どこでも気軽に楽しめる手遊びは、0歳の赤ちゃんから長く遊べ、準備や道具が不要なのも魅力です。
大人の真似をして指先や手を使うことで、脳を刺激し発達を促してくれるなど、子どもの成長に良い効果がたくさんあります。
手遊びが子どもたちに与える影響と成長のねらい、おうちでの楽しみ方や取り組み方を年齢別に紹介します。
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手遊びとは?手遊びの効果やねらいとは
手遊びは、保育園や幼稚園でもよく取り入れられる定番の遊びです。
一緒に眺めて楽しむような0歳児から手先が上手に動かせるようになる5歳児はもちろん、大人も一緒に楽しめる遊びです。
ここでは、手遊びの主な教育効果やねらいをします。
手遊びとは?特徴を紹介
手遊びとは、歌の歌詞に合わせて歌いながら手や指、身体を動かして楽しむ遊びのことです。
道具を用意する必要がなく、いつでもどこでもできるのが魅力です。
手遊びは、手だけで簡単にできるものだけでなく、全身を使ってダイナミックに楽しむふれあい遊びや運動遊びもあります。
なぜ手遊びをする?効果やねらい
保育園や幼稚園で手遊びがおこなわれる理由は何でしょうか。
実は、手遊びは教育的なメリットが多く、下記のような効果が期待できます。
- 手先の器用さが育まれる
- 体の各部分の動かし方が学べる
- リズム感覚を養える
- 想像力が身につく
- 歌を通じて季節の遊びを学べる
手遊びは、遊びながら0歳から5歳頃の子どもたちに身につけて欲しいことを学べるのです。
コミュニケーションの方法としても優秀で、先生が子どもたち全員の注意を集めるために使われることもあります。
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【年齢別】手遊びのねらいとおすすめの手遊び
保育園や幼稚園でも取り入れられている手遊びですが、ここでは年齢別のねらいを紹介します。
手遊びは年齢によって難易度を変えるのが、大きなポイントです。
0歳児や1歳児には複雑な手遊びはできないため、興味を持ってくれなくなることがあります。
何がねらいなのか年齢別に効果や目的、おすすめの手遊びも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
0歳児の手遊びのねらい
0歳児はスキンシップやコミュニケーションを重視した手遊びが大好きです。
自分で手足や身体を動かすことが難しいうちは、大人が触れて優しい刺激を与えることが良いでしょう。
赤ちゃんの繊細な肌を傷つけないように、爪はしっかりと短く切って楽しく手遊びしましょう。
声かけしながら遊べるふれあい遊びや身体遊びもおすすめです。
一緒に楽しむことはもちろん、全身を使って遊ぶことで身体の動かし方を学ぶことがねらいです。
0歳児には「いっぽんばしこちょこちょ」や「とんとんとんとんアンパンマン」などが定番です。
遊び始める前には「はじまるよはじまるよ」の手遊びで先生の方向や動きに注目することを促しましょう。
何度も繰り返すことで「あ!なにか始まるな」と気付くようになりますよ。
1歳児の手遊びのねらいとおすすめの手遊び
1歳の子どもたちは、保育園や幼稚園でお話を聞くときに、よく手遊びが使われます。
手遊びを使って、子ども達の注目を集めるのが目的です。
先生の歌や手の動きを見て、楽しんで興味を持ってもらうことがねらいです。
リズムや音に動きをぴったり合わせるのは難しいですが、子どもたちなりに体を動かしたり、手を叩いたり、頭を振って楽しんでくれます。
「あたまかたひざポン」や「パンダうさぎコアラ」、「キャベツの中から」などが1歳児の手遊びの定番です。
2歳児の手遊びのねらいとおすすめの手遊び
2歳児になると、手先の器用さも発達し、身体の動かし方やリズム感なども身に付いてきます。
この頃の手遊びには、反射機能なども身に付けるねらいがあります。
2歳の子どもはイヤイヤ期と呼ばれる時期で、自分の意見を強く主張する頃ですが、手遊びも無理やりやらせると、反発が強くなってしまうので注意しましょう。
「グーチョキパーの手遊び歌」や「いとまきまき」、「鬼のパンツ」などが定番でおすすめです。
3歳児の手遊びのねらいとおすすめの手遊び
3歳児になると、いろんな手や体の動かし方を経験して、全身を自分の思いどおり動かして遊ぶことができるようになってきます。
音楽やリズムにしっかりと合わせた動きも可能になります。
お遊戯も上手にできるようになる年齢なので、友達と一緒にする手遊びの楽しさを知るのもねらいです。
各々が自分のやりたい遊びを十分に楽しめるようにすると良いでしょう。
短いストーリー性のある手遊びを好む子も増えるので「ミックスジュース」や「おべんとうばこのうた」、「やさいのうた」などがおすすめです。
4歳児の手遊びのねらいとおすすめの手遊び
少しずつ複雑な内容や歌詞の意味が理解できるようになる4歳児には、長めの手遊びうたがおすすめです。
想像力を鍛えられることもねらいです。
一緒に遊ぶ大人も、少し大げさなくらいの表現と表情でやってみせると盛り上がります。
4歳になると、手遊びを自分流にアレンジしたり、表現を変えたりも可能になります。
「やきいもグーチーパー」や「おおきくなったらなんになる」「くいしんぼうゴリラ」などおすすめの手遊びです。
5歳児の手遊びのねらいとおすすめの手遊び
協調性や社会性を身につけるのがねらいの5歳児には、少し難しい内容の手遊びや頭を使った遊びなどもおすすめです。
とにかくクスッと笑えるようなおもしろい手遊びが人気です。
「アルプス一万尺」のように、友だちと一緒にコミュニケーションをとりながら手遊びできるものも良いですね。
「線路は続くよどこまでも」「ならのだいぶつ」「みつやサイダー」などが定番でおすすめです。
どんどんスピードを速くするのもみんな競い合って盛り上がります。
家庭での手遊びのねらいや効果
幼稚園や保育園では毎日のようにおこなっている手遊びを、家庭でも取り入れたいですよね。
家庭で手遊びをする際はどのようなねらいを意識すると良い効果を得られるのでしょうか。
ここでは、家庭で手遊びをする際のねらいや効果などを解説します。
季節や身近なものに親しむ
昔ながらの手遊びには、季節や行事、身近なものなどをモチーフにしたものがたくさんあります。
季節に合った生き物や食べ物、乗り物や道具が出てくる手遊びを家庭でも楽しんでみてください。
手遊びを通して、身近なものの名前を覚えたり季節の移り変わりを感じたりするというねらいがあります。
楽しみながら、季節や行事、身の周りのものへの興味関心を高め、理解を深める機会にしてくださいね。
「おべんとうばこのうた」「おせんべいやけたかな」など、昔からあって親も子どもの頃に遊んだことのあるものを一緒に楽しむのも良いですね。
スキンシップやコミュニケーションを楽しむ
家庭での手遊びは、スキンシップやコミュニケーションを楽しむのもねらいの一つです。
手遊びで手が触れ合ったり、親子間でもスキンシップを取ると心の安定につながります。
コミュニケーションの感覚を養うことにもつながっているので、親子のふれあいを存分に楽しんでください。
まとめ:ねらいを知ってさらに楽しもう
手遊びのやり方は、園や児童館、動画や児童向けTV番組などでも手軽に学べます。
園で体験したことを子どもに教えてもらったり、大人が昔ながらのわらべうたを教えたりすることでも、親子のコミュニケーションが深まります。
手遊びのねらいへの理解を深めて、よりいっそう手遊びを楽しんでくださいね。
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