小学校に上がると環境が変わり、今までの保育園や幼稚園とは異なるルーティーンも増えてきます。
小学校で使う連絡帳はどう使うものなのかよくわからず戸惑ってしまう人も多いことでしょう。
そこで今回は、連絡帳の基本的な使い方や書き方の例などをご紹介します。
気を付けたいポイントもご紹介するので、学校とスムーズに連絡が取れるようにぜひ、ご参考にしてみてください。
小学校の連絡帳とは?
小学校では、先生への連絡ツールとして連絡帳が使われます。
連絡帳の主な目的は3つあり、毎日の必要事項の伝達、学校または保護者からの連絡事項の伝達、そして特別な相談や報告です。
いずれもプリントや電話連絡ではカバーしない内容を扱うことが多いでしょう。
このように、連絡帳を使う頻度は意外と多く、適切な文章の書き方や使い方を知っておくと便利です。
連絡帳を適切に使うことで担任の先生と信頼関係を築くことができ、子供の異変に即時に気付いたり、問題があった際にスムーズに対応したりしてもらえる可能性があります。
ここでは、具体的な連絡帳の使用場面についてご紹介します。
子供が時間割や宿題、持ち物を書く
保育園や幼稚園の連絡帳は先生や親がメインに使いますが、小学校では子供が自分で毎日メモを取るためにも使用します。
宿題や次の日の持ち物、先生からの連絡事項などを連絡帳に記載します。
連絡帳の代わりにアプリやタブレット、プリントなどを使う学校も中にはありますが、基本的にはノート型の連絡帳に子供が自分で記載する形式を取ることが多いでしょう。
話を聞いて自分でメモを取ることで、準備すべきことや宿題の内容を理解して自主的に行動できるようになります。
欠席・早退や見学の連絡
病気や特別な理由で学校を欠席や早退しなければならない場合は、連絡帳を使って保護者から先生に連絡します。
学校によっては電話やアプリで伝えることもありますが、詳しい様子や背景を記載することができるので連絡帳を使用することが多いでしょう。
急な欠席や早退は電話連絡で行い、前もってわかっている場合は連絡帳で行うというやり方をとっている学校もあります。
欠席や早退の当日には、兄弟が同じ学校に通っている場合は休む子供のクラスに届けてもらうことができるでしょう。
近所に住む同じ学校の生徒の家に届けて、先生への手渡しを頼むケースもあります。
相談や報告、お礼など
連絡帳は、先生への相談や報告がある場合にもコミュニケーションツールとして使われます。
いじめや子供同士のトラブルなどの心配事がある場合や、新しい年度や学期の始まりの挨拶、終了時のお礼や感謝の気持ちなどを記載できます。
ただし、連絡帳は子供の目にも触れるため、記載する内容には配慮が必要です。
子供に直接聞かれたくない内容や込み入った話は、電話や手紙などの連絡手段を使うのも手です。
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連絡帳の書き方例を紹介
ここでは、具体的な連絡帳の書き方をご紹介します。
連絡帳の書き方に決まったルールはありませんが、マナーを大切にしてお互いに気持ちの良いコミュニケーションを行うことが大切です。
学校の先生は生徒を何人も抱えて忙しいこともあり、あまり長く記載せず、伝達事項はシンプルに書くことも重要です。
書き方の例やポイントを押さえておくと、いざという時に時間をかけずに的確に記載できるでしょう。
先生が保護者に抱く印象も良くなり、信頼関係を築くきっかけになります。
体調不良などの欠席連絡例文
「いつも大変お世話になっております。昨日の夕方より、〇〇(子供の名前)が頭痛や吐き気などの体調不良を訴えておりますので、今日はお休みさせていただきます。よろしくお願い致します。」
「〇〇(子供の名前)の欠席の件で、昨日はお電話をいただきありがとうございました。おかげさまで昨日の熱は下がりましたが、軽い頭痛の症状があるため、大事をとって本日も欠席させていただきます。明日には登校できると思います。どうぞよろしくお願い致します。」
子供の名前を入れると、先生が誰のことを話しているかすぐに確認できます。挨拶の言葉と、子供の症状や様子を端的に表現するとスムーズに内容が伝わります。
連日で休む場合は、前日との比較や登校再開の目途などを記載すると先生に様子が伝わりやすいでしょう。
早退や翌日の遅刻、体育見学などの連絡例文
「いつもお世話になっております。明日〇月〇日の午前9時に〇〇(子供の名前)の足のケガで通院の必要があり、遅刻させていただきます。〇時間目から出席させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。」
「いつも〇〇(子供の名前)がお世話になっております。手を負傷しているため、今週の体育の授業は見学させていただきます。よろしくお願い致します。」
早退や遅刻の連絡では、背景や理由を説明する必要があります。
通院や忌引きなどやむを得ない場合もありますが、時には家族旅行など家庭の都合で授業の一部を早退・遅刻せざるを得ないケースもあるでしょう。
私的な理由での遅刻・早退は保護者や学校でも賛否が分かれますが、なるべく前もって先生に連絡し子供が不利にならないように気にかけてあげることが大切です。
あいさつやお礼の例文
「いつもお世話になっております。先生のご指導のおかげで、〇〇(苦手なことなど)を克服することができました。〇〇につきまして丁寧にご指導いただきまして、どうもありがとうございました。」
「いつも大変お世話になっております。先日の個人面談では、〇〇(子供の名前)の学校での様子をお伝えいただきまして、どうもありがとうございました。おとなしい性格なので心配しておりましたが、新しいクラスにも慣れたようで安心致しました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。」
先生に感謝を伝えたい場合は、どのような件で感謝しているのかを伝えると気持ちが伝わりやすいでしょう。
凝った文章にする必要はなく、簡潔に感謝の気持ちを伝えるだけで印象が良くなります。
いじめやトラブルの相談の例文
子供は学校でのいじめや仲間外れなどのトラブルで悩まされることも多いでしょう。
いじめや人間関係のトラブルは、お礼や他の連絡事項と異なり慎重に扱う必要があります。
さまざまな考え方がありますが、最初は、連絡帳にはあまり具体的に内容を表現しない方が良いでしょう。
トラブルは、他者と確認して内容の真偽を確かめる必要もあります。
連絡帳に具体名などを記載してしまうと、子供や他の生徒が目にする可能性もあります。
まずは以下のように電話で面談などのアポイントをとり、直接先生に状況を相談するのがおすすめです。
「いつも〇〇(子供の名前)が学校でお世話になっております。最近学校で悩み事があるようなので、詳しいことをお電話か面談でご相談させていただきたいと思っております。先生のご都合のよろしい時間に、こちらからお電話差し上げてもよろしいでしょうか。」
連絡帳では、詳しいことは書かず電話や面談をしたい旨を伝える程度に留めておくと良いでしょう。
小学校の連絡帳の書き方NGは?
小学校の連絡帳は子供本人が毎日の連絡事項をメモする用途でも使われるため、保護者と先生の間の連絡内容を子供が読む可能性があります。
心配事や相談など子供にとってセンシティブな内容を含む際は、連絡帳に具体的な名前や内容などを書かないほうが良い場合もあります。
子供の目に触れさせたくない内容は、電話や対面などで相談するのがベターです。
また、文章だけだと誤解を招いてしまう内容もあるでしょう。
実際は文句を言うつもりがないのに、連絡帳に書くと苦情のようにキツい表現になってしまうこともあります。
思わぬトラブルを避けるために、文字だけで伝わりにくい内容は、電話や面談、手紙などの手段を利用すると良いでしょう。
まとめ:身構えすぎずにうまく使おう
連絡帳は子供が毎日の連絡事項をメモしたり、保護者と先生の間で連絡や報告のやり取りをしたりするために活用します。
ただし、地域や学校、先生によって連絡帳の活用方法が異なることもあるので、迷う場合は事前に学校に問い合わせて確認しておきましょう。
連絡帳によってこまめに先生や学校とコミュニケーションを取ることができ、信頼を深めていくことができます。
また、子供の自主性や自律精神を育てるための良いツールになるのでうまく活用できると良いですね。
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