なにして遊ぶ?子どもの冬の外遊びアイデア7選

ソリで遊ぶ女の子

冬は寒いので、家にこもりがちになるご家庭もあるでしょう。

しかし、実は冬こそ外遊びのチャンスともいえる季節です。

落ち葉、雪、氷など、道路や公園では冬ならではの自然に出会え、それらを使った遊びがいろいろとあります。

また、お正月遊びで日本の伝統的な遊びに触れるのにも良い機会です。

この記事では、冬に外遊びがおすすめの理由や、楽しい外遊びアイデア、そして外遊びの際の注意点をお伝えします。

冬でも外遊びをしたほうがいい理由

空に描かれた花丸

実は、寒い冬こそ外遊びに向いているといえる点が多くあります。

続いて、冬の外遊びのメリットを紹介します。

五感が刺激される

吐く息が白くなる、手がかじかむなど、大人にとっては「寒くていやだ……」と思うようなことも、子どもに季節の変化を感じさせる良い材料になります。

また、寒い季節ならではの自然とふれあうことで、五感が刺激されるのも良い点です。

例えば、落ち葉や霜などは冬場にしか出会えませんよね。

落ち葉や霜を踏んだときの「カサカサ」「ザクッ」という音など、その季節にしかないものを見たり、音や匂いを感じたりすることは子どもの経験となり、成長につながります。

体が強くなる

寒いなかで遊ぶと皮膚が鍛えられ、免疫力アップが期待できます。

また、骨を強くするためには体内でビタミンDを生成する必要があります。

そのために必要なのが、日光浴です。

外遊びをすることで、日光を浴び、骨の強化も期待できます。

寒いからといって家のなかにこもってばかりいると、どうしても活動量が減ってしまいます。

体を動かさなくなると、体力や抵抗力が低下するリスクもあるので、積極的に外遊びをさせたいですね。

熱中症や虫刺されの対策がいらない

冬から早春にかけては、蚊の発生数も少ないですし、11月から2月までの間は、紫外線の量を示す指標も「弱い」季節です。

出かける前に日焼け止め、帽子、熱中症対策グッズや虫よけグッズを用意して……と準備が大変な夏と比べると、防寒対策さえしていれば気軽に出かけられるのは、冬場のほうです。

子どもが楽しめる冬の外遊び

凧あげをする男の子

冬には、その季節ならではの外遊びを楽しみたいですね。

続いて、冬の外遊びアイデアを紹介します。

凧あげ

冬のよく晴れた空は、凧あげをするのにぴったりです。

凧は、市販品でももちろん良いですが、手作りすると、そこから遊びが始まるので楽しみも2倍になりますね。

凧あげをすると、走り回って体も温まります。

また、遊び方もさまざまで、単に高くあげるだけでなく、「凧喧嘩」といって凧同士を空中でぶつけ合う遊び方もありますよ。

ただし、電線に引っかからないように注意が必要ですし、空港の近くではあげてはいけないなど、場所によって制限があるので確認してから遊びましょう。

羽根つき

お正月の遊びとしてイメージの強い羽根つきは、テレビなどで豪華な装飾のものを見かけるのではないでしょうか。

しかし、実際に遊ぶときはそのようなタイプではなく、絵が描かれているものを使います。

基本的には、羽子板と呼ばれるもので黒い玉(むくろじ)の付いた羽根を打ち合う遊びです。

詳しい遊び方やルールなどを知りたい方は、こちらの記事も見てみてくださいね。

落ち葉遊び

公園遊びや散歩のついでに気軽にできるのが、落ち葉を使った遊びです。

カサカサと音がしたり、握るとグシャグシャっとしたり、その様子だけでも小さな子どもは楽しめます。

ほかにも、落ち葉ジャンケンやごっこ遊びの道具にするなど、楽しみ方がたくさんあります。

興味のある方は、ぜひこちらの記事も見てみてください。

凍るシャボン玉

凍ったシャボン玉

シャボン玉遊びは子どもに人気の遊びの一つですよね。

気温が氷点下になると、シャボン玉は凍ります。

見た目も幻想的でステキなので、大人の方も楽しめるでしょう。

材料と作り方、遊び方は、次のとおりです。

【用意するもの】
  • 市販のシャボン玉液
  • シャボン玉用ストロー

シャボン玉液は手作りもできます。手作りする場合は次の材料を用意してください。

  • 台所用合成洗剤(界面活性剤30%以上) 15g
  • 洗濯のり(PVA配合のもの) 30g
  • 砂糖 15g
  • 水 45g
  • コップ
【作り方・遊び方】
  1. シャボン玉液を用意します。手作りの場合は、上記の材料をすべて用意して混ぜ合わせてください。
  2. できあがったシャボン玉液とシャボン玉用ストローを持って、外に出ましょう。しっかりと防寒するのを忘れずに。
  3. シャボン玉液にストローをつけ、雪が積もっているところや、氷の上でストローをそっと吹きます。
  4. 雪や氷の上のシャボン玉が、次第に凍ってきます。
  5. 完全に凍ったら、シャボン玉を転がしてみたり、手に持ってみたりして遊びましょう。

なかなか氷点下にならない地域の方でも、ぜひ寒い夜にシャボン玉を飛ばしてみてください。

昼間とは違う光の反射で、いつもと違う表情のシャボン玉が見られますよ。

手作りのシャボン玉液を作る方は、慣れてきたら材料の配合率を変えて、シャボン玉の変化を楽しんでみるのもおすすめです。

砂糖を水あめに変えてもシャボン液を作れます。

雪遊び

寒くても雪のなかで遊ぶ体験は、ぜひさせたいものです。

地域が限られてくるかもしれませんが、もし雪が降ったら防寒対策をしっかりして親も一緒に楽しんでしまいましょう。

代表的な雪遊びといえば、雪合戦やかまくらづくりですが、他にもさまざまな遊びがあります。

興味のある方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

散歩・ハイキング

冬は、ただ歩くだけでも、それ以外の季節では感じられない景色や自然を楽しめます。

すぐ身の回りでも、さまざまな木の落ち葉や、霜が降りている植物を観察できるでしょう。

もし、雪道や雪山を歩くチャンスがあれば、雪の重みでしなっている木や植物にも出会えます。

普段とは違う景色に出会うことで、親子の会話もはずみそうですね。

寒いなかでも、歩けば体も温まりますし、長距離を歩くことで体力作りにもなるでしょう。

氷の観察

天気予報を見て、寒い日の前日に水を張ったバケツを外に出しておきましょう。

夜から朝にかけて氷点下になる日があると、水が氷になります。

子どもは、そのような変化だけでも楽しめるでしょう。

氷の厚さや形、溶けるまでの時間などを観察して記録しておくのも良いですね。

絵の具を溶かして色水にしておいたり、葉っぱを入れておいたりすると、また表情の違う氷ができます。

容器の大きさや形を変えてみるのも良いですね。


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冬の外遊びの注意点

子どものニットとアルパカのぬいぐるみ

冬の外遊びには、いつもと違う魅力がたくさんあります。

しかし、気を付けなければいけないこともありますので、続けてお伝えします。

防寒対策を徹底

子どもも親も、体が冷えないようにしっかりと防寒対策をしましょう。

しかし、公園を走り回っているうちに、汗をかくこともあります。

動いて熱くなったら、服を脱げるように重ね着をして出かけるのがおすすめです。

マフラーや耳当て、手袋などをしておくと、細かく体温調節ができます。

マフラーを巻くときは、遊具に引っかかったりする危険性を考慮して、短めのものを用意してあげましょう。

体調が悪いときは無理しない

いつもよりちょっと元気がない、くしゃみや咳をしているなど、体調が悪そうなときは無理に外に行く必要はありません。

そのような日には、熱がなくても室内で様子を見ると良いでしょう。

外遊びは体を強くしますが、風邪や感染症が流行る季節なので、無理は禁物です。

まとめ

落ち葉で遊ぶ子供達

冬は寒いので、外遊びを敬遠しがちなパパ、ママもいるでしょう。

しかし、実は冬こそ気軽に外遊びができる時期です。

寒い冬でも外遊びをすることで、子どもの体を強くできます。

そして、冬にしか見られない景色、寒いなかでしかできない遊びもたくさんあります。

しっかりと暖かいかっこうをして、寒さに負けずに冬の外遊びを親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。


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