秋の代表的な食材の一つである、さつまいも。
さつまいもは子どもから大人まで人気のある野菜で、甘みがあるためお菓子作りの素材としてもぴったりです。
ここでは、親子で楽しめるさつまいもを使ったおやつや、離乳食のレシピを紹介します。
栄養満点さつまいもの魅力とは?
栄養バランスの良さから、準完全食品ともいわれるさつまいも。
まずはさつまいもの魅力や種類、何歳から食べられるのかを紹介します。
さつまいもの旬は?どんな栄養が摂れる?
さつまいもは9〜10月の秋に収穫される野菜ですが、2ヵ月ほど貯蔵すると甘みが増し、よりおいしく食べられるようになります。
特に12月頃に売られているものを選ぶと濃密な甘みを楽しめますよ。
さつまいもの栄養素の多くは、糖質です。
その他、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、カリウムやカロチンなど多くの栄養素を含んでいます。
食物繊維が多いため、疲労や肌荒れ、便秘などに悩むママにもうれしい素材です。
さつまいものカロリーは100gあたり131kcal。
適切な摂取量は年齢にもよりますが、大人の場合は1日1本を目安と考えると良いでしょう。
さつまいもは何歳から?離乳食にもOK?
さつまいもはすりつぶしやすく甘みもあるため、離乳食に使えるのもうれしいポイントです。
離乳食初期の場合は、やわらかく茹でたり蒸したりしたものを木べらなどですりつぶし、さらに裏ごししてから白湯やだし汁で伸ばすとなめらかになります。
中期の場合は、やわらかく茹でたものを荒くつぶしたり、みじん切りくらいの大きさに切ったりするだけでOK。
後期になれば、かたさを残して茹でたものをスティック状や1cm程度の角切りにすると、固形物を食べる練習にもなります。
おやつ作りにはどのさつまいもが良い?
さつまいもをおやつにするなら、繊維質や水分が少ない紅あずまなどの品種がおすすめです。
いろどりを重視するなら、パープルスイートロードなど紫色のさつまいもを使っても良いでしょう。
一方で、甘みが強くねっとりとした食感が人気の安納芋や紅はるかなどは崩れやすく、お菓子には向かない一面も。
使うなら、スイートポテトや焼き芋など素材そのものを楽しめるおやつにするのがおすすめです。
調理の前のさつまいもの下準備
さつまいもをおやつにする場合、繊維質の多い端の部分は歯触りに影響するため多めにカットし、皮も厚めにむいておきます。
輪切りや乱切りなど食べやすい形にしたら、10〜15分ほど水にさらしてアクを抜きましょう。
余裕があれば、水が濁らなくなるまで何回か水を変えるとより良いです。
簡単!さつまいもの定番おやつレシピ
ここからは、親子で作れるさつまいものおやつレシピを紹介します。
油を使わない、オーブンを使わないなど簡単にできるものを中心に紹介するので、ぜひ気軽に作ってみてください。
炊飯器で作れる蒸かし芋
さつまいもの甘みをシンプルに味わえ、離乳食にも応用できるふかし芋。
蒸し器やレンジで作る方法もありますが、より簡単でもっちり仕上げたいなら炊飯器を使うのがおすすめです。
水分の量やさつまいもの品種によって異なる食感を楽しめます。
作り方は、洗ったさつまいもを皮付きのまま炊飯器に入れ、大きい場合は半分にカットするなどして調整します。
さつまいもを入れたらその半分くらいまで水を入れ、「玄米モード」にしてスイッチをオン。
炊飯が終われば、おいしいふかし芋の完成です。
玄米モードにするとさつまいもの中までしっかり水分がいきわたるので、特にねっとり系が好きな方はぜひ玄米モードで試してみてください。
品種はねっとり系が好きなら安納芋や紅はるか、ホクホク系が好きなら紅あずまなどがおすすめです。
レンチンで作れる焼き芋
レンジでチンするだけなのに、本格的な焼き芋ができるレシピです。
ねっとりした焼き芋を家庭で作るのは難しいと思われがちですが、あるポイントを押さえれば均一に熱がまわり、透明感のある焼き芋に仕上げられます。
まず、洗ったさつまいもを1本ずつ、しっかり濡らしたキッチンペーパーで隙間なく包みます。
上からさらに密閉するようにラップで包めば、下準備は完了です。
次に、レンジのお皿が回るタイプの場合はそのまま、回らないタイプの場合は耐熱皿を逆さまにしてレンジの中央に置きます。
その上にさつまいもを置き、600Wで3分を目安に加熱しましょう。
そのあと、100Wで30分ほど加熱し、中まで火が通っていればおいしい焼き芋の完成です。
トースターで作れるスイートポテト
バターを使わない、お手軽スイートポテトのレシピを紹介します。
下準備として、さつまいもは皮をむいて厚さ1cm程度の輪切りなどにし、水にさらしておきます。
さつまいもの水気を切り、耐熱容器に入れ600Wで7〜8分程度加熱しましょう。
火が通ったら木べらやマッシャーなどでつぶし、300gのさつまいもに対し牛乳70ml、砂糖大さじ2、サラダ油大さじ1を混ぜ合わせます。
好きな形にまとめ、ホイルケースやアルミホイルを敷いた天板の上に並べ、溶いた卵黄を刷毛で塗ります。
トースターで5分ほど焼けば完成です。
揚げずにレンチンで作れる大学芋
揚げずに大さじ1のサラダ油で作る、簡単かつ時短な大学芋のレシピを紹介します。
まず、さつまいもを皮ごと乱切りにして10分ほど水にさらします。
水気を切ったら、耐熱容器に入れラップをかけ、600Wのレンジで5分程度加熱しましょう。
その間に、さつまいも250gに対し砂糖とみりんを大さじ2ずつ、酢と醤油を小さじ1ずつ混ぜ合わせておきます。
さつまいもの加熱が終わったら、大さじ1 のサラダ油を入れたフライパンで表面をこんがり焼いていきます。
全体がきつね色になったら調味料を煮絡め、全体にたれが絡んだら黒胡麻をかけて完成です。
HMで作れるさつまいもの蒸しパン
最後は、簡単おやつの救世主・ホットケーキミックスを使ったさつまいものおやつです。
まず、洗ったさつまいもを1cm角に切ります。
皮はついたままでも、むいてしまってもOK。
切ったさつまいもは耐熱容器に入れ、500Wのレンジで5分ほど加熱します。
ホットケーキミックス150g、溶き卵1個、牛乳100cc、砂糖・サラダ油大さじ1ずつを入れ混ぜ合わせた容器に、加熱したさつまいもを加えましょう。
カップケーキ用の型などに入れ、蒸し器で15分ほど蒸したら完成です。
まとめ:親子で楽しくおやつ作りを
保育園のさつまいも掘りなどで、子どもがたくさん持ち帰ってくることも多いさつまいも。
ある程度保存も可能なので、秋〜冬にかけてのおやつ作りにぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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