「最近、子どもの周りでも塾通いの子が増えてきたけど、中学受験ってメリットあるの?」
そのように感じている方もいるのではないでしょうか。
年々私立中学校の受験率(※)は高まってゆく傾向にあり、特に首都圏では中学受験をする子どもが少なくありません。
周りの友達が中学受験をすると聞くと、ちょっとソワソワしてしまうパパやママもいるでしょう。
「中学受験、したほうがいいのかな?」と気になりますよね。
この記事では、中学受験をするメリットやデメリット、中学受験に向いているのはどのような子どもかをお伝えします。
子どもに中学受験をさせようかと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※首都圏1都3県に在籍する公立小学校6年生のうち、2月1日午前の試験を受験した人の割合
参考:緊急分析 2022年度首都圏中学入試の動向:2022年度中学入試特集|受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ
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中学受験を経験することで得られるメリット

中学受験というと、合否や進学先にばかり関心が集まりがちです。
しかし、実はそれ以外のところでも多くのメリットがあります。
次に、そのメリットを解説します。
困難を乗り越える精神力が身に付く
中学受験は、小学校4年生頃からの長期戦となります。
そのなかで、生活面でも勉強面でもさまざまな困難にぶつかるでしょう。
それらの問題を一つずつ解決して、乗り越えながら努力、挑戦を続けることでメンタルが強くなります。
最終的に志望校に合格できなかったとしても、それをバネに中学、高校での学びへの意欲が高まる子どももいます。
「次こそ自分の力を最大限に発揮しよう!」との気持ちで、高校受験や大学受験でリベンジを果たすべく、がんばる力を得るのです。
一生モノの知識・経験が身に付く
志望校への合否に関わらず、中学受験準備を経て身につけたこと、そして受験の経験そのものが子どもにとっては大きな宝となります。
中学受験には基礎学力、応用力が必要で、ときには中学校や高校で習うよりも細かい知識が問われることもあります。
受験勉強で広く、深く学んだ知識は一生モノとなるでしょう。
また、塾通いの忙しいスケジュールを管理し、テストや模試に向けた学習計画を立てるなど、自己管理能力も身につきます。
中学受験は困難なことや試練の連続です。
次第に、その壁の超え方を習得し、自分の力で実行できるようになってくることも、今後の人生において大切な経験です。
中学受験をして進学するメリット
では、子どもにさまざまな負荷をかけ、保護者側も時間的、精神的、経済的負担を負ってまで私国公立中学校へ進学させると、どのような良いことがあるのでしょうか。
続けて解説します。
子どもの個性を伸ばす学校が選べる
特に私立の中高一貫校は、学校によって教育理念やカリキュラムがさまざまです。
そのなかから、子どもの個性や特徴にあった学校が選べるのは中学受験をすることの大きなメリットでしょう。
校則や制服がなく、生徒の自主性が重んじられている学校や、「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」として国から認定されている学校、英語教育に特色がある学校など、バラエティ豊かです。
さらに、「アクティブラーニング」を重視して、生徒同士のグループワークや探求学習に多くの時間を割いている学校もあります。
じっくり大学受験の準備ができる
多くの私立学校は中高一貫校で、高校受験の必要がありません。
そのため、6年間かけて大学受験に備えるカリキュラムを組んでいる学校が多数派です。
高校2年生までに6年分のカリキュラムを終えて、最後の1年間は完全に受験対策をする学校も少なくありません。
そのような環境であれば、子どもたちは部活等に打ち込みながら、大学受験の準備ができるため、学校生活を十分に楽しむ余裕が生まれるでしょう。
さらに、大学の付属校で、エスカレーター式の学校ならば大学受験すら不要な学校もあります。
質の高い教育が受けられる
学校ごとに理念や方針は異なっても、高い水準の教育が受けられることが多いのが、私立・国公立の中高一貫校の良いところです。
多くの学校が充実した設備や施設を備えており、講師として招いている教諭陣も優秀な人材が集まっている傾向にあります。
コロナ禍においては、インターネットを利用した学びの継続にいち早く、迅速に取り組めた学校が多かったのも印象的でした。
そのように、有事の際に融通がききやすく、独自のスタイルで学習を進めていけるのもメリットの一つです。
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中学受験のデメリット

中学受験にはメリットも多いですが、子どもが忙しくなってしまったり、ストレスを抱えてしまったりするなどのデメリットもあります。
経済的負担が大きい
塾、家庭教師、模試、受験料など受験のための費用が数年間かかることを覚悟しなければなりません。
ハイレベルな塾になると、塾での勉強をフォローするための塾や家庭教師を利用することもあるため、さらに費用がかかるケースもあるでしょう。
また、春、夏、冬休み中の講習は、普段とは違う料金が課されるため、必要な費用はどんどん積みあがっていきます。
受験本番の際も、志望校が遠方の場合は交通費や宿泊費もかかるでしょう。
また、合格後も、私立に入学した場合は学費が高額になりますし、通学費がかかり、さらに制服代が高額な学校もあります。
勉強嫌いになる可能性がある
中学受験では、一般の小学生が習うよりも幅広い知識を学び、得た知識を使って応用的な問題を解く練習もしなければなりません。
当然、勉強量や時間は受験をしない小学生よりも格段に増えます。
また、受験勉強につきものである模試も、その結果が悪いと落ち込んでしまう子どももいるでしょう。
がんばって希望する学校に入学したあとも、レベルが高く進度の早い授業についていくのが大変になる可能性はあります。
そうなると、受験勉強から入学後まで、さまざまな理由で勉強が嫌いになる可能性があるでしょう。
自由時間が減る
小学校4年生から塾に通う子どもが多く、最初のうちでも週に2~3日、高学年になるにしたがって通塾日数は増えていきます。
そのため、小学校高学年の数年間は、自由時間をほぼ受験勉強・受験対策につぎ込まざるを得ません。
平日、学校から帰ってきたあとで友達と公園で遊んだり、家でのんびりしたりと、自分の自由に使える時間が減ることは間違いありません。
また、習い事に打ち込んでいる子どもも、習い事をやめたり時間を大幅に減らしたりする必要も出てくるでしょう。
中学受験に向いている子

本人が将来に対して明確な目標を持っていると、そのことが中学受験においても大きなモチベーションとなります。
将来の目標のために、今何をすべきかがわかっている子どもならば、勉強量が多く、ストレスも高い中学受験に対するモチベーションを維持できるでしょう。
また、好奇心が強い子どもや、一つの教科だけでもいいので勉強が好きな子どもは中学受験に向いています。
勉強の楽しさを知っている子どもは、今は好きではない教科に対しても、追々好きだと思える点を見つけられる可能性があるからです。
一度、好きなところが見つかれば、そのような子どもは自ら学びを深めていくでしょう。
加えて、自立心や自主性の強い子どもも受験向きです。
やらされて勉強するのではなく、自分から勉強できる子どものほうが、どんどん学習を進めていけるでしょう。
まとめ
中学受験は、結果はどうであっても費やした時間と労力の対価を得られる貴重な体験です。
子どもの成長をうながす面も多く、学習して得た知識や知恵は子どもにとって大切な宝となるでしょう。
中学受験をして進学できる学校も、さまざまな魅力を持っており、子どもに合った学校を選べることも中学受験をするメリットですね。
一方で、子どもや親への精神的、物理的負担が多いことも確かです。
子どもの特性や親子の希望を見極め、中学受験をするかどうかを検討してみてください。
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