子育てをしていると、「ママ、嫌い!」などとショックな言葉を投げかけられてしまうこともあるかもしれません。
初めて言われたときは驚いて何も言葉が出なかったり、逆に何度も言われると腹が立ったりすることもあるのではないでしょうか。
ですが、なぜ子どもが「ママ嫌い!」などと言うのか、その理由がわかれば少し冷静に向き合えるようになります。
この記事では、子どもが「ママ嫌い!」と言ってしまう理由や、そのようなときの対処法、先輩ママの体験談をご紹介します。
「ママ嫌い!」と言われて悩んでいるママは、ぜひチェックしてみてください。
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子どもが「ママ嫌い!」と言うのはなぜ?
子どもが突然「ママ嫌い!」などと言うのには、理由があるようです。
一体、どのようなわけなのでしょうか。続いて、その理由として考えられることを挙げていきます。
ママに愛されているか試している
3歳くらいになると、子どもは親の愛情を試す行動を取るときがあります。
親が自分のことをちゃんと見てくれているのかどうか、不安になっている場合もあるようです。
例えば、弟や妹が生まれたり、親が忙しいときだったり、子どもが寂しさを感じているときだったり……。
状況はさまざまですが、そんなときに親を困らせるようなことを言ったり、したりすることがあります。
子どもはまだまだ表現力が拙かったり、語彙も少なかったりするため、寂しい想いをうまく言葉にして表すことができないのですね。
「最近構ってあげられていなかったかも……」と思うようなら、少しでもいいので時間を見つけて、子どもの話を聞いてあげたり、遊びに付き合ってあげたりすると良いでしょう。
嫌いなのは「ママ」ではなく叱られること
次に考えられるのは、「ママのことが嫌い」なのではなく、「ママに叱られたり、注意されたりすることが嫌い」というパターンです。
毎日の生活のなかで、ママはどうしても「ご飯を早く食べて」「いつまでも遊んでないで」といった声がけをしてしまいがちですよね。
でも、子どもによっては、そういうことを言われることに対して強い反応を示します。
そんなとき、まだまだ発展途上の子どものコミュニケーション能力では、言いたいことを的確に伝えられずに、「ママ、嫌い!」と自分のなかの反発心を強い言葉で発してしまうのです。
本当は、「ママにそんなこと言われるのが、嫌い」なだけなのですが、言われたママは少なからずショックですよね。
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「ママ嫌い!」と言われたときの対処法
では、もし「ママ嫌い!」と言われてしまったとき、ママはどうしたら良いのでしょうか。
気持ちとしては、悲しかったり、怒りを感じたり、戸惑ったりと、複雑になりますよね。
でも、そこはがんばって、感情に流されずに対処するのがGood!ですね。
続いては、「ママ嫌い!」と言われたときの対処法を解説します。
「ママは大好きだよ」と伝える
まずは、ママが子どもをちゃんと愛している気持ちを伝えてあげましょう。
先に解説したように、子どもは不安な気持ちやイライラを抱えているかもしれないので、その気持ちを落ち着かせ、安心感を与えてあげます。
「それでもママは○○ちゃんが大好きだよ」のように言ってあげると良いですね。
ショックを受けたり、腹が立ったりもするでしょうけれども、態度には出さないようにがんばってみてください。
黙り込んだり、イライラして怒ったりすると、子どもが「自分はママに嫌われている」と感じてしまう場合があるので、気をつけましょう。
嫌いと言われて悲しい気持ちを伝える
「嫌い」と言われたら傷つくことを教えましょう。
「そんなこと言われたらママ悲しいな」などと優しく、わかりやすく伝えてあげてください。
そして、「それでもママは大好きだよ」と愛情を示してあげましょう。
「嫌い」という言葉は、人に言ってはいけない言葉だと教える良い機会です。
まだまだ発達段階にある子どもの感情を育てるきっかけになる、と前向きに考えてみても良いかもしれません。
ママ自身も言動を見直して向き合う
子どもへの対応ができ、落ち着いたら、日頃のママ自身の言動を冷静に見つめ直してみましょう。
怒ってばかり、イライラしてばかりでは子どもは嫌な気持ちになってしまいます。
「ママ、怒ってばっかりで嫌い!」と言われてしまうかもしれません。
「ママ、嫌だ!パパがいい!」「ばぁばのほういい!」などと言われると、かなりショックですよね。
子育ては本当に大変で、家事や仕事との両立においてはストレスを感じることも多いものです。
いつも穏やかでいられないかもしれませんが、できるだけ笑顔でいられるように心がけてみましょう。
パパに協力してもらう
子どもが「ママ、嫌い」と言ったときに、パパがその場にいたら、ぜひフォローしてもらいましょう。
「ママはいつも〇〇ちゃんのこと大好きって言ってるよ」「パパはママが大好きだよ」などとパパの口から言ってもらうと、子どもは落ち着き、自分もママが大好きだという気持ちを取り戻すはずです。
パパには「ママに謝りなさい!」「そんなことを言うなんて、〇〇ちゃんが悪い!」などと子どもを否定するのではなく、ママの気持ちが軽くなるようなフォローをお願いしたいものです。
先輩ママの経験談
実は、「ママ、嫌い!」と言われたことのあるママはたくさんいます。
続いては、そんな先輩ママの経験談をご紹介します。
気にしすぎない
子どもから「嫌い」と言われることはもちろんショックなこと。
ですが、あまり気にしすぎないようにしている、というママも。
そのように気持ちに余裕を持っていられるのは、「子どもは言葉が見つからず、嫌いと言っているだけ」という理解があるからのようです。
子どもがそのように言うのは一時的なもの、と思って開き直ってしまうというのが、先輩ママの対処法。
やり過ごしているうちに、子どもも「ママ嫌い」とは言わなくなったそうです。
ストレスを発散させてあげる
子どもなりに納得がいかないこと、気に入らないことがあって怒っているときは、落ち着くまで待つというママも。
「嫌い!」と言いながら大泣きしても、落ち着いたら「さっきはごめんね、ママ大好き」と言ってくれたそうです。
泣いたり怒ったりしているときは、下手になだめるよりも、思いっきり感情を爆発させてストレスを発散させることも必要、と感じているママもいます。
「ママ嫌い!」は信頼があるからこそ言える言葉
子どもが「ママ嫌い」と言うのは、「そんなことを言っても、ママは自分を好きでいてくれる」という絶対的な信頼感があるからだと考えているママ。
とはいえ「嫌い」と言われるとやはりショックを受けるそうですが、「子どもが自分からの愛情を信頼している」ということを信じて、あわてず騒がず、冷静に対応するという素晴らしい経験談をお持ちのママもいました。
日頃のコミュニケーションで、子どもがしっかりとママの愛情を感じているからこそ、ママを試すような言動を取るのでしょう。
ママの愛情が子どもにきちんと届いているということでもあり、喜んでいいことなのかもしれませんが、複雑ですよね。
まとめ
子どもが「ママ、嫌い!」と言っても、本当にママ自身のことが嫌いなわけではないケースがたくさんあります。
寂しさを感じてママの愛情を試していたり、ママにお小言を言われることが嫌だったり。
嫌いと言われると動揺してしまうかもしれませんが、ママは気持ちをぐっと抑えて、子どもが安心できる言葉で愛情を伝えてあげましょう。
周りにほかの大人がいれば、フォローを求めてもいいですね。
場合によっては、ママ自身の日頃の言動も振り返ってみてくださいね。
子どもはまだまだ自分の気持ちの表現が苦手です。
子どもの発言を全部真に受けることなく、日頃のお互いのコミュニケーション、愛情を信じて子どもに接しましょう。
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