コロナ禍をきっかけに運動の機会が減った上、ゲームやスマホなどのスクリーンタイムが増えたことから、子どもの運動不足が懸念されています。
お子さんの運動時間が少ないことを心配されるご家庭も多いのではないでしょうか。
最近の子ども達は一週間にどのくらい運動をしているのでしょうか。
どんなことで体を動かしているのでしょうか。
今回、ママソレ編集部では未就学児〜高校生の子どもを持つ保護者300人を対象に「子どもの運動時間や運動習慣」についてアンケート調査を行いました。
その結果についてご紹介します。
【調査概要】
調査期間:2023年10月19日〜10月24日
調査機関:ママソレ編集部
調査対象:未就学児~高校生の子どもを持つ親
有効回答数:300人
調査方法(集計方法、算出方法):インターネットによる任意回答
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子どもの一週間あたりの運動時間は?
まずは、「子どもの一週間あたりの運動時間」について調査したところ、「2時間未満」が最も多く、23.0%という結果でした。
続いて「1時間未満」が19.0%、一週間運動を「全くしない」という回答も7.0%ありました。
一方、運動時間が「7時間以上」という回答は13.7%ありました。
性別ごとの運動時間の違い
次に、性別ごとの運動時間の違いについて見てみると、全体的に男の子よりも女の子の方が運動時間が少ない結果となりました。
男の子では、「5時間未満」が最も多く18.8%、続いて「3時間未満」と「7時間以上」が17.5%で2番目に多くなりました。
女の子は、「2時間未満」が最も多く32.9%、「7時間以上」は9.3%に留まりました。
年齢ごとの運動時間の違い
続いて、年齢別に運動時間を調査したところ、小学校中学年までは「2時間未満」が過半数以上を占めていました。
未就学児から小学校高学年の間は運動時間にバラつきがあるものの、中学生では「7時間以上」が32.5%、高校生では30.8%と最も多く、中高生はよく体を動かしていることが分かります。
一方、高校生では「全く運動をしない」が26.9%と2番目に多いのも特徴的な結果となりました。
スポーツ系の習い事、部活の有無による運動時間の違い
次に、スポーツ系の習い事や部活動をしているかどうかで、一週間の運動時間にどの程度の差があるかを調査しました。
習い事や部活動をしていないお子さんでは「1時間未満」が最も多く33.8%だったのに対し、習い事や部活動をしているお子さんでは「7時間以上」が最も多く23.7%という結果となりました。
スポーツ系の習い事や部活をしているかどうかで、一週間の運動時間に明白な違いがあることが分かりました。
子どもは普段何をして体を動かしている?
続いて、お子さんが普段どんな遊びをしているかについて調査しました。
男の子の回答としては、全年齢を通じて「野球やサッカーなどのスポーツ」が多く、次に「自転車、キックボードやスケートボード」が多い結果となりました。
小学校高学年までは、「おにごっこや缶蹴り」が比較的多いのに対し、中学生・高校生では0%であることが分かりました。
また、中学生、高校生では「体育館など室内でできるスポーツ」が増加傾向でした。
【その他の回答】
- 公園の遊具や広場で遊ぶ。(未就学児の保護者)
- 縄跳びや家の周りを走る。(小学校低学年の保護者)
- テレビの音楽に合わせてダンス。(小学校低学年の保護者)
- 食材の買い出しの付き添い。荷物持ち。(高校生の保護者)
女の子の回答としては全年齢を通じて「自転車、キックボードやスケートボード」が多い結果となりました。
「おにごっこや缶蹴り」は小学校高学年までは人気で、全年齢を通じて「体育館など室内でできるスポーツ」や「水遊び」「雪遊び」も一定の回答を得る結果となりました。
【その他の回答】
- すべり台やジャングルジム、ブランコなどの遊具。(小学校低学年の保護者)
- 縄跳びやフラフープ、公園でボール遊びやバトミントンなど。(小学校低学年の保護者)
- ストレッチや柔軟運動。(中学生の保護者)
- 動画を見ながら痩せると言われているトレーニングをする。(高校生の保護者)
子どもの運動習慣は大切?
98%以上のパパママが「大切だと思う」と回答
子どもに運動習慣をつけることは大切だと思うかという問いについては、98%以上の保護者の方が「大切だと思う」と回答しました。
なぜ運動習慣をつけることが大切なのか?
子どもの運動習慣をつけることがなぜ大切だと思うかの問いについては、「体力がつくから」が最も多く、続いて「筋力がつくから」が多くなりました。
この2つの回答がお子さんのどの年齢でも約5割を占める結果となりました。
また、「肥満防止になるから」や「精神的に強くなるから」の回答がどの年齢でも1割ほどありました。
【その他の回答】
- 免疫力が上がるから。(未就学児の保護者)
- 体力を発散することができるから。(小学校低学年の保護者)
- 良い気分転換になるから。(高校生の保護者)
子どもは運動不足だと思う?
子どもは運動不足だと思うかの問いについては、「運動不足だと感じる」方と「運動不足だとは感じない」方がちょうど5割ずつに分かれました。
週の運動時間が多い子どもの保護者ほど「運動不足とは感じない」
一週間の運動時間別に子どもが運動不足と感じるかどうかについての調査では、運動時間が増えるにつれ、運動不足と感じる保護者の方は少なくなっています。
一週間の運動時間が2時間を超えると5割以上の方が運動不足には感じておらず、7時間以上のお子さんでは約9割の保護者が運動不足には感じていないと回答しています。
子どもの年齢があがるほど、「運動不足に感じる」割合が若干増加
年齢別に運動不足に感じるかどうかについて調査したところ、若干ですが年齢が上がるにつれ「運動不足だと感じる」保護者の方が増加していました。
運動不足になる原因は?
子どもが運動不足になっている原因で最も多かった回答は「室内での娯楽が充実している」でした。
次に「子どもが運動を好まない」という回答も多く見られました。
昔に比べ、ゲームなどの室内での遊びが豊富なことが運動不足の原因ということが垣間見られる結果となりました。
【その他の回答】
- 親が積極的に外に出さないから。(未就学児の保護者)
- コロナを含め、感染症が多くて外出が不安だから。(小学校低学年の保護者)
- 不登校気味で体育の授業を受けていない為。(小学校低学年の保護者)
- 田舎なので常に車移動で、スクールバス通学のため、歩く機会がない。(小学校低学年の保護者)
運動不足になることで、子どもにどんな悪影響があるか?
運動不足になることで、子どもにどんな悪影響があるかについては、「体力が低下する」との回答が最も多く、「ストレスを発散できなくなる」「肥満のリスクが高まる」という回答も多い結果となりました。
また、「悪影響はない」と回答した保護者の方は0票でしたので、全ての保護者の方が運動不足が子どもに何かしらの悪影響があると思っていることが分かりました。
子どもの運動不足解消のために取り組んでいること
子どもの運動不足解消のために取り組んでいることとしては、子どもが小学校のうちは「公園や外遊びの機会を増やす」が多いですが、高校生になるにつれて「ストレッチや体操の習慣を作る」が増加しています。
また、高校生では「取り組んでいることがない」が最も多い結果となり、年齢が上がるにつれ親が子どもの運動不足解消のために手助けをすることは難しいことが分かります。
【その他の回答】
- 週3回ほど、夜に2人で30分〜1時間のウォーキングをしています。(小学校中学年の保護者)
- 週に2日、一緒にサイクリングやジョギングをする約束をしている。(小学校高学年の保護者)
- 移動に自転車を利用する。(中学生の保護者)
- 犬の散歩を兼ねてウォーキングさせてます。(中学生の保護者)
まとめ
子どもの運動習慣や運動時間についてのアンケート結果をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
100%に近い保護者の方が「運動習慣をつけることは大切」と思われており、子どもが運動不足と感じている保護者の方は5割に上りました。
また子どもの運動不足解消のために保護者の方が取り組みを行っていることも分かり、各家庭でお子さんに運動習慣をつけようと努力されていることがうかがえる結果となりました。
ぜひ、このアンケート結果をお子さんの運動時間や運動習慣の参考にしていただけると幸いです。
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(出典記載例)
出典:【2023年最新】子どもの週の運動時間は?運動不足は気になる?パパママ300人に子どもの運動習慣についてアンケート!
https://mama.chintaistyle.jp/article/survey-2023-child-undo-jikan/(当記事URL)
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