赤ちゃんを連れて遠出する際、ベビーカーは欠かせません。
「飛行機は機内にベビーカーは持ち込めないけれど、新幹線はどうなのか?」と不安に思う方もいるでしょう。
今回は、新幹線にベビーカーを持って乗車できるかどうか、乗車する場合の料金や席選び、収納場所などを注意点とともに解説します。
帰省や旅行、出張や通院などで赤ちゃんを連れて新幹線に乗る予定がある方は、参考にしてください。
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新幹線にベビーカーは可能?
はじめに、新幹線のなかにベビーカーを持ち込めるのか、持ち込めた場合の置き場所はどうすれば良いのかを紹介します。
新幹線は、旅行や帰省などによく使う交通手段です。
赤ちゃんを連れて新幹線に乗る前に、車内でベビーカーをどのように扱えばいいのか知っておけば、いざというときに役立ちます。
新幹線にベビーカーは持ち込み可能?料金は?
新幹線のどの席でもベビーカーは持ち込め、追加料金もかかりません。
ただし、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま、通路に置いてはおけません。
新幹線の車内ではベビーカーはたたみ、赤ちゃんは膝の上に乗せて乗車してください。
折り畳んだベビーカーは自分の前など、他の乗客の邪魔にならないところに置きましょう。
新幹線は赤ちゃんはいつから乗れる?料金は?
赤ちゃんは、生まれてすぐでも新幹線に乗車できます。
飛行機のように制限はありません。
基本的にJR各社は5歳までは親の膝に乗せれば、料金は無料の設定です。
子ども料金は大人の半額で、小学校に入学したあとの6~12歳までとなっています。
ただし、子どもが複数いる場合は乗車券を支払った大人1人に対し、未就学児2名までが無料です。
3人以上は1人分の子ども料金がかかります。
例えば、夫婦2人で新幹線に乗車した場合、未就学児4名までが無料で乗車可能です。
なお、赤ちゃんや未就学児でも座席を1席使う場合は子ども料金が必要です。
大きくなって、活発に動き回るならば子ども料金を支払って1席確保したほうがストレスなく乗車できる場合もあるでしょう。
新幹線のベビーカー置き場は?足元?どこに置く?
新幹線に乗車したら、ベビーカーは畳んで座席上にある荷物棚に乗せるのが基本です。
荷物棚は、奥行き40〜45cm、高さ30〜35cmなので畳んだベビーカーならば入ります。
ただし、ベビーカーの車輪は汚れている場合もあるので、そのまま荷物棚に乗せると周囲の方に迷惑がかかる場合もあるので注意が必要です。
また、A型ベビーカーなど重量があるベビーカーは、荷物棚まで持ち上げるのが大変な場合もあります。
そのような場合は、畳んで足元に置いておくか、多少は狭くなりますが座っている座席の前に立てておいておきましょう。
通路やデッキなどの共用スペースにベビーカーを置いてはいけません。
通行する方の邪魔になるほか、いざというときに妨げになってしまいます。
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新幹線にベビーカーを持ち込むならおすすめの席は?自由席は?
新幹線には自由席・指定席・グリーン車の3種類があります。
自由席は値段が安く、融通もききやすいので魅力的です。
しかし、お盆や年末年始、連休などの繁忙期は混みあって座席が確保できない場合もあります。
また、ベビーカーを隣の席の前に置いたり無料で乗車した赤ちゃんを空いた座席に座らせたりしてはいけません。
可能な限り指定席を予約しましょう。
ここでは、指定席の座席選びで迷いがちな方のために、おすすめの座席を紹介します。
特大荷物スペース付きの最後部座席がおすすめ
ベビーカーを持って新幹線に乗る場合、最もおすすめなのが特大荷物スペース付きの最後部座席です。
この座席ならば、大型ベビーカーで乗車しても安心ですし、追加料金はかかりません。
東海道・山陽・九州・西九州新幹線のすべての車両に設置されており、予約の際に「特大荷物スペースつき座席」を指定しましょう。
赤ちゃんがぐずったときもすぐにデッキへ出れるので、便利です。
ただし、この座席は数が限られており、特に繁忙期はすぐに席が埋まってしまうので早めの予約が必須です。
もし、この座席が確保できない場合は「特大荷物コーナーつき座席」を予約する方法もあります。
この座席はデッキに設置された特大荷物コーナーに荷物を預けられる座席です。
車両の最前部座席を予約するのもおすすめ
車両の最前部座席は座席前が少し広くなっています。
この席ならば、折り畳んだベビーカーを置きやすいので、特大荷物スペースつき座席が取れなかった場合はおすすめです。
特に、ベビーベッド付きのトイレや多目的室、広いデッキに近い車両の場所は乗り降りもしやすく、赤ちゃんがぐずってもすぐに対処できます。
ただし、ここも予約が埋まりやすいので、早めにチケットを確保しておきましょう。
7・11号車など多目的室や広いデッキの近くがおすすめ
東海道新幹線をはじめ、多くの新幹線には7号車か11号車に多目的室を設置しています。
身体が不自由な方の利用が最優先ですが、空いている場合は赤ちゃんの授乳やおむつ替えなどに利用できます。
赤ちゃんがぐずってなかなか落ち着かない場合は、車内を巡回している車掌さんに多目的室が開いているか尋ねてみましょう。
席を予約する場合も7号車や11号車付近がおすすめです。
なお、7号車や11号車付近はデッキも広く取ってあり、おむつ替えスペースがあるトイレなども設置されているので、赤ちゃんのお世話もしやすいでしょう。
ちなみに、おむつ替えスペースがあるトイレが設置されている車両は7・11号車の他にもあるので、乗車する新幹線の車両を確認してみてください。
新幹線のベビーカー乗車時の注意点や持ち物
最後に、新幹線にベビーカーを持って乗車する場合の注意点や、おすすめの持ち物を紹介します。
はじめて新幹線に赤ちゃん連れで乗る場合、何かと戸惑いがちです。
この項を参考に準備を整えてみてください。
ベビーカー乗車時の注意点
赤ちゃんを抱っこ紐に入れてからベビーカーを折り畳んで収納したり運んだりするのは、とても大変です。
繁忙期は新幹線ホームも込み合うので、乗車準備をするスペースを確保するのも難しい可能性もあります。
ベビーカーは可能な限りコンパクトなものにしておき、大人2人以上に赤ちゃん1人、の割合で乗車するのがおすすめです。
子どもが複数いる場合は、大人が子どもを1人ずつ面倒を見る体制を整えておくのが理想です。
ある程度大きくなった子どもでも、新幹線に乗るときはとまどったりはしゃいだりして目が離せません。
荷物が多い場合や大人1人で赤ちゃんを連れて移動する場合は、ベビーカーを現地でレンタルするなど、荷物を減らす工夫をしましょう。
宅配便なども活用してください。
新幹線におすすめの持ち物
新幹線に赤ちゃん連れでベビーカーを持って乗る場合、おむつやミルクはもちろんのこと、以下のようなものを持っていくと便利です。
- 音の出ないおもちゃや遊べる絵本
- おやつや飲み物
- ウェットティッシュ
- ハンドタオル数枚
- ゴミ袋
- 授乳ケープ
また、赤ちゃんを主に世話する方は、すぐに席を立てるように動きやすい格好をしましょう。
女性ならばパンツスタイルがおすすめです。
まとめ:スムーズに移動できますように
赤ちゃん連れの移動は、ベビーカーがあってもなくても大変です。
昨今の新幹線はバリアフリー化が進んで、利用しやすくなりました。
それでも、駅同士の間隔の長い新幹線での移動は何かと大変です。
特に、初めて新幹線を赤ちゃん連れで利用する場合、おむつ替えができるトイレの位置や、駅のベビールームの場所などを事前に調べておきましょう。
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