スポーツ少年団で楽しく活動することは、子どもにとってスポーツの楽しさやチームワークなどを知る素晴らしい機会です。
しかし、親としては入団にともなう負担や費用も気になるところでしょう。
この記事では、スポ少に入団する前に親が知っておくべきことを解説します。
スポ少にかかる費用や親のサポートの仕方なども詳しくご紹介するので、スポ少の入団を検討している方は参考にしてください。
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所属チームによって親の負担度合いは異なる
スポ少とはスポーツ少年団の略であり、地域社会で自主的かつ自立的に活動している非営利目的の団体です。
多くの場合、入団している子どもの保護者がボランティアで役割を分担しながら運営や活動に関わっています。
スポ少では、程度の差はあっても保護者の協力は不可欠です。
チームの方針や、団員の人数によっても保護者の負担度合いが異なります。
平等に分担できているケースもあれば、何人かの負担が重くなっているケースも見られます。
特に、入団歴が長く経験豊富な高学年の保護者のほうが負担が大きくなる傾向があるようです。
スポ少で親が担う仕事や役割
スポ少で保護者が担う仕事や係はチームによりさまざまです。
主に、以下のような役割が発生します。
- 指導者へ出す飲み物やお弁当の準備
- 子どものケガや急病時の応急処置
- スケジュール管理
- 使用施設の予約
- 試合、練習のビデオ撮影、写真撮影
- 会計、月謝管理
- スポーツ障害保険への加入、申請
- 試合の付き添い(丸一日になることも)
- 部費・会計・ガソリン代の管理
- 部の備品の管理、修繕
スポ少入団前に親が知っておきたい心構え
子どもが興味を持ったことをやらせてあげたいものの、親の出番が多そうで心配な方もいるでしょう。
ここでは、入団前に知っておきたいポイントを解説します。
習い事とは違う
習い事は、専門的な知識や技術を有したプロの指導者によっておこなわれ、公的なライセンスを持っていることがほとんどです。
通うのは週1回30分~1時間程度、月謝が5,000~1万円程度かかります。
習い事の場合は親の負担はあまりなく、送迎や必要なものの準備などをするだけで済むケースが多いでしょう。
一方、スポ少は公認の指導者資格が必要なものの、技術や指導力にはバラつきがあるようです。
非営利目的の団体のため、月謝は1,000〜3,000円程度と習い事よりも低く抑えられています。
活動回数や活動時間は団体により異なり、週1回、週3~5日、数時間や半日、朝から夕方、試合の日は早朝から夜までかかるなどさまざまです。
習い事はすべて指導者や運営会社主体で行われますが、スポ少は何をやるにしても保護者の協力なくして成り立ちません。
チームの方針はさまざま
スポ少のチームは、方針や重要としているものがチームごとにそれぞれ異なります。
例えば、勝ちにこだわる強豪といわれるようなチームでは、練習量や遠征回数が多くなり、試合に出る機会が多い子と少ない子が出てきてしまいます。
一方、ゆるく楽しく活動するチームでは、チームの強さよりも経験や努力を大切にすることが多く、試合に勝つことよりも、楽しみながら活動することが重要視されるため、試合に勝つ経験があまりできないともいえます。
スポ少は親の協力なしには活動できないため、親の都合も考慮しながら、子どもに合ったチームを選ぶことが必要です。
保護者間の温度差がある
スポ少に限ったことではありませんが、団員の保護者はそれぞれに考え方や状況が異なります。
全面的に協力できる・したい保護者、あまり協力できない保護者、多忙な保護者などがいます。
自分よりも熱意のある保護者や熱意の少ない保護者がいるため、保護者間の温度差を感じることもあるでしょう。
ある程度周囲の状況がわかってくると、積極的なやり方についていけない、非協力的で不満を感じるなど、保護者間のトラブルが発生する場合もあります。
しかし、余計な口出しはせず、さまざまな考えを持つ保護者がいることを前提に、お互いに協力しながらうまくやっていかなければなりません。
月謝以外にも費用がかかる
スポ少の月謝は1,000〜3,000円程度と安さに魅力と感じるかもしれませんが、それ以外の費用もかかることをあらかじめ把握しておきましょう。
積極的に遠征を組むチームだと、結構な遠征費がかかるケースもあります。
また、スポーツによっては道具にかなりの費用がかかり、成長や傷み具合に応じて買い替えも必要になります。
以下に、月謝以外にかかる費用の例を紹介します。
- ユニフォーム、練習着、用具代
- 施設利用料
- 遠征費
- 送迎費
- お茶、お弁当代
- 選手登録料
- スポーツ損害保険料
退団の選択肢もある
スポ少は、本来であれば子どもが楽しく参加できる場所であるべきですが、何らかの事情でスポ少への参加が子にも親にもストレスになることもあります。
例えば、子どものいじめや保護者トラブル、親の負担が大きすぎて家庭の考え方と合わない、などです。
このような場合、退団の選択肢もあることを知っておきましょう。
実際に、スポ少を退団してほかのスポーツをする、民間のクラブチームに入る、趣味で続けるなど、ほかの道を選んだ家庭は少なくありません。
特に、子どものストレスが大きいようなら、親は子どもの気持ちに寄り添い冷静に解決策を判断する必要があるでしょう。
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子どものスポ少に親が楽しく関わるには?
スポ少はあくまでも子どもたちが主役。
とはいえ、コーチやほかの親とどう付き合っていけばいいか悩む方もいるかもしれません。
ここでは、スポ少への親の関わり方を考えてみましょう。
コーチの指導方法に口出ししない
監督やコーチは、専門的な知識や経験を持って指導しているため、指導方法や考え方に納得できない部分があっても、口出ししないことが大切です。
特に子どもたちの前では絶対に口出しはNGです。
それまでに培った指導者と子どもとの信頼関係が損なわれ、どちらの言うことを聞くべきか子どもが混乱してしまいます。
言いたいことがあっても、基本的にはコーチに任せるスタンスを守りましょう。
ただし、暴力や暴言など明らかに指導の域を超える場合は別です。
ほかの子も応援する
練習や試合では、自分の子だけを気にかけるのではなく、ほかの子も平等に気遣いしたり応援したりしてください。
当番で練習に付き添っているときは、ついつい我が子ばかりに注目したり世話を焼いたりしたくなるかもしれません。
しかし、そういうときこそ我が子を優先するのではなく、チーム全員に公平に対応しましょう。
ほかの子のお世話をしているうちに名前や顔が一致して、チーム全体の成長が喜べるようになり、練習や試合の応援が楽しくなりますよ。
保護者の付き合いは一定の距離を置く
保護者同士のトラブルに無闇に口を挟むのはやめましょう。
苦手な方とも無理して仲良くする必要はありません。
一定の距離を置いて、自然体で適度に交流するのがストレスを感じずに済むコツです。
関係を良くしたいがためにがんばりすぎてしまうと、自分が辟易してしまいます。
係や当番の仕事はしっかりやって、あとは深く付き合わないよう割り切ることも大切です。
あくまでも子どもたちが楽しく活動できるためのサポートに徹するよう心がけてください。
そのうち、同じように感じている親と良い関係が築けるでしょう。
まとめ
スポ少は、団や種目によってさまざまな違いがあることがわかりました。
いずれも親の介入なしには成立しないので、入団前には、活動内容や費用、親の役割などをしっかりと確認することが大切です。
スポ少は、子どもの体力や社交性を育てる貴重な場です。
親が適切にサポートし、子どもの成長を見守ってあげましょう。
何年間か所属することになるので、親も介入しすぎることなく適度な距離感を持って、子どもの成長を見守ってあげましょう。
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