小中一貫校ってどんな学校?通うメリット・デメリットとは?

小中一貫校ってどんな学校?通うメリット・デメリットとは?

全国で増えつつあり、最近耳にすることも多くなった公立の小中一貫校制度。

そもそもどのようなものなのか、なぜ導入する学校が進んでいるかなどを、詳しく解説します。

メリットやデメリットも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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小中一貫校ってどんな学校?

小中一貫校ってどんな学校?

小中一貫校とはどのような学校なのか、概要や、小中一貫校が増えつつある背景などを解説します。

小中一貫校とは

小中一貫校とは、同じ地域の小学校と中学校が連携し、9年間を通じた教育カリキュラムに沿って教育をおこなうものです。

授業だけでなく、小学校・中学校の垣根を超えてさまざまな活動や行事に取り組みます。

校舎は、同じ施設を共有する「一体型」、隣接した敷地にそれぞれ設置する「隣接型」、従来のように校舎は別々のままの「分離型」など、いくつかの形態があります。

また、義務教育の9年間を一つの組織にまとめ、一つの学校に1人の校長を配置した「義務教育学校」と呼ばれる学校もあります。

全国にどのくらいある?

2020年度の文部科学省の学校基本調査によると、小中一貫校を導入している小中学校の数は合わせて1,175校におよびます(※)。

また2021年度の学校基本調査によると、義務教育学校は全国で151校、生徒数は59,000人となっており、過去最多の記録であることもわかりました。

義務教育学校を含む小中一貫校は全国で増えていますが、現時点では様子をうかがっている自治体も多く、導入が始まったばかりの段階といえます。

今後さらに小中一貫校は増えていくと考えられるでしょう。

出典:文部科学省|令和3年度学校基本調査(確定値)の公表について
参考:国立教育政策研究所|文教施設講演会資料

なぜ、いつから始まったの?

小中一貫教育は、2000年に広島県呉市で導入されたのが始まりです。

文部省から研究開発学校の指定を受け、三つの小学校と一つの中学校が統合されました。

その後、2004度に東京都品川区、2006度に東京都三鷹市でも小中一貫の取り組みがおこなわれ、そこから全国へ広がりを見せています。

2008年からは、教育課程の制度緩和により、小中一貫校を導入するハードルが大きく引き下げられました。

さらに、2016年の改正学校教育法の施行により、小中一貫教育が制度として全国で展開されるようになりました。

小中一貫校を推進するねらいとしては、義務教育9年間を修了するにふさわしい学力・社会性の育成や、中学校入学の際に生じる小学校とのギャップによる問題解消などとされています。

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小中一貫校のメリットは?

小中一貫校のメリットは?

9年間を一つのスパンと考え、育成したい子ども像を共有した教育を展開する小中一貫校。

ここでは、小中一貫校のメリットを3つ紹介します。

学習面の向上

2017年に文部科学省が実施したアンケートでは、小中一貫校の導入によって「勉強が好きと答える児童生徒が増えた」と答えた学校の割合は71%、「全国学力・学習状況調査の結果が向上した」と答えた学校は61%(※)でした。

この回答から、いずれも大きな成果が出たと考えることができます。

学力向上の理由としては、9年間を4年・3年・2年で分けることにより、教科担任制を早く導入できることなどが考えられています。

参考:国立教育政策研究所|文教施設講演会資料

中1ギャップの解消

小中一貫校では上の学年との交流が多く、小学校と中学校とのギャップを感じにくいこともメリットといわれています。

特に、中学校1年生は不登校やいじめの問題が発生しやすい時期でもあり、 これが俗にいわれる「中1ギャップ」です。

実際の調査でも「中学校への進学に不安を覚える児童が減少した」という回答が96%(※)にのぼっており、中1ギャップの解消には学習面以上の大きな成果がみられています。

参考:国立教育政策研究所|文教施設講演会資料

校舎や設備が豪華!

小中一貫校は、少子化によって統廃校が進む地方などで特に採用するメリットは大きいといえます。

土地や予算を小中学校で合わせることにより、建物や設備を豪華に整えられることは大きなメリットです。

小学校高学年からは部活動が始まることも多く、中学生と同じ設備を使用できることで、より充実した活動ができることも期待できます。

エレベーターや多目的トイレなど、誰もが利用しやすいユニバーサルデザインを採用する学校も増えています。

小中一貫校のデメリットは?

小中一貫校のデメリットは?

小中一貫校を導入するなかで、いくつかの課題や懸念点も指摘されています。

小中一貫校のデメリットも見てみましょう。

交友関係で揉めるとリセットしにくい

小中一貫校は9年間同じ環境で過ごすため、友人関係などが途中でこじれた際にリセットしにくいことがデメリットの一つです。

いじめや不登校に発展する可能性に課題が残ると指摘されています。

これまで以上に、学校や保護者が十分に目を行き届かせるなどの配慮が必要となるでしょう。

小学校や中学校の良かった点が失われることも

小学校では高学年が下級生をリードし行事をおこなうなど、学年が上がるほど活躍や成長の場が見られるのが良いところです。

小中一貫となると、その機会が減少してしまい、リーダーシップや自信の創出につなげにくいという懸念もあります。

また、小学校の卒業式もないため、けじめをつけにくいこともデメリットといえるかもしれません。

転入・転校・受験対応に懸念

小中一貫校は学校ごとに独自のカリキュラムを編成するため、学校ごとに特色や学習の進め方などに違いがでやすいことが特徴です。

転入や転校する児童にとっては、応用がききにくいことも懸念されます。

特に中学校から進学する場合や、中学校受験などの対応が難しくなりがちなことが課題の一つです。

まとめ:今後も増える小中一貫校

今後も小学校・中学校の統廃合などにより、小中一貫校は増えていく可能性が高いと考えられます。

特に子どもの数が少ない地方では、さらに進んでいくことでしょう。

多くのメリットや一定の成果がみられる一方で、いくつかの課題も残っている小中一貫校。

今後制度の改善などで、よりメリットの大きい制度になっていくことを期待したいですね。

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