子どもの人生の節目となる入学式や卒業式は、思い出に残る大切なセレモニーの一つ。
華やかさを添えるため、多くのママがスーツにコサージュを付けています。
とはいえ、人によって右に付けていたり左に付けていたりするので、どちらに付けるのが正しいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
記念に写真撮影をおこなう学校も多いため、コサージュを付ける正しい位置を把握しておきたいですよね。
この記事では、コサージュを付ける位置や選び方のポイントを紹介します。
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コサージュは式典に花を添えるもの
コサージュは女性が胸元や襟元に付ける花飾りのことで、もともとはフランスの貴婦人がおめでたい場で付けていました。
日本でも入学式や卒業式のほか、結婚式などのおめでたい場面で、式典に花を添えるとともに喜ばしい気持ちを表現するために付けるアイテムとなっています。
特に、黒やネイビーなどのダークカラーのスーツを着用する場合は、コサージュを付けることで華やかさがプラスされます。
ただし、コサージュはおめでたい場面に必ず付けなければならない、などの決まりはありません。
コサージュ以外で華やかさを演出することも可能です。
コサージュの正しい付け方と位置
コサージュで華やかさをアップさせたい場合は、正しい付け方と位置を把握しておきましょう。
付ける位置
コサージュの位置は、人の目に入りやすいといわれている「自分から見て左側」の鎖骨あたりに付けるのが一般的です。
付ける位置が下過ぎるとバランスが悪くなるため、襟があるジャケットの場合は襟に、丸襟やノーカラージャケットなどの場合は鎖骨付近に付けましょう。
とはいえ、右に付けてしまったからといって間違いではありません。
コサージュを付ける位置には、特に決まりがないからです。
利き手やコサージュを付けたときのバランスを考慮して位置を決めてみてください。
茎の向き
茎が付いているコサージュの場合、茎の向きも気になります。
一般的には茎が下になるように付けますが、デザインによっては茎が上になるものも。
当日になって向きに迷うことがないように、あらかじめ上下がないデザインのコサージュを選んでおくと安心です。
グラつくときはあて布をする
コサージュの付け方や付ける服の素材によっては、グラグラすることがあります。
コサージュはピンで挟む部分の布地の量が少ないとグラグラしやすいため、布地は多めに挟むのがポイントです。
コサージュを付ける位置の生地の裏側に、当て布をするのが効果的。
フェルトなど厚手の生地を当て布にするのもおすすめです。
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入学式や卒業式で避けたほうがいいコサージュ
コサージュが華やかさをプラスするアイテムとはいえ、式の主役は子どもたちなので、目立ち過ぎてはいけません。
ここでは、入学式や卒業式で避けたほうがいいコサージュも確認しておきましょう。
色
厳かな雰囲気のなかで執りおこなわれる入学式や卒業式に、ビビッドな赤やオレンジなどの派手な色はふさわしくありません。
黒やネイビーなどのスーツにはよく映えるように感じますが、かえって浮いてしまいます。
また、黒や濃いグレーなど、暗い色もおめでたいシーンには不向きです。
淡いピンクやラベンダーなど、薄く優しい色合いのコサージュを選びましょう。
主張しすぎず、ネックレスやピアスなどを着ける場合はアクセサリーを引き立ててくれます。
素材
ラメがたっぷり使われていたり光沢があり過ぎたりする素材は、一見華やかなイメージですが、上品さに欠けます。
また、ハンドメイド感が出てしまうフェルト生地やコットン、麻、デニムなど、カジュアルな雰囲気になりがちな素材も式典にはふさわしくありません。
フォーマルなシーンでは、シルクやレース、オーガンジー素材がぴったりです。
「胸元にコサージュ」以外で花を添えるアイデア
最後に、コサージュ以外でおしゃれに花を添えるアイデアを3つ紹介します。
好みやスーツの雰囲気によって使い分けましょう。
ブローチ
コサージュではなく、ブローチを付けても華やかになります。
定番の花や落ち着いた印象の葉っぱ(リーフ)、縁起のいいトンボなどさまざまなモチーフが使われており、コサージュよりもデザインが豊富です。
上品なパールやエレガントなスワロフスキーといった、フォーマルシーンにふさわしい素材も揃っています。
同じ花でも素材によって印象が異なるため、スーツの色や雰囲気と合わせて選びましょう。
ブローチは入学式や卒業式だけでなく、普段使いもできます。
髪飾り
髪飾りで花を添えることも可能です。
髪飾りもデザインやカラー、素材が豊富なので、好みのデザインが見つかりやすいでしょう。
数ある種類のなかでも、入学式や卒業式ではパールやリボンがおすすめです。
髪をまとめて添えるのはもちろん、ヘアアレンジが苦手な方は、ハーフアップに髪飾りを着けるだけでエレガントな印象に変身します。
髪飾りもコサージュと同様に華美なデザインやカジュアル過ぎるものは避けましょう。
バッグにコサージュ
バッグにコサージュを付けるのも一つの方法です。
シンプルなバッグでも、コサージュを付けるだけでまったく異なる雰囲気になります。
例えば、冠婚葬祭用の黒いバッグしか持っていない、という方もコサージュを付けるだけで、お祝いのシーンにふさわしく華やかな印象になります。
また、レンタルやお友達に貸してもらった場合など、スーツに穴を開けたくない場合にもおすすめです。
胸元にコサージュを付けることを躊躇してしまう方も、バッグであればさりげなく華やかさを演出できます。
まとめ
コサージュは、おめでたいシーンの装いに華やかさをプラスするためのアイテムです。
付け方は、人の目に入りやすい「自分から見て左側の鎖骨付近」に付けるのが一般的ですが、位置に決まりはありません。
ただし、奇抜な色やカジュアル過ぎる素材のものはNGです。
胸元にコサージュ以外にも、ブローチや髪飾り、バッグにコサージュを付けるなどのアイデアも。
コサージュやコサージュ以外のアクセサリーは、入学式や卒業式にふさわしい色と素材のものを選び、おしゃれで上品な装いを完成させましょう。
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