子どもが嘘をつくようになり、なぜ嘘をつくのか、どのように対処すればいいのかわからずに悩むママやパパは少なくありません。
幼稚園や保育園、学校に入学しても平気で嘘をつく子どもになってしまわないか、心配になりますよね。
この記事では、子どもが嘘をつく理由や、叱る必要のない嘘と注意するべき嘘を解説します。
また、子どもが嘘をついたときの対応方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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叱る必要のない子どもの嘘とその理由
嘘をつくのは基本的には悪いことです。
とはいえ、子どもが嘘をついた理由によっては叱る必要はありません。
願望から
例えば、実際に行く予定はないのに友達に「今度の日曜日は遊園地に行くんだ」など、遊園地に行きたいとの願望からつく嘘です。
この場合、本当のことのように話しますが、本人に嘘をついている自覚はほとんどありません。
誰かを傷つけたり、何かをごまかしたりするための嘘ではなく、幼児期の成長過程の一つといえます。
空想から
幼児期は空想と現実の区別があいまいです。
そのため「さっきお人形とお話したんだよ」のように、空想から嘘をつくこともあります。
親からすると現実ではあり得ないような話をされて心配になるかもしれませんが、こちらも成長過程の一つです。
年齢が上がるにつれて空想と現実の区別がつくようになるため、叱る必要はありません。
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注意が必要な子どもの嘘とその理由
子どもは成長過程の一つとして嘘をつくこともありますが、注意しなければならないケースもあります。
親の気を引くため
願望や空想とは異なり、親の気を引くために嘘を作り出す場合は注意が必要です。
本当は一番ではなかったのに「今日かけっこで一番になったんだよ」と言ったり、本当は元気なのに「お腹が痛い」と言ったりするケースです。
ただし、寂しさや甘えたい気持ちがあるためにつく嘘で、子どもに悪気はありません。
親の気を引くために嘘をついた場合は、ママやパパ自身が子どもへの接し方を見直してみたり、触れ合う時間を増やしたりするなどしましょう。
自分を守るため
例えば、おもちゃを壊してしまったときに「自分は何もしていないのに壊れていた」など、本当のことを言ったら怒られると思って嘘をつくこともあります。
自分がしてしまった悪いことを隠すために、自分が叱られないようになど、自分を守るために嘘をついたときも注意しなければなりません。
自分を守るための嘘だった場合、ついきつく叱ってしまいがちですが、まずは冷静に対処して事実を話させましょう。
いきなりきつく叱ると子どもが事実を話してくれなくなる可能性がありますし、次はバレないようにと、また嘘をつく可能性もあります。
心配をかけないため
子どもなりに「こんな話をしたらママやパパが心配するだろう」「ママやパパを悲しませてしまう」と、心配をかけたくなくて嘘をつくこともあります。
友達に意地悪なことを言われたなど本当は嫌な思いをしたのに、ママやパパから「今日何かあった?」と聞かれて「何もない」と言ってしまうことも……。
この場合の嘘は、親に知られたくなかったり、自分の心を守ったりするためでもあります。
SOSが隠れているケースもあるので、注意深く子どもを見守りましょう。
親の真似をしている
ママやパパが普段から子どもの前、もしくは子どもに対して嘘をついており、それを子どもが真似をするケースもあります。
親が嘘をついているのを見ているため、嘘が悪いことだと思えなくなってしまうからです。
その場をしのぐためなど、些細に感じることでも嘘をついてしまう癖がある場合、まずは親が嘘をつく癖を直さなければなりません。
子どもが嘘をついたときの対処法
子どもが叱る必要のある嘘をついたときは、子どもに対する接し方を見直してみましょう。
そのうえで、子どもとしっかり話し合うことが大切です。
子どもへの接し方を見直す
ママやパパのなかには「きちんとした大人になってもらいたい」との気持ちが強いがゆえ、つい厳しく接してしまう方もいるのではないでしょうか。
子どもの将来のことを考えると甘やかしすぎるのも心配ですが、厳しすぎると結果的に子どもを追い詰めてしまうかもしれません。
普段から厳しくしていると、叱られるのが怖くて都合が悪いことを隠すようになることもあります。
子どもが言いたいことを言えない環境をつくっていないか、親自身がこれまでの言動を振り返ってみましょう。
また、嘘をついているとわかったときも、問い詰めるような言い方はしないように気をつけてください。
まず子どもの話を聞く
子どもが嘘をついているとわかった際、感情的になって怒ったり問い詰めたりすると子どもは萎縮してしまいます。
まずは冷静に嘘をついた理由やどうしたかったのか話を聞いてみることが大切です。
嘘をつくのはいけないことなので叱る必要はあるものの、一方的に叱るだけで終わらせると何らかの問題が起きていた場合に解決できないままになってしまいます。
子どもの話を聞いてみると、隠れたSOSにも気付きやすくなります。
嘘がいけないことだと伝える
子どもと話をしても、どうして嘘をつくのがいけないことなのかよくわかっていない場合は、嘘をつくのはダメなこと、悪いことだと理解させなければなりません。
嘘をついてはいけない理由がわからないと、同じことを繰り返してしまうかもしれないからです。
例えば、オオカミ少年の話をする、嘘を題材にした絵本を読むなどすると小さな子どもでも伝わりやすいですよ。
「すごく悲しい気持ちになったよ」と、子どもに嘘をつかれたママやパパの気持ちを伝えるのも一つの方法です。
子どもが嘘をついたときの親のNG行動
子どもが嘘をついたからといって、ただ謝らせたり子どものことを嘘つき呼ばわりしたりするのはNGです。
話を聞かずに謝らせる
嘘をついたら謝らなければいけませんが、話を聞くことなく初めから謝らせることを強要してはいけません。
話を聞かずに謝らせると「嘘をついたら、とりあえず謝ればいいんだ」と思ってしまう可能性があるからです。
嘘をついた理由など話をよく聞き、嘘をつくのはダメなことだと理解させてから謝らせましょう。
子どもに「嘘つき」と言う
嘘をついたからといって「〇〇は嘘つきだね」と言ってしまうのもNGです。
ママやパパからすると悪いことをしたと伝えるために、軽い気持ちで言っているのかもしれません。
しかし、言われた子どもは傷つきますし、心を閉ざしてしまう可能性も。
これから話をしようとしても、子どもが本当のことを言えなくなってしまうことがあります。
まとめ
子どもが嘘をつく理由はさまざまあります。
嘘をつかれると、まずは「叱らなければ」と焦ってしまいますよね。
たしかに嘘をつくのは悪いことですが、願望や空想など成長過程の一つといえる嘘は叱る必要はありません。
ただし、注意が必要な嘘もあります。
注意が必要な嘘をついた場合は、子どもへの接し方に反省すべき点はなかったか振り返りつつ、子どもの話をきちんと聞いたうえで嘘が悪いことだと教えましょう。
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