子どもが小学校中学年になると気になる方も増えてくる中学受験。
「子どもが希望しているから」「子どもの将来を考えて入学させたい中学校があるから」など、中学受験に臨む理由はさまざまですが、いずれにしても受験当日に向けて勉強を進めていくためのスケジュール管理が欠かせません。
中学受験は塾だけでなく、家庭での勉強も重要です。
そこでこの記事では、中学受験のスケジュール管理の目的やポイントを解説します。
家庭でも効率よく受験勉強ができるようにスケジュール管理をおこなって、しっかりサポートしてあげましょう。
スケジュール管理の目的

スケジュール管理をしっかりおこなっていると、中学受験に必要な「勉強習慣」と「自信」を早い段階から身につけられます。
勉強習慣を身につける
1日のなかで勉強する時間を決めてスケジュールどおりに勉強していると、時間がきたら自主的に勉強する習慣が身につきます。
勉強を習慣にするためには、「時間が空いたから」など漠然と勉強するのではなく、決めた時間内に決めた勉強に取り組むことが大切です。
また、スケジュール管理をしていると、忙しい毎日のなかでも勉強時間を確保できます。
自信を積み重ねる
1日でも1週間でも、決められたスケジュールどおり勉強ができると自信がつき、モチベーションも上がります。
勉強した結果が良い成績に結びつけばなおさらです。
大人でも、ちょっとした目標が達成できたらモチベーションが上がりますよね。
この日々の小さな自信や成功体験を積み重ねて受験に臨めば、受験当日の不安も減らせるでしょう。
効率よく勉強できるスケジュール管理のポイント

スケジュール管理といっても、具体的に何を意識してスケジュールを組めば良いのか迷いますよね。
中学受験のスケジュール管理には、6つのポイントがあります。
親子で一緒にスケジュールを立てる
中学受験をする自覚を持ってもらうためにも、子どもにスケジュールを立てさせようと考える方もいるかもしれません。
しかし、子どもが自分だけでスケジュールを立てるのは難しいもの。
かといって親だけで決めてしまうと、子どもは与えられたものを「やらされている」感覚になってしまいます。
そこで、中学受験のスケジュールは親子で一緒に立てることが大切です。
親と話し合いながら自分で決めたスケジュールなら「自分で考えたから」と受け入れられますし、予定どおり取り組めたときの達成感も得られます。
休憩時間・予備の時間も組み込む
長時間にわたり勉強を続けていると、徐々に集中力が落ちていきます。
中学受験に臨むとはいえ、小学生はまだまだ子どもです。
無理やり長時間勉強を続けさせるよりも、休憩やリフレッシュできる時間もあらかじめ組み込んでおきましょう。
休憩時間はゲームやテレビなど、好きなことをして良い時間にすると効果的です。
また、なかにはスケジュールどおり勉強に取り組めない日があってもおかしくありません。
予定どおり進まないことも想定して、遅れを取り戻すために予備の時間も作っておきましょう。
スケジュールを家族で共有する
中学受験は長期戦です。
子どもに「見守っているよ」「一緒にがんばろうね」などの気持ちが伝わるよう、家族でスケジュールを共有してサポートしていくことも大切です。
例えば、誰でも見られるようにスケジュールをリビングに貼っておけば、家族みんながその日やるべきことがわかるので、声がけもしやすくなります。
達成できたらチェックマークを入れたり、シールを貼ったりするなど、進捗管理も兼ねたスケジュール管理をすれば、家族もより関心を持って応援しやすくなるはずです。
1~2週間に一度は復習の時間も作る
新しく覚えたことは、時間が経つと忘れてしまいます。
覚えたことを定着させるためにも、1~2週間ごとに、塾の宿題や復習テストを解き直すことで、確実に解ける問題を増やしていきましょう。
特に、算数は一ヵ所つまずいてしまうと、その先の単元にも影響します。
苦手なところを見つけたら、早めに対処して解けるようにしておかなければなりません。
定期的に復習をしておけば、解ける問題が少しずつ増えていきます。
定期的に振り返りと見直しをする
中学受験のスケジュール管理は、一度決めたことを最後まで続ければ良いわけではありません。
いくらスケジュールどおり進められても、成果が出なければ意味がありませんよね。
そこで、スケジュールどおりに勉強を進めた結果、どのような成果があったのかを定期的に振り返ります。
週末ごとやテスト後など、キリの良いタイミングでこれまでの勉強を振り返りましょう。
思うような成果が出ていないなど、必要があればスケジュールを見直して、現状にマッチした学習スケジュールに変更します。
適度な運動をする時間を作る
血流がよくなると脳が活性化するといわれているため、適度な運動をする時間も取り入れましょう。
運動はストレス解消や気分転換にもなりますよ。
室内でできるバランスボールやぶら下がり健康器を用意しておけば、勉強前後の空き時間にも気軽に取り組めるのでおすすめです。
また、勉強に集中する受験勉強中は、家族と過ごす時間が少なくなりがちです。
時間を決めて家族で近所をウォーキングするのも良いでしょう。

スケジュールどおりに進まないときはどうする?

中学受験に向けたスケジュール管理が思うように進まないこともありますよね。
そのようなときは、無理をして遅れを取り戻す必要はありません。
睡眠時間は削らない
「苦手な問題があり先に進めない」「宿題が多くて受験勉強に取り組めない」など予定どおり進まないと、寝る時間を遅らせようと考える方もいるかもしれません。
たしかに、睡眠時間を減らせば、その分勉強する時間を増やせます。
しかし、米国睡眠学会は、6~12歳の理想の睡眠時間は9~12時間必要と勧告しています。
睡眠時間に大きな差があるのは、年齢によって個人差があるからです。
さらに、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針 2014」では、成績の低さは睡眠リズムの乱れや起床時間が遅いことが関係していると指摘しています。
子どもにとって睡眠は、心身ともに健康な状態を保つために欠かせない時間です。
※出典:
小学生の理想的な睡眠時間はどのくらい? | 阪野クリニック
健康づくりのための睡眠指針 2014│厚生労働省pdf
遅れを取り戻すためのスケジュールを作る
スケジュールどおりに進んでいないと、「とりあえずやれることから!」など、漠然と取りかかってしまいがち。
一気に遅れを取り戻そうとするのではなく、予備の時間を活用して”遅れを取り戻すためのスケジュール”を立てましょう。
このとき、「算数」「漢字」など、大まかに決めるよりも「この問題集の〇ページ」のように具体的な予定にします。
スケジュールを見直してみて、そもそも無理があると感じた場合は、スケジュールの立て方から見直すことも大切です。
まとめ
中学受験のスケジュール管理をおこなうのは、勉強習慣を身につけることや自信を積み重ねることが目的です。
今回ご紹介したポイントを参考に、家庭や子どもの性格に合ったスケジュール管理をおこないましょう。
万が一スケジュールどおりに進まない場合も、あせってはいけません。
睡眠時間をしっかり確保しつつ、やるべきことを決めてから取り組むのがおすすめです。
家族みんなで協力して、中学受験のためにがんばる子どもを応援しましょう。

































