への飛び出しや自転車やペットとの接触事故、迷子などを防げます。
発達に特性があり、興味がある方向へすぐ走り出してしまう子どもには、まさに命綱といえるでしょう。
子どもが抱っこやベビーカーに乗るのを嫌がる場合でも、安全性を高めた上で歩かせることができるので、親の不安をかなり軽減できます。
親だけでなく子どもの周囲にいる人にも、「お店の商品に触れられずに済む」、「車の運転中に飛び出してくる心配がない」など、安心につながるでしょう。
まとめ:かわいいデザインもたくさん
日本でも普及しつつある子ども用ハーネスですが、理解のない人から心ない言葉をかけられることもあるかもしれません。
しかし、批判されるのはハーネスだけではないので、気にせずに命を守ることを優先したほうが良いでしょう。
現在はリュック型やぬいぐるみ型など、「こんなハーネスならつけて歩いてもかわいい」と思えるようなハーネスも揃っているので、ぜひ探してみてくださいね。
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