【実例・まとめ方あり】夏休みの自由研究!子どもが取り組んだ研究をご紹介

自由研究体験談アイキャッチ

夏休みの宿題の定番である自由研究。毎年、何をテーマにするか頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

今回は、筆者の子ども達が小学生の時に取り組んだ自由研究の実例を公開!

テーマの決め方とその内容、かかった日数、研究のまとめ方までを紹介します。

ママライタープロフィール

yumyum
大学1年生、中学2年生の子どもを育てる母です。(※原稿執筆時)
悩んで育てた子育ても佳境に入ったので、自分の活動を再開したいと模索中。
家事は「無理をしない」がモットー。
料理は時短で、掃除は見た目キレイで済ませます。
家族の休日は自分も休みたく、週末にはデパ地下総菜が並ぶズボラ母です。

子どもも親も頭を悩ます自由研究

夏休みの宿題で、一番頭を悩ませるものと言えば、自由研究ではないでしょうか。

我が家の子ども達が小学生のころ。

夏休みに入ってすぐに何を研究しようかと悩み始めるのですが、考えているうちに日にちが過ぎ、「何をやったら良いか分からない、一緒に考えてー!」と夏休みの終わりに子どもから頼まれるということがありました。

こちらも急いで「あれは?これは?」と提案したり、ネットであれこれ検索したりしましたが、なかなか決まりませんでした。

その時の経験をもとに、我が家ではその後、どのように自由研究に取り組んだかをご紹介します。

子どもがやる気を持って取り組むには

自由研究をどうしたら良いか悩んで決められなかった結果、結局は親を頼ってくると分かったので、次のような点に注意して、子どもに自由研究を促していました。

子どもが興味のあることを導き出す

夏休みの宿題に自由研究があることは分かっているので、夏休みに入るとすぐに「自由研究は何にするの?」と声掛けをしていました。

何をやったら良いか見当もついていない子どもには、日ごろから子どもが興味を持っているもので研究として成り立ちそうなものを提案してあげました。

これがなかなか難しかったです。

子どもに投げかける前に、研究として成り立つボリュームがあるか、研究前と研究後にある程度の違いが出て、その研究を通して、子ども自身が何かに気づくことができる内容かなどを考え、提案していました。

親が一緒に考える姿勢を見せる

最初から子どもに、「宿題なんだから、自分ひとりでやりなさい」と突き放してしまうと、夏休みの最後までどうして良いか分からず、手を付けないということが考えられます。

特に低学年のうちは、「研究」が何をすることなのか理解できていませんし、漢字も読めません。

「一緒に考えてあげるよ」と声をかけると、子どもは安心し、「何をしようかなぁ」と考え始めますし、やる気も出るようです。



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実際に取り組んだ自由研究を紹介

では、ここからは実際に2人の子ども達がどのような自由研究に取り組んだかの経緯と内容をご紹介します。

1年生:紙飛行機の研究

紙飛行機の自由研究

1年生当時、子どもは紙飛行機を作って飛ばすことにはまっていました。

まだ1年生なので、あまり難しいことはできないと思いましたので、大好きな紙飛行機を自由研究にしてみたら?と提案したところ、とても楽しみながら取り組むことができました。

内容色々な折り方で折った10種類の紙飛行機を同じ場所から飛ばして、何メートル飛んだかを測りました。折り方は子ども本人が工夫をして、10種類を次々と折りました。
かかった日数2日…どんな内容にするか考え、紙飛行機を作って飛ばし、計測するのに1日、結果をレポートにまとめるのに1日
親の関わり飛ばした紙飛行機の距離をメジャーで測ってあげました。また、結果をまとめる際に、研究の動機や目的、方法、結果と考察などを書く必要がありましたので、言葉の意味の分からない子どもに説明をし、アドバイスをしながら、本人の言葉で書けるように見守りました。
まとめ方子どもの通う学校では、まとめ方に指定がありました。研究の動機、目的、計画、方法、経過、結果、考察を書く必要がありましたので、それに沿ってまとめていきました。表やグラフにするのはまだ難しいので、実験の経過として、飛ばした10種類の紙飛行機を紙に貼り付け、飛んだ距離を書きました。難しかったのは、考察の部分ですが、1年生なりに、紙飛行機は折りすぎると飛ばないし、横に広がった折り方はバランスを崩す、縦に長い紙飛行機はバランスを崩さず真っすぐ遠くまで飛ぶということが分かり、それをまとめとして書きました。

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3年生:台風のでき方と威力

台風の自由研究

この年は自由研究を何にするか悩んだ年でした。

何をテーマにするか子どもと色々と話し合いました。

小学校3年生から理科の授業が始まり、自然界に対する興味が湧いてきた時期でしたので、太陽や雨、台風などについて研究するのはどうかと話を持ち掛けました。

すると台風について研究したいと言い始めました。

内容はじめに、なぜ台風ができるのかを子どもなりに予測を立てました。その後、科学館に行って、台風のでき方を体験し、展示を読み、実際はどのように台風ができるのかという仕組みを知りました。分かったことを絵と文章にしてまとめました。
かかった日数3日…どういったテーマや内容にするか考えるのに1日、科学館に行くのに1日、まとめるのに1日
親の関わりまずは、インターネットで検索して、一緒に台風の仕組みについて読みました。その後、台風のでき方や仕組みについて知るには科学館に行くのが一番だと思い、子どもを科学館に連れて行きました。科学館では、実際に台風のでき方を体験。台風について詳しく書かれた本も多くありましたので、それらの必要なページを写真に撮り、自宅に帰ってからまとめる際に子どもがもう一度見直せるようにしました。
まとめ方今回も研究の動機、目的、計画、方法、経過、結果、考察に沿ってまとめていきました。まずは、子ども本人がどうして台風ができるのかを予測を立てました。子どもは雲が発達して風が強くなると台風ができると予測。調べたことや科学館での体験を通して、台風が一定の条件の揃った海で発生すること、水蒸気を含んだ温かい空気が空に昇り、急激に冷やされて雲が発生することなど台風について学んだことを自分なりに解釈して仕組みや威力について、絵を交えながらまとめました。

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5年生:塩の結晶づくり

塩の結晶自由研究

高学年になると親が誘導しなくても、自分から「自由研究どうしよっかな」と気にするようになりました。

5年生の理科で、ちょうど「物質の溶け方」の勉強をしていて、ビーカーに砂糖や塩、ミョウバンがどれだけ溶けるかを実験していました。

理科の図鑑に掲載されているきれいな結晶を見て、自分も結晶を作ってみたいと思ったようで、ありきたりな自由研究ですが、身近で作りやすい塩の結晶を作ることにしました。

内容100gの水に10gの塩を入れて溶かしたものと100gの水に20gの塩を入れて溶かしたものを2つずつ準備し、塩10gと20gが溶けた一方をフライパンであぶり、もう一方は天日干しにし、結晶のでき方や形を比較し、そこから分かったことをまとめました。
かかった日数5日…塩を溶かした後、フライパンであぶるのに1日、天日干しが乾くまで4日、まとめの作成に1日
親の関わり子どもが自由研究の内容について話し始めた時に相談に乗りました。テーマについては自分で考えられる学年になっていたので、研究に必要なものについての話を聞きました。自宅にはビーカーやアルコールランプはないので、代用できるコップ、量や重さを測る計量スプーンや計量カップ、使っても良いフライパンやお皿の準備をしました。
まとめ方はじめに、塩の結晶づくりをしたいと思った動機や目的を書き、実験方法、実験の途中経過を絵と文章で表現、2通り4種類できた塩の結晶を透明な袋に入れて、厚紙に分かりやすく貼り付けました。4つの結晶づくりの結果には違いがあったので、それを比較して分かったことを自分なりに考察としてまとめました。

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6年生:サワガニの観察

サワガニの自由研究

6年生では、自分で自由研究の内容を決めました。

手の込んだことをするのは面倒だったようで、身近な事柄を研究テーマにしようと考え、当時、自宅で飼育し始めたサワガニについて観察し、その経過を自由研究にしました。

内容夏休みに田舎にある親戚宅へ行った際に捕まえたサワガニを観察しました。サワガニが水槽の中で快適に長生きできるよう、サワガニの生態についてインターネットで調べ、水槽にどのような工夫を凝らす必要があるかやどのようなエサをよく食べるかを検証し、その経過をまとめました。
かかった日数数日に分けて
親の関わり調べたり、まとめたりは、基本的に子どもひとりでやりました。子どもが調べ、水槽の中に必要だと言うものの相談に乗り、水槽に入れるものやエサを買いに行きました。
まとめ方今回も研究の動機、目的、計画、方法、経過、結果、考察に沿ってまとめました。「サワガニがどうやったら水槽の中で快適に暮らせるか」を目的とし、まずは自分なりにどんなことをしたら良いかを計画、インターネットで調べたもののいくつかを実際に水槽の中に入れて、サワガニが気に入ったかどうかを経過観察し、その結果から分かったことをまとめました。

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入賞した研究

今回ご紹介した4つの研究ですが、この中で科学賞に入賞した作品が3つあります。

それは、1年生の時の紙飛行機の研究、5年生の塩の結晶づくり、6年生のサワガニの観察です。

なぜこの3作品が入賞したのかは分かりませんが、3年生の時に研究した「台風の威力」については、テーマは3年生にしては難しめですが、独自の視点に欠けていたかなと今、見返すと親目線ながら思います。

紙飛行機やサワガニの研究は、テーマとしては身近ですが、オリジナル性のある研究内容なのかなと思いました。

自由研究を1日で終わらせるならキットを活用

自由研究のキット

自由研究を何にするか悩んで思いつかず、夏休みが終わりを告げようとしている人もいるかもしれません。

そうした方には書店やおもちゃ屋で販売しているキットを活用するのがおすすめです。

我が家でも、興味のあったこちらの「水がつかめる」キットを買いました。

自分たちでは準備の難しい薬液などが入っており、手軽に研究できます。

そこから分かった結果を自分なりに考察としてまとめれば、立派な自由研究として成立すると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、筆者の子どもが小学生のころに、実際に取り組んだ自由研究について、実例をご紹介しました。

自由研究をスムーズに進めるには、低学年のうちは、親の関わりが必要です。

学年が上がるにつれ、少しずつ自分で考えさせるようにし、寄り添う姿勢を見せることが子どもをやる気にさせるコツです。

また、研究内容は、無理に難しいことをテーマにするよりも、身近なことで良いので独自の視点を持つことが大切だと感じました。

今回の実例記事が、少しでも夏休みに自由研究をする方の参考になると嬉しいです。


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