結婚しても共働きを続けるのが当たり前になり、産休や育休制度が充実した会社が増えてきた昨今でも、さまざまな事情で出産を機に退職する女性は決して珍しくありません。
「出産を機にできれば一度退職して子育てに専念したいが、再就職が難しいと聞いて躊躇している」と悩んでいる方もいるでしょう。
この記事では、出産後に再就職する女性の現状や、出産後スムーズに再就職するコツなどを解説します。
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出産後の再就職は難しい?継続就業率は?

はじめに、昨今働いている既婚女性のうちどのくらいが子どもを出産したあとも仕事を続けているのか、現状を解説します。
就業している女性のうち、何割が出産後も仕事を続けているのでしょうか。
出産前後の女性の継続就業率は7割に
国立社会保障・人口問題研究所が2022年9月に発表した「第16回出生動向基本調査(2021年6月実施)」によると、第一子を出産後も仕事を継続する女性の割合は、69.5%と7割近くにものぼっています。
育休や産休制度が充実してきた成果といっても良いでしょう。
実際、就業継続者の 79.2%は育児休業制度を利用しています。
その一方で、非正規雇用と正社員との待遇差が広がっており、新しい問題となっています。
パート・アルバイト・派遣社員といった非正規雇用の女性の継続就業率は低く、特に育児休業を利用して就業を継続した方は、全体の20%台に留まっているのが現状です。
参照:国立社会保障・人口問題研究所|第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
出産後の就職は難しいと感じる人が9割超えの調査も
民間調査会社の「しゅふJOB総研」が2022年1月におこなったアンケート調査によると、「結婚・出産後の就職活動」に関して、92.6%の方が「難しい」と答えています。
その理由としては「家庭と両立できる仕事が少ない」が78.1%が最も多く、ついで「求人に応募しても選考に通りにくい」「仕事から離れている期間が長いと不安を感じる」と続きます。
このアンケート結果を見ると、結婚している女性が出産を機に退職すると出産前と同じような条件での再就職が難しいため、利用できる制度をフルに利用して就業を継続していると推測されます。
ブランクが長いと再就職は難しい?
株式会社ノヴィータが2022年におこなった女性の再就職に関するアンケート調査によると、ブランク期間を経て再就職した女性のうち、最も多いブランク期間は3年未満の69.5%、次に多かったのは2年未満の58.6%でした。
また、求職活動中はアンケートに答えた女性のうち、約3分の2がブランクをポジティブにとらえられなかった、と回答しています。
その一方で、ブランクのある女性を採用した企業は66.7%にも登ります。
しかし、企業が採用した人の7割近くがブランクの期間が3年未満でした。
このアンケート調査から推測できるのは、企業側はブランクのある女性の採用に抵抗はないが、歓迎するのはブランク期間が比較的短い人である、ということです。
また、再就職活動をする女性はブランク期間を不利だと考えてしまいがちだともわかります。
参照:調査主体:株式会社ノヴィータ|人材採用に関する調査・あなたご自身のキャリア観に関するアンケート
出産後の就職活動のポイントは?

夫の転勤に伴う退職もありますし、出産前の職種によってはどうしても続けられないこともあるでしょう。
出産後の転職や再就職は簡単とはいえませんが、しっかりと事前準備することで希望どおりの仕事に就ける可能性が高まります。
ここでは、再就職を成功させるポイントやブランクを不利にさせないコツなどを紹介します。
キャリアプランを立て、優先順位を考える
例えば30歳で出産した場合、定年まで働き続けると考えると残りの期間は35年あります。
子育てもまた、20年近く続く長いものですが、何人欲しいかで教育費も変わってきます。
焦って求職活動をする前に、まずは長期的視野でキャリアプランを考えましょう。
上の子どもが小学校にあがったら徐々に仕事に重きを置いていくなど、ざっくりでいいので働き方や目標を考えておけば、再就職先もある程度絞れます。
また、会社側と働き方のすり合わせもしやすくなります。
キャリアプランを考えておけば、現状だけを見て条件の悪い仕事にしぶしぶ就かなくてもすむでしょう。
子育ての両立に理解がある働きやすい職場を探す
出産を機に退職してブランクが2~3年以内で再就職する場合、子どもは2~3歳です。
保育園に入れたとしても、子どもがいないときと同様に働くのは難しいでしょう。
必ず出社してフルタイムで働かなければならない職場より、時短勤務やフレックスタイムが可能な職場のほうが、子育てと仕事を両立しやすいです。
また、リモートワークなど在宅勤務が可能な職場も子育てをしている女性にとっては働きやすいでしょう。
託児所・企業主導型保育園を併設している企業や、子育て支援制度の利用実績が豊富な企業ならば、より働きやすいです。
求人サービスなどを利用して子育て支援が手厚い会社を探しましょう。
資格取得やリスキリングをする
仕事に必須な資格を持っていたり、即仕事に役立てるキャリアを持っていたりすれば、再就職に有利です。
結婚前から妊娠中に将来を見据えて資格取得やスキルアップをしておくのもおすすめです。
また、子育てを手伝ってくれる方が身近にいる場合、出産後に少しずつ勉強してもいいでしょう。
簡単なことではありませんが、子育てしながらでも、資格を取得したりスキルアップしたりすることもできます。
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出産後の仕事の探し方や正社員になる方法

最後に、出産後にスムーズに仕事を探す方法や正社員になるコツを紹介します。
長く働くことを考えると、可能ならば正社員として再就職したいものです。
そのためにはどのような点に注意すれば良いのかも解説するので、参考にしてください。
転職エージェントや求人サイトに登録
昨今は、育児中の女性の再就職を応援する企業を集中して掲載している求人サイトや、再就職をサポートしてくれるエージェントが在籍している求人サービスも増えました。
ハローワークにも働くママを応援するサポーターがいるところもあるので、併用して仕事を探しをすると効率的です。
条件に合う企業の求人が見つからない場合も、将来的に求人が出てくる可能性が高いサイトは、登録しておくと条件が合う企業の求人が出ると知らせてくれます。
求人サイトで職探しをする際には、雇用形態、希望する就業時間、職種などを明確にしておくと探しやすいですよ。
正社員として再就職する方法は?
仕事に直結する資格を有している場合や、前職でキャリアを積んで同業他社からお声がかかっている場合などは、できるだけ早く再就職活動をすることで、正社員になれる可能性が高まります。
しかし、ブランクが長い場合や仕事に直結する資格やキャリアを持たない場合は、正社員にこだわり過ぎるより、正社員登用制度がある派遣やアルバイトで働くのもおすすめです。
求職期間が長くなると、どうしてもモチベーションが下がり気味になり、最後には「なんでもいいから就職したい」と、妥協してしまいがちです。
3年後に正社員になるなど目標をしっかりと定めておけば、雇用形態が最初は派遣やアルバイトでもあとから巻き返すことができます。
働きやすい仕事へのキャリアチェンジも
職種によっては、どうしても子育てとの両立が難しいものもあります。
今までせっかく築いてきたキャリアを捨てるには惜しい、と思うかもしれません。
しかし、キャリアによっては畑違いの分野でもその経験を活用できます。
昨今は労働人口の減少から、畑違いの分野からも歓迎する企業が増えています。
必要ならばキャリアチェンジも考えてみると良いですね。
まとめ:預け先や働き方も考えて挑戦を
子育て中の共働き夫婦でも働きやすい環境を整えている職場は年々増えています。
しかし、まだまだフルタイムで仕事をしながら子育てをするのは難しいケースも多いです。
子育てをしながら再就職したいと考えている方は、預け先だけでなく働き方もよく考えて仕事を探してみてくださいね。
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ぜひお気軽にご活用くださいね。
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