海と山に囲まれ、多くの外国人が住む横須賀市は、地域の特色を活かしてさまざまな子育て支援を展開しています。
豊かな自然を活かしつつ、子どもがよろこんで走り回れる施設、遊び場も多くあります。
初めて暮らす子育て世帯の方が利用しやすいように、イベントや支援制度などの情報はWebサイトにまとめられているので便利です。
ただ実際に生活するとなると、より現実的で具体的な情報が必要です。
この記事では横須賀市の特徴と、子育てに適した施設や周辺環境を解説します。
賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、お部屋探しのご相談を24時間LINEやチャットで受け付けております。
「良い物件が見つからない」「何度も探して疲れた」とお悩みの方はぜひご活用ください。
\ 横須賀市で私たちに最適なお部屋を探したい /
目次
横須賀市は子育て支援に力を入れている
江戸時代に日本に大きな衝撃を与えたペリーが来航したのは、まさに横須賀市の浦賀沖でした。
横須賀市は半島特有の海と緑が豊かな環境、開国期を彩った歴史と文化、市民レベルの幅広い国際交流が備わった、グローバルな都市です。
横須賀市ではこの特別な環境を活かし、さまざまな子育て支援に力を入れています。
自然体験・グローバル体験ができる横須賀市
横須賀市が位置する三浦半島は三方を海で囲まれ、四季を通じて海のアクティビティーが楽しめます。
また子どもの遊び場にぴったりな、なだらかな丘陵地帯も魅力の一つです。
遠出をしなくても住まいの近くに自然があるため、市は里山体験イベントなど自然と触れ合う機会を多く提供しています。
米軍基地があることから、他の地域に比べて多くの外国人や外国文化に触れる機会が多いことも特徴です。
小学5・6年生向けには、基地内にある小学校との交流を深めるイベントが実施されています。
また市内在住の外国人がホストファミリーを務める、日帰り英語生活体験などのグローバルな企画が催されています。
どちらも横須賀市に古くからある資源を活用した施策です。
子どもにとっても小さい頃から、歴史に裏打ちされた本物を体験できる環境が整っています。
子育て応援サイト すかりぶ
特に子育て経験の少ない若いパパ・ママにとっては、子育てのコツや方法のバリエーションを学ぶ機会は、昔と比べて少ないかもしれません。
そこで横須賀市は「横須賀で子育てする皆さんをまちぐるみで応援する」目的のため、子育て応援ひろばすかりぶを運営しています。
すかりぶにメンバー登録すると、協賛するさまざまな事業者が提供するサービスを受けられます。
サイトには、妊娠・出産・子育て支援に関する制度の情報をはじめ、管理栄養士によるおすすめレシピ、子どもの健康にまつわる情報が掲載されています。
子どもと一緒に楽しめるイベントや、ママ友探しに役立つサークル情報も得られるため便利です。
子育て環境のために遠方から引っ越してくると、ちょっとした不安を相談する相手を見つけるのも苦労します。
そんなときはすかりぶを通してさまざまな意見に触れてみるのがおすすめです。
横須賀市の子育て環境
ここでは横須賀市が、子育て環境としてどのような状況にあるか、統計データからみてみましょう。
子どもの人口
横須賀市が発表している2022年10月1日現在の、0~14歳の子どもの人口は39,583人で、これは総人口の約10.2%にあたります。
教育施設の数
2020年現在、横須賀市にある教育施設の数は、次のとおりです。
幼稚園 | 34園 |
---|---|
小学校 | 47校 |
中学校 | 25校 |
高等学校 | 12校 |
そのうちの一つ、鴨居にある認定こども園かもいようちえんでは、子どもの主体性や行動力、考える力、発言する力、好奇心を育てるために自由保育形式を採用しています。
ここでいう自由とは、好き勝手のことではありません。
自分自身が自由を得るために、友だちの自由を守ってあげることは大切です。
子どもは本来、年齢や性別の枠にとらわれることなく、いつでもどこでも、誰とでも遊び、学びを深められます。
かもいようちえんが大切にしているのは、子どもたちのそんな自由です。
周辺環境
次は子どもが暮らす環境の安全性に関する統計データをみてみましょう。
犯罪情報の確認
神奈川県横須賀警察署が公表しているデータによると、2021年までの5年間で発生した刑法犯の件数は次のとおりです。
刑法犯 | 粗暴犯 | 侵入窃盗犯 | 非侵入窃盗犯 | |
---|---|---|---|---|
2017年 | 8 | 97 | 99 | 19 |
2018年 | 6 | 50 | 63 | 21 |
2019年 | 10 | 45 | 65 | 20 |
2020年 | 7 | 54 | 43 | 22 |
2021年 | 8 | 69 | 38 | 38 |
最近5年間をみると、犯罪件数はおおむね減少傾向にあります。
しかし2022年11月の速報値では、還付金詐欺などの特殊詐欺の認知件数が増加しており注意が必要です。
交通事故の確認
同じく神奈川県横須賀警察署の発表によれば、2021年の交通事故のうち人身事故件数は486件です。
死者は2名、重傷者は24名、軽傷者は529名とされています。
人身事故件数の半数近くが発生しているのが一般市道です。
次いで一般国道、主要地方県道と交通量の多い路線に集中しています。
子どもだけで、または子どもと一緒に通行するときは、交通量の多い路線には十分な注意が必要です。
防災情報の確認
横須賀市は半島にあるため、風水害などの災害にも備えなくてはなりません。
市のホームページには神奈川県や国土交通省、気象庁、横須賀市消防局などと連携してさまざまな防災・気象情報が掲載されています。
ホームページには他にも、災害監視カメラの映像や防災に関する基礎知識、ハザードマップ、地域での助け合いのための防災組織の情報などが掲載され、内容が充実しています。
横須賀市で暮らすのであれば、ぜひ一度は目を通しておきましょう。
参考:横須賀市 災害・防災
スーパーや医療機関の数
横須賀市には約55店舗のスーパーがあります。
ただ、ほとんどが市の北東部、JRや京急線に沿うように所在するため、それ以外の地域では多少不便と感じるかもしれません。
また医療機関は、小児科や産婦人科などの一般診療所が約260ヵ所、病院は約10ヵ所です。
一般診療所、病院ともに人口10万人あたり病床数は全国平均を下回っています。
その他、引っ越し前に押さえておくべき賃貸の周辺環境は、下の記事を参考にしてください。
横須賀市の主な子育て支援制度
横須賀市では、次のような子育て支援制度を実施しています。
ここでご紹介するのは制度のごく一部です。
他の制度や内容を詳しく確認したい場合は、横須賀市ホームページを参照してください。
出産・子育て応援給付金
出産・子育て応援給付金は、2022年4月1日以降に妊娠届を提出した方などを対象に、新生児1人あたり合計10万円の現金が受け取れる制度です。
具体的には妊娠届の提出後と出生届の提出後の2回に分け、それぞれ5万円が受け取れます。
横須賀市子育てホットライン(24時間)
横須賀市では、子育てや子育てする保護者の心の悩みなどを相談できる電話窓口を設置しています。
妊娠・出産、子育ての不安や疑問、子育て相談などの多くは平日の昼間のみの受付ですが、横須賀市子育てホットラインは24時間受け付けているため、思い立ったらすぐ相談できます。
愛らんど パパ・ママたちの子育て応援ステーション
横須賀市には、妊産婦さんや0歳から未就園児の親子が過ごせるフリースペースが全部で6ヵ所あります。
愛らんどよこすか・愛らんどウェルシティ・愛らんど久里浜・愛らんど西:子育てアドバイザーが在籍
愛らんど追浜:子育てアドバイザー・利用者の支援者が在籍
愛らんど田浦:保健師が在籍
施設から遠い地域へは公共施設などに子育てアドバイザーが赴き、イベント形式のわいわい広場を開催しています。
\ 横須賀市で私たちに最適なお部屋を探したい /
横須賀市の待機児童数
横須賀市が公表している待機児童数は、2022年4月1日時点で9人です。
前年の21人からさらに減っており、今後も低水準で推移することが望まれます。
利用申込児童数等の総数が1,303人であることを考えれば、入園はかなりしやすい都市と考えられるでしょう。
横須賀市で子育てにおすすめの施設
横須賀市は海と緑の豊かな都市です。
そのため子育てにおすすめできる施設も多くありますが、ここではそのうち特におすすめの3ヵ所をご紹介します。
根岸公園(交通公園)
根岸公園は交通公園との呼び名からわかるとおり、交通ルールを学べる公園です。
公園内にほぼ実物大の交差点があるため、実際の道路のように自転車や徒歩で、横断歩道を渡る、信号で止まる練習ができます。
また春には園内にたくさんの桜が咲き、お花見の名所としても有名です。
参考:根岸公園
猿島
横須賀市で特に自然を満喫したければ、無人島である猿島をおすすめします。
実は猿島はかつて、東京湾を防衛するための要塞の島でした。
弾薬庫や運搬のための通路、階段などはそのまま残っており、歴史を感じられます。
訪れるには三笠ターミナルでチケットを買い、船に乗ります。
海辺で暮らしていない限り、子どもが船に乗ることはなかなかないでしょう。
船の運航は1日7往復あるので、子どもと一緒に1日中がっつり遊ぶのもおすすめです。
参考:無人島 猿島
mam&kids salon 結-Yui-
mam&kids salon 結-Yui-は、2018年11月にオープンした子育てサロンです。
自身も3人の子どもを持つママである女性が、ママたちの笑顔を増やせる子育て支援のサードプレイスを目指して立ち上げ、開設後1年でのべ1,470組の親子が訪れています。
託児サービスも用意され、のべ500人の子どもが利用しました。
建物は2階建てで1階はカフェとプレイルーム、2階は一時預かりスペースと貸会議室になっています。
まとめ:横須賀市で可能性を広げる子育てをするならファミリー向け賃貸物件が豊富な賃貸サイトから選ぼう
横須賀市は子育て支援事業が充実しているだけでなく、自然豊かでグローバルな環境によって子どもの将来の可能性を広げることができます。
ただ、そのためには安心して暮らせる物件が必要です。
横須賀市で賃貸物件を探すなら、ファミリー向けの物件に強く賃貸物件数が豊富な賃貸サイトを利用しましょう。
ママ賃貸なら、ファミリー向け賃貸物件を掲載しています。
ぜひお気軽に検索してみてください。
ママ賃貸でファミリー向け賃貸物件を探す
\ 横須賀市で私たちに最適なお部屋を探したい /