子どものしつけに悩む方は珍しくありません。
しつけに唯一絶対の正解はなく、だからこそさまざまなしつけが紹介され、時代に応じて主流の考え方も変化し、ときにはブームに近い状態になる場合もあります。
しつけは、子ども1人ずつに合せた形でおこなうのが理想ですが、抑えるべきポイントや注意点もあります。
今回は、年齢別に子どものしつけのポイントや注意点を解説するので、参考にしてください。
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子どものしつけとは?

はじめに、子どものしつけの概要や必要性、具体的な内容を紹介します。
子どもには適切なしつけが必要ですが、なぜそのしつけが必要なのかはあまり考えずにしてしまう場合もあるでしょう。
しつけの理由も考えると、どうすればいいのかがわかりやすくなります。
子どものしつけとは?
しつけ(躾・仕付けまたは仕付)は礼儀・作法を教えることです。
私たちは、何も教えられなくても食事の摂り方や歩き方、眠り方は知っています。
しかし、集団で生活するうえで必要なルールや規律、他人に不快感を与えない行儀作法や礼儀作法は、誰かに教えてもらわなければなりません。
それが、しつけです。
しつけが、人間だけでなく飼い猫や飼い犬をはじめとする人と暮す動物全般に必要なのは、お互いに気持ちよく一緒に暮すためです。
また、2020年2月に厚生労働省が発表した「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」のガイドラインによると、「しつけとは、子ども自身を伸ばし、社会において自律できるよう、子どもをサポートする行為」と記されています。
つまり、子どもが将来社会に出て困らないように必要な知識や行儀、礼儀作法を身につけさせるのがしつけ、といえます。
参考:厚生労働省|体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~
具体的にどんなこと?しつけの内容は?
しつけは、基本的に子どもが社会に出て困らないように常識や作法を身につけさせることです。
したがって、食事の作法、トイレの使い方といった基本的なことから始まって、あいさつや人との接し方、乗り物の乗り方など多岐にわたります。
何も知らない状態から、これらを一つひとつ教えていくのは大変です。
しかし、これができるのは親をはじめとする子どもに身近な人間だけなので、時間をかけて根気強くおこないましょう。
適切にしつけできれば、子どもが社会で生活しやすくなります。
子どもへのしつけの方法は?
子どものしつけは、親が見本となることも重要です。
いくら親が口で「ああしなさい、こうしなさい」といっても、親が実践して見せなければ効果は薄いでしょう。
子どもが自分で動けるようになり、ある程度分別が必要になったら親も一度は自分の生活習慣や行儀作法を振り返ってみると良いですね。
また、子どもと一緒に自分の礼儀作法やマナーもブラッシュアップしていくと、子どもと一緒に成長していけます。
無理をする必要はありませんが、常に子どもが見ていることを意識しましょう。
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子どものしつけは何歳から?年齢別や項目別のポイント

子どものしつけは、早すぎても遅すぎてもよくありません。
ここでは、子どものしつけを何歳からスタートすればいいのか、目安を解説します。
なお、しつけは社会性が発達する3~4歳頃から本格的に始めれば良いといわれていますが、そのときになっていきなり始めるのではなく、0歳からしつけの準備をしておくことが大切です。
【0〜3歳】しつけのポイント
0歳から3歳までの子どもは、まだなかなか自分の行動をコントロールできません。
快・不快を現わすために、ところかまわず泣いたり騒いだりします。
しかし、この時期でも早寝早起き、食事やおやつ、お風呂や歯磨きなどを、毎日同じ時間に繰り返して習慣付けることは重要です。
少しずつ、子どもは毎日の生活習慣を覚えていきます。
また、自分の気持ちを言葉にするような声かけをしていくといいでしょう。
泣いていたら、「何がしたいの?」と聞いてあげるといいですね。
また、親が規則正しい生活をするお手本を見せると、子どもも自然と真似します。
【3〜6歳】しつけのポイント
イヤイヤ期を抜けた3歳後半から4歳頃になると、子どもも分別がついてきます。
多くの子どもが保育園や幼稚園に通い出す頃には、社会性も身に付いてくるでしょう。
この頃から、簡単なルールや約束ごとを守れるようになります。
コミュニケーション力も発達してくるので、しつけを始めるには最適な時期です。
お手本を見せながら、毎日の挨拶やありがとう、ごめんなさいなどが言えるように、根気良く伝えていきましょう。
大切なのは、うまくいかなくても過剰に叱りつけないことです。
最初からうまくできる子どもはなかなかいません。
何度もくり返し、習慣付けることが重要です。
【7歳以上】しつけのポイント
7歳以上になると、言葉での指示がかなり通じるようになります。
その一方で、遊びや興味のあることに対して夢中になってしまいがちのため、同じことを何度繰り返しても左から右、というときも珍しくありません。
特に、小学校低学年までは「親の言うことをちっとも聞いていない」とため息をこぼしている親も多いでしょう。
この時期は、習慣付けが大切です。
面倒ですが、何度も同じことをくり返して体に覚えさせていきましょう。
また、安全面や時間面では課題も多いので、入浴、歯磨き、おやつなども、親が注意を払うことが大切です。
子どものしつけの注意点

行儀の良い子どもは親も褒められます。
反対に、子どもの行儀が悪いと親が責められるケースも珍しくありません。
昨今は、行儀の悪い子どもがSNSで話題になることもあり、しつけに一生懸命になる親も多いでしょう。
しかし、しつけがいきすぎると虐待になります。
ここでは、しつけの注意点を解説します。
体罰(暴力)としつけは何が違う?
今の親世代が子どもの時分は、体罰もしつけの一種として容認されていました。
しかし、昨今ではしつけの名の下に体罰をすれば、子どもが萎縮して余計に失敗が多くなる場合もあることもはっきりしています。
暴力には依存性がありエスカレートしがち。
親からの暴力で子どもがケガをしたり命の危険が生じたりするケースが多発し、問題になる事件が相次いだこともあり、体罰は、2019年6月の法改正で明確に禁止されました。
子どもの身体に、何らかの苦痛を引き起こしたり、不快感を意図的にもたらしたりする行為は、どのようなに軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止されています。
叩く、蹴るといった身体的な暴力以外でも、人格を否定するような暴言も体罰ですので、おこなってはいけません。
否定や命令ではなく褒める声かけを
子どもをしつけていると、どうしても「~してはいけない」「~しなさい」といった否定や命令の言葉を使いがちです。
もちろん、そのような言葉が必要なときもあるでしょう。
しかし、年がら年中そればかりだと、子どもはだんだん親と話すのも苦手になってしまいます。
また、何かして失敗したらすぐに怒られると学習してしまうと、子どもの積極性が失われてしまいます。
親が余裕のあるときは、できなかったことを叱るのではなく、できたことを褒めましょう。
褒めれば、子どもは積極性とともにやる気も出てきます。
また、強く叱ったあとはフォローもしましょう。
そうすれば、いつか子どもはわかってくれます。
危険なことをした場合は理由も伝えて
危険なことをした場合は、強く叱ることが必要な場合もあります。
何が危険で何をしてはいけないのか長々と理由を説明しても、理解できないこともあるでしょう。
危険な目に合いそうな行動をしたら強く然り、そのあとに叱った理由を説明するほうが良いこともあります。
親が怒ったり悲しんだりする姿を見ることで、やってはいけないことだと理解するケースもあるでしょう。
特に、火遊び、危険な場所に入る、道路に飛び出す、人に危害を加えるなどの行動は、その都度注意し、危険なことややってはいけないことをわかってもらうようにできると良いですね。
まとめ:愛情深く、根気強く伝えよう
子どものしつけはとても大変です。
手間も時間もかかり、ときには叱った側が悪者にならなければなりません。
だからこそ、親しかできない場合も多いのです。
一朝一夕でしつけることは誰にもできませんが、だからこそやりがいがあるともいえるでしょう。
また、片方の親にだけしつけを押しつけず、両親や周囲も協力することが大切です。
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