秋の訪れを告げる立秋ですが、まだまだ暑い日が続くので違和感のある方もいるかもしれません。
お盆前後の気温の高い時期に「暦のうえではもう秋ですが」との表現を見聞きした方も多いでしょう。
これこそが立秋を過ぎたことを表しています。
この記事では、立秋の意味や時期、由来、おすすめの過ごし方やお出かけ先などをご紹介します。
ぜひ、子どもと一緒に秋の気配を感じてみませんか。
立秋とは?
立秋という言葉はよく聞くものの、その意味や時期を正しく知らない方もいるかもしれません。
ここでは、立秋の意味や時期、由来などを解説します。
立秋の由来
立秋とは、二十四節気の一つで、夏から秋へと季節が変わる節目の日を指します。
二十四節気とは、太陽の動きに合わせて一年を春夏秋冬の四季に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分けたものです。
夏至や冬至、春分や秋分などの言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
それらはすべて二十四節気を表す言葉です。
二十四節気には、立秋の他に、立春、立夏、立冬があり、それぞれ四季の始まりを表す言葉として「立」の字が使われています。
立秋は「この日を境に猛暑や酷暑が続いていた夏も終わり、少しずつ気温が下がり過ごしやすくなる」との意味を持ちますが、実際はまだまだ気温の高い日が続くことも多いですね。
立秋の時期
立秋を迎える時期は、毎年8月8日頃です。
二十四節気の期間では、8月8日~22日頃までが立秋にあたります。
「頃」と曖昧なのは、地球が太陽の周りを公転する周期がきっちり365日でないためです。
この少しのずれを補正するため、4年ごとに「うるう年」として一年を366日にしています。
そのため、2023年の立秋は8月8日ですが、8月7日が立秋の年もあります。
また、一般的ではありませんが、二十四節気をさらに3つの初侯・次侯・末侯に細分化した七十二候というものが存在します。
立秋の場合、初候は涼風至(すずかぜいたる)、次候は寒蝉鳴(ひぐらしなく)、末候が蒙霧升降(ふかききりまとう)です。
その季節に応じた変化を自然や動植物の事象で表していてステキですね。
秋分との違い

立秋も秋分も、秋を表す季節の言葉で、どちらも同じようなものととらえている方もいるかもしれません。
しかし、立秋と秋分とには明確な違いがあります。
立秋は先述のとおり8月8日頃を指します。
一方、秋分は9月23日頃の秋分の日を起点として10月7日頃までの期間を表す言葉です。
秋分の日は、昼と夜がほぼ同じ長さになる日で、季節の秋を二分して、以降は冬に向かっていく境目の日となります。
立秋と異なり、秋分の頃には、高かった気温もすっかりやわらぎ、過ごしやすくなっているでしょう。
秋分の日についてはこちらの記事もご覧ください。
▼秋分の日ってどんな日?子どもに簡単に伝えるには?
梅雨明けと立秋の関係
じめじめと蒸し暑い梅雨の時期は、多くの方が早い梅雨明けを待ち望んでいるのではないでしょうか。
しかし、ずっと悪天候が続き、梅雨明け宣言がされないまま夏になる年もあるのを知っていますか?
通常は、気象庁が地方ごとに置く気象台で、梅雨入りや梅雨明けを発表します。
ところが、立秋頃まで思わしくない天気が続くと、その後の秋の長雨と区別がつきづらくなってしまうため、あえて「梅雨明け宣言」を発表しないこととされています。

立秋の習慣や風習とは?

立秋は年中行事にはあたらないため、特に決まった風習や行事食があるわけではありません。
しかし、それぞれの家庭で、子どもと一緒に季節の移り変わりを感じられるような過ごし方をすると良いでしょう。
以下に、立秋におすすめの過ごし方を紹介します。
旬の食べ物を食べる
立秋には決まった行事食があるわけではありませんが、その時期の旬の食べ物を食べることで季節の移り変わりを感じられるでしょう。
この時期に旬を迎える食べ物やおすすめの食べ物は、桃、オクラ、なす、トウモロコシ、スイカ、ところてんなどが挙げられます。
旬の食材は、安価でおいしいだけでなく栄養も豊富です。
食べ物の旬を子どもに教えながら、一緒に料理をするのもいいですね。
果物ならそのまま食べるのはもちろん、ジュースにしたりシャーベットにしたり、ヨーグルトやアイスを添えたりして、残暑で食欲のない時期でもおいしく食べられるでしょう。
オクラのネバネバは夏バテ予防にも効果的です。
ところてんは、のどごしがよくサッパリと食べられ低カロリーなので、味付けを甘めにしておやつにするのもおすすめです。
暑気払いをする
「暑気払い」という言葉に馴染みのない方もいるかもしれません。
「◯◯払い」とは、厄払いやすす払いなどのように、不要なものを取り除くことを指す言葉です。
昔は現代のようにエアコンがなく、暑い夏をどのように涼しく過ごすかに工夫を凝らし、すだれや打ち水などで涼を取っていました。
その頃の暑気払いは、暑さに打ち勝つために、食べ物や薬湯、行水や川遊びなどをして、体内の熱気を取り除く方法が主流でした。
現代の暑気払いは、冷たいものやおいしいものを食べたり飲んだりして、暑さからくるストレスを解消する意味合いが強くなっています。
残暑見舞いを送る
年賀状だけでなく、夏の挨拶状として暑中見舞いや残暑見舞いを交わす方もいるでしょう。
この夏の挨拶状も、立秋を境として、それ以前は暑中見舞い、立秋以降は残暑見舞いとなります。
涼やかな絵手紙は、送るのももらうのも楽しいですよね。
子どもから友達、先生、おじいちゃんおばあちゃんなどに送ってみてはいかがでしょうか。
暑中見舞い、残暑見舞いの書き方はこちらの記事へ
▼【時期は?いつからいつまで?】暑中見舞いの書き方やマナーをおさらいしよう
▼【子どもから先生へ】残暑見舞いを送ってみよう!おすすめの例文をご紹介
立秋におすすめのお出かけ先

立秋は子どもたちの夏休みの時期でもあり、社会人のお盆休みの時期にもあたるため長期休みを取る方も多いでしょう。
この時期に、子どもに普段とは違った体験をさせてあげてはいかがでしょうか。
以下に、立秋ならではのおすすめのお出かけ先を紹介します。
桃狩り
立秋の時期ならではの食べ物狩りとして「桃狩り」がおすすめです。
もぎたての桃は、皮に渋みがなく、そのままかぶりついて食べられます。
甘くてジューシーな桃ですが、品種により甘味や酸味、果肉の食感が少しずつ異なります。
ぜひ、品種による味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
農園によってはもぎたてではなく、よく冷えた桃を食べ放題用に出してくれるところもあるため、事前に品種やプラン、料金などを確かめておくと良いでしょう。
植物園
植物園は、動物園や水族館ほど子どもたちに馴染みがないと感じるかもしれません。
しかし、子どもたちにとって新たな発見や魅力に触れられる場所です。
ぜひ、立秋の時期に見頃を迎える植物を鑑賞してみてください。
夏の植物だけでなく、日本では見られない珍しい植物などが見られるところもあります。
また、ワークショップやスタンプラリーのような参加型イベントも多く催されているので、家族で参加すると思い出に残るでしょう。
夏休みの宿題の自由研究の一環にも役に立つのではないでしょうか。
まとめ
二十四節気は、あらゆる場面で私たちの生活に深く関わっています。
そのうちの一つ、立秋は、暑い夏から秋への季節の移り変わりの節目となる時期です。
ぜひ、立秋ならではの過ごし方で、子どもたちと一緒に暑気払いをしたりお出かけをしたりして、秋の気配を感じてみてはいかがでしょうか。

































