大人はもちろん、小さい子どもにとっても、引っ越しをして環境が大きく変わるのはストレスです。
しかし、部屋数や広さの都合、転勤や家の新築、購入などでどうしても引っ越さなくてはならないこともあります。
この記事では、子どもに負担が少ない引っ越しのタイミングを詳しく解説します。
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子どもの引っ越し、何が負担?
はじめに、子どもをつれた引っ越しは、大人にどのような負担があるのかを紹介します。
転勤など、時期を選べない引っ越しもありますが、家の新築などは引っ越し時期をある程度調整できます。
子どもがいるご家庭で引っ越しをする時期を選ぶ際の参考にしてください。
手続き、金額……親の負担が大きいときはいつ?
子どもが乳児のときは、特に母親の負担が大きくなります。
いつ泣くかわからない子どもの相手をしながら引っ越しの荷造りや荷解きをしたり、役所に各種手続きをしにいくのは大変です。
子どもが大きくなってくると、今度は金銭的な負担が増えます。
例えば、幼稚園を途中で転園しなければならないときは、制服や通園バッグなどをすべて買い直さなければなりません。
また、子どもの持ち物が増えると引っ越し荷物が多くなって、運送料が高くなります。
子ども連れの引っ越しは身体的な負担か金銭的な負担のどちらかが常にかかってくる状態です。
子どもの影響やストレスなど負担が大きいときはいつ?
子どもにとって、転園や学期の途中の転校はストレスになります。
特に、幼稚園や小学校に入学して間もない頃の転園や転校は、環境だけでなく人間関係も変わってしまうので、大きなストレスになることでしょう。
幼稚園や保育園児は「まだ小さいからわからないだろう」と思われがちですが、子どもなりに不安を感じているはずです。
さらに、都市部の場合は小学校高学年での転校は、中学受験との兼ね合いもでてきます。
どの時期に引っ越しても子どもにストレスがかかることは避けられませんが、できるなら学期途中の転校は避けましょう。
子どもと引っ越し、ベストタイミングはいつ?
では、子どもと引っ越しをする際、どのタイミングがベストなのでしょうか。
ここでは、妊娠中から中学生まで、どのタイミングで引っ越すのがおすすめなのかを解説します。
【妊娠中】ベストタイミングはいつ?
妊娠中は体への負担はかかるものの、子どもが生まれる前なので動きやすくはあります。
また、子育てに最適な物件を探して引っ越すこともできるでしょう。
安定期に入る3ヵ月まではつわりがつらかったり流産の危険性が高かったりもあり、あまりおすすめできません。
かといって、妊娠後期、8ヵ月以上だと無理をすれば破水して早産になる危険があります。
妊娠中に引っ越すならば、体調が安定しやすい5~6ヵ月頃がおすすめです。
なお、かかりつけの産婦人科を変えなければならないときは、必ず紹介状を書いてもらいましょう。
【0歳~2歳】乳児の引っ越し、ベストタイミングは?
0歳から2歳頃の子どもを連れての引っ越し作業はなかなか大変です。
子どもが新生児~生後3ヵ月までは母体がまだ回復していないこともあるでしょう。
生後4~6ヵ月頃になるとまとめて眠るようになり、母体も回復してきます。
引っ越しするなら比較的病気にかかりにくく、つかまりだちする前のタイミングがおすすめです。
1歳をすぎると活発に動き回るようになるので、引っ越しをするなら子どもを見てくれる人を確保しておくのがおすすめです。
保育園の一時保育やベビーシッターなど使えるサービスをフル活用するといいでしょう。
この時期の引っ越しは親の負担はかかりますが、子どもが環境変化の影響を受けにくく、適応しやすいメリットがあります。
ただし、保育園入園前や転園が必要なら、引っ越し先の保育園状況を調べておいたほうが良いでしょう。
また、子どもが育つにつれて、足音など騒音問題が発生しやすくなります。
集合住宅を引っ越し先に選ぶ場合は、防音設備がしっかりしているなど、トラブルが発生しにくいところを選びましょう。
【3〜6歳】幼児の引っ越しは入園前と入学前がベスト
幼稚園なら入園前、もしくは保育園から幼稚園へ転園するならそのタイミングに合わせて引っ越しをすれば、子どもの負担を最小限で抑えられるでしょう。
なお、一部の都市部では小学校受験が盛んなところもあります。
学区の制限を設けている学校もあるので、3歳頃にどこに進学しても利便性の高い地域に引っ越すか、入学が決まったあとに引っ越すのがおすすめです。
公立の場合も「公立小移民」という言葉があるほどで、評判の良い学校を選んで引っ越しする方もいますが、最近の情報も含めてよくリサーチしたうえで決断すると良さそうです。
【小学生・中学生】引っ越しはあり?
小学校入学以降は、友達との人間関係も重要になるうえ、勉強の進み具合も学校によって変わってきます。
見知らぬ土地へ行くのに抵抗がある場合もあるでしょう。
また、中学受験や高校受験も控えている場合は、塾なども変更する必要があります。
同じ校区以外での小学生以降の引っ越しは、転勤などでなければ、避けたほうが無難です。
どうしても引っ越さなければならない場合は、小学校卒業のタイミングが一番です。
小学校6年生、中学3年生などなら、校区からやや離れていても越境通学が認められることもあります。
ただし、子どもが通っている小学校で大きな問題がおきて勉強に集中できない、中学が荒れていて子どもを通わせたくないなどの理由がある場合は、引っ越して子どもの環境を変えることが、プラスにつながるときもあるでしょう。
子どもとの引っ越しに適したタイミングは?
では、子どもの引っ越しに適したタイミングは、いつでしょうか?
ここでは、一年の内で子どもの引っ越しに適した時期を紹介します。
新学年が始まるタイミング
新学年が始まるタイミングは、子どもが環境を変えても比較的適応しやすい時期です。
クラス替えなどもあるため、人間関係が一度リセットされるので新しい人間関係も構築しやすいでしょう。
また、習い事や塾などを変える場合も、新学年ならば教室を探しやすいです。
ただし、新学年に合わせて引っ越す場合は、引っ越し時期が3月になります。
1年で一番引っ越しの料金が高く、業者を探すのも大変です。
早めに計画を立てて業者を探したり、平日に引っ越したりするなど工夫して料金を抑えましょう。
学期や長期休みに合わせる
夏休み明け、冬休み明けなども、新しい環境になじみやすい時期です。
小学校や中学校では学期に合わせて授業を進行するため、ちょうど区切りがついたときに転校すれば、学習も遅れにくいでしょう。
ただし、暑い時期や寒い時期などに環境を変えると体調を崩しやすくなります。
引っ越し準備も大変なので、家族で協力しておこないましょう。
また、すでに人間関係ができあがっているなかに入ることも多いので、子どものメンタルケアも重要になります。
学童保育も学期の途中では入れないこともあるので、事前のリサーチや下準備が大切です。
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子どもと引っ越し、タイミング選びの注意点
最後に、子どもと引っ越しをする場合のタイミング選びの注意点を紹介します。
どのような点に注意すればスムーズに引っ越せるのかや、子どものストレスケアの方法も紹介するので、参考にしてください。
引っ越しや住み替えタイミング選びのポイント
子どもの負担が少ないことが一番ですが、親の負担も考えましょう。
特に、共働きの場合は年度末の3月は夫婦共々忙しくて引っ越しの準備が十分にできない可能性もあります。
また、賃貸物件から賃貸物件へ引っ越す場合は、3月、9月などの異動が多い時期でないと良い物件が見つかりにくいこともあります。
子どもの負担を第一に考えるあまり、ほかのことをおろそかにしないことも大切です。
持ち家に引っ越すならば、家族で動ける人から引っ越す方法もあります。
子どもの引っ越し、ストレスのサインやケア
子どものストレスは、夜泣き、腹痛、急な体調不良、不登校など、身体症状として出ることもあります。
特に、引っ越しの理由が離婚や親の転職などなら、家庭内の雰囲気も暗くなりがちです。
スクールカウンセラーや園や学校と連携を取る、祖父母の協力を仰ぐなど子どもが安定して過ごせるように心を配ってください。
引っ越し絵本や児童書で友達作りの方法をカバーするのもおすすめです。
児童精神科、心療内科の場所を確かめておくと、いざというときに心強いです。
まとめ:ベストタイミングで引っ越しできますように
子どもを連れての引っ越しは、単身や大人だけの引っ越しより時間と手間がかかります。
また、タイミングを図ることも重要です。
可能な限り急な引っ越しはせず、進学や学年の変わる時期など負担が少ない時期によく準備してから引っ越しできると良いですね。
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