子どもがいつまでたってもパパやママに頼りっきりであまり自分で動けていないと気になってしまうことがあります。
周りの子と比べると自立心が育まれていないのかもしれないと心配になってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、自立心の意味や子どもの自立心を育てるために親がサポートできることをご紹介します。
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自立心の意味は?
自立心とは、他人の力を借りたり支配を受けたりしないで自力で物事をこなそうとする心構えのことを意味します。
人間は、産まれてから常に親や周囲の人に助けられて成長していきます。
しかし、どのような環境でも生き抜いていくためには、子どもの頃から少しずつ自立心を育んでいくことが重要です。
ここでは、幼児期のうちに育むのが良いとされている自立心について具体的に解説します。
幼児のうちに育てたい「自立心」とは
2018年から施行されている改訂版の保育所保育指針や幼稚園教育要領では、幼児期の終わりまでに育んでほしい能力や姿として10の例が提示されています。
その中の一つに挙げられているのが、「自立心」です。
自立心とは、身近な環境に主体的に関わり、さまざまな活動や遊びを楽しむなかで、やらなければならないことを自覚したり自分の力で行うために考えを巡らせたりすることとされています。
自立心を育てることによって、困難があっても諦めずにやり遂げたり達成に向けて工夫を施したりできます。
また、自立心を持ってさまざまなことに取り組むと、満足感や達成感を味わったり自信を持って行動したりできるようになるとされています。
自発性自己主張、独立心との違いは?
自立心と独立心は類語として捉えられることも多いでしょう。
独立心は、他の人に依存しないで独り立ちしようとする心のことです。
これに対して自立心は、他の人の力や支配を受けることなく、自分の力で物事をこなしていこうとする心構えのことを意味します。
かなり近い意味で使われますが、依存するという表現のニュアンスに違いがあり、子どもの幼児期に求められる力としては自立心という言葉が使われることが多いでしょう。
また、自立と似た言葉には「自律」もあります。
自律には、自分で立てたルールや計画に従って自分を律することや自分をコントロールしながら自ら行動することなどの意味があり、自立とは少し異なります。
さらに、自立心は、自ら行動する「自発性」や、自分の考えや気持ちを主張する「自己主張」、そして自分の判断で決める「主体性」などの要素とも関連が深いことを理解しておきましょう。
自立心は英語ではなんていう?
英語では、自立心は「spirit of self-reliancefeeling」などと表現されます。
欧米でも自立心は大切にされているあり方の一つなので、育児や教育で重視されている概念です。
自立心が強いと良いことは?
子どもが強い自立心を持つことで得られるメリットとして、自分の存在に自信を持てることが挙げられます。
また、自分で考えて遊びや行動ができるようになり、工夫する楽しさを味わえるようになるでしょう。
目標や信念を持って行動する習慣がつきます。
さらに、主体性を持って行動できるようになったり、客観的に物事を判断できるようになったりします。
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自立心がないとどうなる?
一方で、自立心が欠けていると、他の人の指示通りにしか行動ができなくなったり、自分で考えや信念を持っていてもすぐに周りの意見に流されてしまったりすることがあります。
自信がなく自ら判断を下すことができず、人任せにしてしまうこともあるでしょう。
自分の行動に責任感がないため、自分の失敗を認められない人もいます。
周囲には、芯の弱い人というイメージを与えてしまうことが多いでしょう。
自立心を高めるためにはどうすればいい?
幼児期に自立心を育むためには、さまざまな遊びから自分がやりたいことを自分で選んで行動させてみると良いでしょう。
自分で取り組むことを決めたら、目的を持ってルールや仕組みを理解したり工夫したりできるようになります。
また、少し難易度が高いと思われることにも積極的に挑戦させてあげることも大切です。
「自分でできた」という達成感や満足感を味わう経験を重ねていきましょう。
自分の頭で考えたり工夫を凝らしたりしながら諦めずにやり遂げる経験を積むと、自立心が強くなっていきます。
目的意識や主体性が生まれ、自分の失敗にも正面から向き合えるようになるでしょう。
自立心を養う・育てるために親ができること
親としては、子どもがやりたいと思っていることを自分で選べるような環境を整えてあげるのがおすすめです。
物事をわかりやすく説明してあげたり目で見て理解しやすいように準備してあげたりすると、選択肢からやりたいことを選べるようになるでしょう。
また、子どもが自分で考えて行動するには、大人よりもはるかに長い時間がかかります。
子どもが焦らずにじっくりと課題と向き合えるように、生活の中で時間を確保してあげることが大切です。
さらに、自分で工夫して遊ぶことの楽しさや大切さを教えてあげるのも効果的です。
目標を達成したときには褒めてあげたりご褒美をあげたりするのも良いでしょう。
子どもに主体性が出てきたら、準備段階から自分でできるようにサポートしてあげるのもおすすめです。
まとめ:焦らず少しずつ積み重ねて
何事もパパやママを頼りにされてしまうと、子どもに自立心がないのではないかと悩んでしまうこともあります。
そんなときは、身の回りの小さなことから少しずつ自分でこなせるように工夫し、成功体験を積み重ねていきましょう。
自立心を育てるには、さまざまなことに自分でチャレンジして自信を積み重ねていくことが大切です。
親としては、子どもが安心して活動できるように基盤を作ってサポートしてあげられると良いですね。
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