ママやパパは子どもをほめて伸ばしたいと頭では思っていても、毎日の忙しさや生活するうえでの大変さもあり、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。
思わず子どもを叱ってしまうと、あとから「どうしてあんなことを言っちゃったんだろう」と、自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。
ほめるより叱ってしまうことが多くても、それは自分だけではなく多くの親が同じ状況なので悩み過ぎないようにしましょう。
うまくできないことを悩むよりも、ほめ上手になるためのポイントを知っておくほうが子どもに良い影響があります。
記事で紹介するほめ方のポイントをぜひ参考になさってください。
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多くの親が「ほめ下手」
4~12歳の子どもを持つ親を対象にした「子どもの自己肯定感」に関する調査(ほめ写プロジェクト)によると、約6割の親が「叱るよりもほめるほうが苦手」と回答していることがわかりました。
自己肯定感を高める育児の大切さは理解していても、実際に行動に移せていない親は同じく約6割です。
子どもが自己肯定感を持つことは大事、と9割を超える親が回答し、高い関心を持っています。
しかし、一方で子どもに与える良い影響を理解している親は約3割でした。
子どもの自己肯定感を高めるにはほめることが良いと言われていることからも、ほめ上手の親を目指したいところです。
ほめると子どもにこんなにいいことがある!
ママやパパが子どもをほめると、優しい気持ちの芽生えや自信につながり、親子の信頼関係も深まるなどのいいことがあります。
人に優しい子になる
ママやパパが「○○をしてくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えると、子どもに親の気持ちが伝わります。
すると、「これをしたからママはうれしい気持ちになったんだ」と親の気持ちが考えられるようになるでしょう。
子どもが人の気持ちを考えられるようになると、お友達や幼稚園の先生など、周囲の人の気持ちを考えて行動できるようになるのが自然な流れです。
そうすれば、自分中心になりがちな幼い心から、人の気持ちがわかる優しい子どもへと成長できます。
自分に自信が持てる
親にほめられると認められたと感じて、子どもは自分に自信が持てます。
自分で自分を認めることができ自信がつくと、考え方や取り組む姿勢が前向きになり、何事にも積極的に挑戦できるようにもなります。
このように、ママやパパが子どもをほめるとうれしいので自信がつき、ポジティブ思考になった結果チャレンジ精神が育つ、という好循環が生まれます。
優しい気持ちが育っている一方で、自分の意見もはっきり言える子どもになるでしょう。
親子の信頼関係が深まる
ほめられて親が自分をちゃんと見てくれていることがわかると、子どもはより親を信頼します。
自分がしていることを認めてくれる親は、たしかに自分を愛してくれていると実感できるからです。
信頼できる親がいる子どもは、気持ちが落ち着き安心してさまざまなことに挑戦できます。
愛されている実感のある子どもは、たとえうまくいかなくて失敗したとしてもがんばっていたことを親が認め励ましていれば、何度でも再チャレンジするでしょう。
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子どもをほめるときの5つのポイント
子どもはただほめれば良いというわけでもありません。
努力や過程をほめるなど、5つの大切なポイントがあるので知っておきましょう。
結果ではなく努力や過程をほめる
「できたね」「偉いね」「お利口だね」などと、子どもががんばった結果だけをほめるのではなく、その過程と努力をほめるのが上手なほめ方のポイントです。
習慣的に使っているこのようなほめ言葉があるなら、ほめる前にちょっと立ち止まって考えてみましょう。
例えば、スイミングで目標の10mを泳げるようになった場合なら「10m泳げてすごいね」ではなく「バタ足の練習をいつもがんばったからだね」とほめるほうが子どもの努力を認めていることになります。
具体的にほめる
子どもの努力や過程をほめるには、より具体的に親が見ていることを伝えてあげるのがポイントです。
簡単な一言でほめたつもりになって終わらせてしまうと、子どもは何をほめられたのかよくわかりません。
何をがんばったから目標を達成できたのか、子どもが自覚できるようにほめ方には具体性を持たせましょう。
例えば、上手に絵が描けたら「色をたくさん使っていてきれいだね」など、見た目でわかりやすいことをほめると子どもにも伝わりやすくなります。
子どもの存在そのものをほめる
何かをしたから、できたから、のように条件付きでほめるのではなく、子どもの存在そのものもたくさんほめてあげましょう。
条件を付けないほめかたには「○○ちゃんがいてくれてうれしい」「パパとママのところに生まれてきてくれてありがとう」などの言葉かけがあります。
無条件に自分の存在を喜んで愛してもらえているとわかることは、子どもの自己肯定感を育むことにつながります。
自己肯定感のある子どもは、人間としての基礎や社会性なども同時に育てていくことができるでしょう。
精一杯がんばったか見極める
子どもが「手を抜く」こともある、などということは親にはあまり考えられないかもしれません。
しかし、精一杯がんばっていなくても目標を達成できてしまうこともあります。
全力ではないとしても、子どもが一定の努力をしたことはほめるべきでしょう。
ただし「ほめてもらえるからこの程度でもいいや」と子どもが思ってしまわないように気を付けてください。
何事も早く終わらせてしまう習慣がつくと、目標に向かって一生懸命に工夫する機会を奪ってしまうことになります。
がんばった話を聞いてあげる
子どもがしている目に見えないがんばりに、親はなかなか気付くことはできません。
何をがんばったのか、子どもの話を聞くと、子どもが親に認めてほしいがんばった点に気付くことができます。
例えば「これはどうやったの?」「何でできたんだろう?」など、具体的に聞くことが大切です。
子どもが自覚しているがんばったことを聞くことは、前に説明した「がんばり度合い」の見極めにもつながります。
親は的はずれなほめ方をしなくて済むだけでなく、効果的なほめ方ができ子どもも満足するでしょう。
まとめ
子どもをほめるのは大切とわかっていても、苦手意識を持つママやパパは多くいます。
子どもを上手にほめると、優しい気持ちや自信が芽生えて親子の信頼関係も深まります。
努力している過程を具体的にほめる、無条件に子どもの存在をほめるなどがほめ方のポイントです。
さらに、子どもの話を聞いてがんばったところを認めるなど、具体的なほめ方のポイントもあります。
ほめ方のポイントを知っていれば、ママやパパが必要以上に悩むこともなく的確なほめ方ができるようになり、子どもの自信へとつながるでしょう。
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