小学校のクラス替え。どうやって決まる?仲良しのお友達がいなかったら?

教室で友達と話している女の子

小学校では「どうやってクラス替えを決めるのだろう?」と思ったことのあるパパやママも多いのではないでしょうか。

クラスによっては、そのなかで過ごす子どもの友人関係やさまざまな面での成長に影響を及ぼすかもしれないと思うと、その疑問も当然ですよね。

この記事では、小学校のクラス替えの仕方、また担任の先生の決め方、クラス替えで仲良しと一緒になれなかったときの親の声がけの仕方、そして親がクラス替えの希望を先生に伝えても良いのかを解説します。

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小学校のクラス替えはどのように決めているの?

疑問に思っている女性

クラス替えは注目のイベントだからこそ、「実はくじ引きでおこなわれているって、本当?」のように、都市伝説的な話も出てきます。

しかし、小学校の先生たちは子どもたちの個性を重視してクラス替えを注意深く検討してくれているようです。

学力を均一にする

先生たちは、クラス間の差が大きくならないようにクラス替えを考慮します。

そのポイントの一つが学力です。

国語、算数、理解、社会の4教科で判断したり、その他教科も加えたり、詳細は学校によって違いますがおおまかな方法は次のとおりです。

まず、旧クラスで子どもを成績順に並べます。

男女別に1番から並べていく学校もあるようです。

そして、1番の子はA組、2番の子はB組、3番の子はC組、4番の子はA組……という風に、新しいクラスに割り振っていきます。

同じクラスにできない子たちを離す

いったん学年の子どもたちをざっくりと分けたあとは、いじめなど子ども同士のトラブルが起きた当事者同士を別々のクラスにします。

その年度に起きたトラブルだけではなく、過去のことも踏まえて検討する学校が多いでしょう。

また、子ども同士のみならず、保護者同士のトラブルがあった場合も同様です。

その保護者の子どもたちが同じクラスにならないように配慮します。

さらに、同学年に兄弟や双子がいるケースもありますが、基本的に同じクラスにはしません。

子ども同士の相性によっては、一緒にいることで悪さをしてしまうケースもあります。

そのように、先生から見て離したほうがいいと考えられる子どもたちも、クラスを分けます。

反対に、ある子どもにとって助けとなる存在など、一緒にしたほうがいい子どもたちは一緒にすることもあるようです。

長所や特徴を均一にする

運動会、音楽会などでクラスごとの差が大きくならないように、足が速い子ども、ピアノが弾ける子どもなども分散させます。

また、クラスのなかでリーダーシップがとれる子どもも分けることが多いです。

成績だけで分けたままだと、このような特徴を持つ子どもたちが偏ってしまう場合があります。

そのため、それぞれの子どもが自身の得意なことで力を発揮できるように、クラスを分けます。

そして、どのクラスにもさまざまな個性の子どもがいるように考慮します。

新一年生は幼稚園・保育園からの情報をもとに決める

前年からの申し送りができない新一年生は、学力がわかりませんし、子ども同士の関係性も未知数です。

最近では、幼保小の連携を取る地域も増えており、幼稚園・保育園から情報を集めたり、就学前健診の様子などから考慮したりして、クラス分けに活かしています。

また、一年生の頃はまだ生まれ月の違い(3月生まれと4月生まれ)も能力に大きく影響してくるため、その点も配慮してクラス分けをします。

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担任の先生はどう決まる?

担任の先生は、クラス編成が決まったあとの4月に決まることが多いようです。

最終的に校長が決めることが多いようですが、学年を受け持つ先生たちでどのクラスを担任するか相談することもあります。

また、前年の担任たちから、どのような先生に受け持ってほしいか伝えることもあるようです。

例えば、「元気な男の子が多いので男性の先生がいいと思う」「落ち着いているクラスになると考えられるので、若い先生でもOK」のような感じです。

前年からの持ちあがりの先生がいる場合には、その先生が子どもや保護者に関して多くの情報を持っているため、難しそうなクラスを受け持つこともあります。

小学校のクラス替えで友達がいないクラスになってしまったら?

机でぐったりしている男の子

子どもにとって、クラス替えは大きなイベントです。

もし、クラス替えで今まで仲良しだった友達と離れてしまったとき、親がどのように声をかければ良いかをご紹介します。

ポジティブな言葉をかける

仲良しの子と離れて寂しい、不安な気持ちをあおるのは避けたいものです。

ついつい「あー、それは残念だったね」などと言ってしまいがちですが、どちらかといえば「新しい友達が増えるね」のようにポジティブな声がけが好ましいでしょう。

新しい担任についても、同様です。

もし、子どもが苦手な先生が担任となったなら「先生の良いところ、おもしろいところ教えてね」などと声をかけてみてはいかがでしょうか。

叶わなかったことを残念がるのではなく、新しいクラスが楽しみだと思えるようにしてあげたいものです。

友達を作ることを強制しない

特定の仲良しができなくても、クラスや学校を楽しめていれば問題ありません。

それにも関わらず、親が「友達できた?」と子どもにたずねることは、子どもにとってプレッシャーになりかねません。

また、友達がいないことにさほど焦りを感じないタイプの子どももいます。

そのような子どもに対して、親が友達作りを迫るようなことをする必要はありません。

もし、子どもが友達作りに困っているようならば、そのときは話を聞いてあげると良いでしょう。

子どもの様子をよく見ておく

もし、クラスに仲良しの友達がいないときは、友達ができないことを悩んでいないか、学校が嫌になっていないか、子どもの様子を観察しましょう。

何か思い悩んでいても、子どもがなかなか話してくれないこともあります。

子どもの口から学校での様子が見えなくても、「まだ友達ができないの?」などとプレッシャーをかけるよりも、困りごとや悩みごとを話しやすいような雰囲気づくりを心がけてみてください。

子どもは慣れない環境でがんばっていますから、家ではリラックスできるようにしてあげましょう。

そして、ときどきは親のほうから学校の話題を振ってみてください。

学校以外に子どもの世界を作る

学校やクラスだけが世界のすべてではありません。

学校で友達ができづらくて悩んでいるならば、塾や習い事、地域の集まりなどで新しい友達の輪を広げていくのもおすすめです。

そうすれば、クラスでの友達関係だけにこだわらなくなる可能性もあります。

学校では話す機会がない他のクラスの子と、習い事で仲良くなることもあるでしょう。

その人間関係が、学校での友達関係の突破口となることもありえます。

親がクラス替えの希望を小学校に伝えるのはアリ?

結論からいうと、アリです。

ただし、「必ず希望が通るわけではない」と理解したうえで、先生に情報提供をする気持ちで話しましょう。

担任の先生といえど、把握していないもめ事もあります。

例えば、学校外で起きていることや、SNS等でのやりとりで生じたトラブルなどは先生にはわからないことです。

そのようなことがある場合は、ぜひ先生に伝えてください。

それを聞いたうえで、実際にクラス分けに反映させるかどうかは学校や先生の判断です。

希望が通らなくても、何かしらの配慮をしてもらえることもあります。

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まとめ

グラウンドで走る小学生

小学校のクラス替えは、単に成績だけで決まるのではありません。

子どもたちが自分の長所を活かして活躍の場を与えられるよう、考慮される場合がほとんどです。

また、子どもたちの人間関係も配慮されます。

どうしても困っていることがあれば、先生に情報を共有する気持ちで伝えてみましょう。

もし、新しいクラスが子どもにとってベストなものではなくても、新しい人間関係のなかで新しい楽しみが生まれる可能性を信じてみてください。

そして、子どもがポジティブに過ごせるように声をかけてあげてくださいね。

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