子どものやる気を引き出すのはどんな言葉?使えるフレーズを紹介!

子ども3人が手をつないで走っている写真

わが子にはさまざまなことにやる気を出して取り組んでほしい。

親なら誰でも願うことですよね。

しかし実際には、やる気を出させようと思って言った言葉が、反対にやる気を失くさせてしまったりすることはありませんか?

小学生以上になると、宿題などやらなければいけないことが増えてきて、親の思った通りにさせようとするとガミガミ言いたくないのに言ってしまう、そんなこともあると思います。

今回は、男の子2人と女の子1人を子育て中の筆者が、子どもにやる気を出して前向きな気持ちになって欲しいとき、実際に「この言葉をかけて良かった」と思ったフレーズをいくつかご紹介します!

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幼児の頃から、生活のさまざまな場面でやる気アップにつながる言葉かけを

親子が泡立て器をもってお菓子作りをしている写真

幼児でも、子どもたちのやる気アップができる場面はたくさんあります。

家事の手伝いや習い事など、個性を伸ばす言葉かけもどんどんしてあげたいですね。

お手伝いをもっと楽しく

「はじめてなのに、こんなに上手にできてスゴイ」

「うわぁー、窓がきれい!ピカピカだね.。みんな見て、○○ちゃんがきれいにしてくれたよ」

料理の手伝いをしてくれた時と、窓掃除を手伝ってくれた時にかけた言葉です。

幼児の頃は大人の真似がしたくて、キッチンで手伝いをしたがることがよくあります。

ママやパパのように上手にできなくて泣いてしまうこともありますが、「できなくて当然」と励ましながら、今できていることを少し大げさに褒めるといいですよ。

そのうえで、「こうしたらもっと良かったね」とアドバイスすると、次はもっとうまくできるようになりたい!とやる気が湧いてきます。

また、お掃除などのお手伝いのときには「ありがとう」の言葉だけではなくて、どんなところが特に良かったのか、きれいになってパパやママは嬉しいという気持ちを伝えてあげましょう。

さらに別の人に話すことで、二重に褒められる機会があると、またお手伝いをがんばろうとやる気を引き出せると思います。

やる気が湧いてくる言葉で、子どもの得意分野をさらに伸ばそう

「このダンボールで作った工作、よく出来てるねー!写真撮ろう」

工作が好きな子どもがダンボールで作ったものを見ながらかけた言葉です。

そのあと、実際にスマートフォンで写真を撮ってSNSにあげたことで、たくさんの人に褒めてもらい、モノづくりが好きになった息子は、最近ではプログラミングに興味を持つようになっています。

工作のほかにも、スポーツや音楽などで才能を発揮する子どももいるでしょう。

習い事として先生に教えてもらう中で、引き出されるものもたくさんあると思いますが、親からの応援や前向きな言葉をかけられることで、さらにやる気が湧いてくるようです。

本人にとっては普通にできることでも、特によくできていることを伝えると、自分の才能に気付いて、もっと伸ばしたいという気持ちにもなります。

日々の暮らしのなかでもやる気を育てる、子どもの良いところの見つけ方

「いただきます、ごちそうさまがちゃんと言えたね」

「ママの分残してくれたの?優しいね。ありがとう」

教えた挨拶ができたときや、おやつを残しておいてくれたときにかけた言葉です。

人間関係を築くうえで大切な挨拶や返事ができたときに褒められると社会性が身に付きますし、周りの大人たちに褒められることも多くなります。

また、人や生き物などに優しい気持ちが持てることも素晴らしい長所です。

その他にも、食事を残さず食べることや、玄関で靴を揃える、笑顔で周りを和ませるなど、日常生活で子どもを褒めるところはたくさんあります。

「うちの子は取り柄がなくて…」と思わずに良いところを探してみてください。

一つでも良いところを伸ばせると、自己肯定感が生まれて他のことにもやる気が湧いてくると思います。

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小学生の家庭学習、子どもがやる気になる言葉かけ

小学校に上がると、宿題をするために家庭学習の時間が必要ですね。

はじめはやる気満々の子どもも、慣れてくるとだんだんやる気がなくなって、後回しになりがち。

家庭学習にとりかかるまでと、勉強中や内容を見ながらかけた言葉をお伝えします。

学習にとりかかる前に

「今日は何時から宿題するの?」

子どもが学校から帰ってしばらく遊んでいたときに、予定をたずねるようにかけた言葉です。

すると、「7時からするつもりだよ」と意外にもはっきりした返事が返ってきました。

子どもは何も考えずに遊んでいるように見えて、実は自分の中でちゃんと計画を立てていたのです。

7時になるとサッとゲームを止めて、宿題にとりかかる姿を見てハッとさせられました。

子どもの様子を見ていると「遊んでばっかりで、いい加減に勉強しなさい!」と言いたくなるときがあるかもしれません。

しかし、強制の言葉は反発を引き起こしますし、勉強しない子と決めつけられるとやる気も失せてしまいます。

小学1〜2年生の頃は、親がある程度スタートの時間を決めて守らせるように声をかけることも必要ですが、中学年から高学年になると、自発的にスタートした方がやる気も上がります。

遊びもひと段落しているので勉強に集中できるようです。

小学1~3年生

「鉛筆の持ち方が上手になったね」

(漢字ノートを見て)「ここの”はらい”がすごくきれいに書けてるね」

子どもが文字を習い始めた頃に宿題を見ながらかけた言葉です。

まだ宿題に慣れていない頃は、まずは机の前に座って姿勢がキレイに保てたことや、鉛筆の持ち方が上手になったなど、宿題に向かう態度を褒めることで、やる気が少しずつ育っていきます。

消しゴムで消すときに手で用紙をしっかり押さえることだけでも、褒めるポイントになります。

その他にも、筆圧が強く書けるようになったのを指して「濃くてはっきりした字が書けるようになったね」など、些細なことでもいいところを探して言葉をかけると、だんだん楽しくなるようです。

算数の問題では、わかるまでヒントを出して答えがわかったときに「ピンポーン、正解!」と拍手をしながら褒めると、喜んで次の問題にもとりかかると思います。

小学4~6年生

「毎日宿題大変だよね」

「最近どんな勉強してるの?」

「こんな難しい問題解いてるの!よくがんばってるね」

子どもが宿題を前にして頭を抱えていたり、ため息をついたりしていたときにかけた言葉です。

中学年から高学年になると、学習内容が少しずつ難しくなっていきます。

スラスラと解ける問題ばかりではなくなってくると、どうしてもやる気がなくなってきます。

それでも、やらなくてはならないことは子ども自身もよく分かっていますので、大変さに共感しつつ努力していることを認めるような言葉をかけてあげましょう。

学習内容にも関心を持って、子どものことをより深く理解しようとすることで、「理解しようとしてくれている」という安心感にもつながります。

ピンチのときこそ前向きな言葉を

泣いているランドセルの子を大人が諭す写真

平凡な毎日の中のようでも、子どもの周りにトラブルはつきものです。

そんなときこそ親が冷静になって、子どもの気持ちをよい方向にむける言葉かけをしたいですね。

子どもが気づいていない長所を見つけるチャンスに

「忘れもの?よく気づいたね。今からなら間に合う、大丈夫だよ」

学校へ出かけた子どもが、忘れものを取りに家に帰ってきたときにかけた言葉です。

子どもは忘れものに気付いた時点でとても慌てていますし、学校に遅れるかもしれないと焦ってドキドキしています。

まずは、そんな気持ちを落ち着かせてあげること、そして忘れ物をしたままにしたくないからこそ、戻ってきた行動を褒めてあげましょう。

なにかトラブルが起こったときに、すぐに改善に向けて行動に移すことができる、という長所だととらえれば、前の日の準備が悪かったと叱る必要もありません。

その日に学校から帰ってきてから、次の日に困らないようにするにはどうしたらいいのかを一緒に考えて、子ども自身がこたえを見つけられるようにうながすといいでしょう。

また、人よりも作業が遅かった子に「最後まで自分の力で頑張ったね。粘り強いところがあなたのいいところだよ」と伝えたこともあります。

物事はとらえ方次第で、長所にも短所にもなります。

見方を変えるきっかけを与えてあげることで、子どもは自分に自信が持てるようになると思います。

思春期の子どもには、言葉よりも見守る姿勢が大切なときも

思春期を迎える時期の子どもには、余計な言葉をかけたことで、かえって気持ちを沈ませてしまうこともあります。

習い事の試合で良くない結果に終わってしまったとき、素人にも関わらず、アドバイスをするような言い方をして、「何も知らないくせに」と反感を買ってしまいました。

あとで子どもに話を聞くと、何も言わずにそっとしておいてほしかったとのこと。

心配だからこそ、何かいい言葉をかけて暗い気持ちを明るくしてあげたいと思いますが、そこはグッと我慢して見守ることが大切です。

子どもの好きな食べ物を用意して、あとは子どもを信じてじっと待ちましょう。

親の見守る姿勢が、自分自身で問題を解決する力を引き出すことにもなります。

まとめ

親子三人で自然の中で座る写真

さまざまなシチュエーションで、やる気を引き出す言葉を具体的にご紹介しました。

良い言葉かけが大切だとはわかっているけど、なかなか難しいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては、努力してできていることがたくさんあります。

そんな努力を見逃さず認めてもらった子どもは、安心してさまざまなことに挑戦できるのではないでしょうか。

まずは、日頃見逃しがちだった子どもの良いところを探してみましょう。

きっと褒めるポイントがたくさん見えてくるはずです。

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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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ママライタープロフィール

tomo

21歳の息子、19歳の娘、14歳の息子を持つママライター。(※原稿執筆時)
知的好奇心を満たしてくれるものが大好物。
子供たちの影響でアニメにも興味あり。苦手なのは計算と掃除。

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