和歌山市は和歌山県の県庁所在地でありながら、海・山・川などの豊かな自然のある地域です。
気候も穏やかで住みやすいエリアであり、子育てに関する情報を知りたい方もいるでしょう。
この記事では、和歌山市の子育て支援制度や周辺環境、家族で楽しめる施設をご紹介します。
和歌山市への引っ越しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
和歌山市は子育て支援に力を入れている
和歌山市は、未就園児の参加できるイベントや男性への子育て推進などを通して、子育て世帯の支援をおこなっています。
具体的に見ていきましょう。
子育てひろば
子育てひろばは、和歌山市在住の未就園児と保護者が参加できる交流イベントです。
市内7つの会場で開催され、おもちゃ作りやリズムと合わせた体操、お友だちとの交流などを楽しめます。
参加には申し込みが必要で定員があるため、早めに申し込んで参加しましょう。
子育ての悩みを話せる相談の場でもあります。
和歌山市男性子育て推進事業
和歌山市は、男性の育児参加を推進する事業にも力を入れている街です。
夫婦のパートナーシップや、イクボス(育児を支援する上司)の育成・推進などに関するワークショップを開催して、父親や上司としての育児への理解を深める取り組みを積極的におこなっています。
和歌山市の子育て環境
子育てをするうえで気になるのが、地域の環境です。
ここでは、子どもの人口や教育施設の数、周辺環境の情報を詳しく見ていきましょう。
子どもの人口
2020年10月1日時点のデータによると、和歌山市の0～14歳の子どもの人口は42,340人です。
これは和歌山市の人口全体の約11.8％に該当します。
教育施設の数
和歌山市の教育施設の数は下記のとおりです(2022年度時点)。
| 幼稚園 | 23園 |
|---|---|
| 小学校 | 54校 |
| 中学校 | 25校 |
| 高等学校 | 14校 |
なかでも和歌山大学教育学部附属小学校は、和歌山市の中心部にある小学校です。
江戸時代に置かれた岡山文武館が始まりで、形や名称を変えながら現在に至ります。
校内研究授業を公開しており、探求力や省察性を生かして未来を切り開く子どもの育成を目指しています。
多くの自然のある環境で学習できることも魅力です。
周辺環境
引っ越しをする際には、地域の犯罪・交通・防災に関する情報も押さえておきたいものです。
ここでは、和歌山市の安全面と、生活面で不可欠な施設に関する情報をご紹介します。
犯罪情報の確認
和歌山市内には3つの警察署があり、2022年の刑法犯の認知件数は以下のようになっています。
| 警察署 | 和歌山東警察署 | 和歌山西警察署 | 和歌山北警察署 |
|---|---|---|---|
| 刑法犯の認知件数 | 772 | 538 | 433 |
いずれの管轄も、内訳は万引き・自転車盗・器物破損が多くなっています。
交通事故の多い場所を確認
和歌山市には、事故の起こりやすい地点が多くあります。
和歌山市西汀丁27にある西汀丁交差点では、2022年に42件の事故が発生しています。
国道24号線と県道の交わる交通量の多い交差点であるため、通行時は注意が必要です。
和歌山市三木町台所町4-2にある三木町交差点でも、2022年に31件の事故が発生しています。
参考：和歌山県内(令和4年中) 交通事故多発交差点 ワーストランキング
防災情報の確認
和歌山市では、防災に備えるための情報として、以下のハザードマップを作成しています。
内水ハザードマップは、大雨の際に下水道施設などによる排水が追い付かない場合に、浸水の可能性のある地域を示しています。
実際に市内で浸水の被害が発生した事例があるため、情報提供の一つとして作成されました。
被害の可能性を踏まえて、緊急時の避難場所も把握しておきましょう。
スーパーや医療機関の数
和歌山市内には、約85店舗のスーパーがあります。
賃貸物件を選ぶときは、日常的に利用するスーパーもチェックしておきましょう。
また、和歌山市内の医療機関は約630ヵ所です。
このうち小児科系は約70ヵ所、歯科は約220ヵ所です。
人口10万人あたりの施設数は比較的多くなっています。
家族で住む場合は、周辺環境は特に重要です。
以下の記事では、子育て世帯に向けて周辺環境のポイントを解説しています。
ぜひ参考にしてください。
和歌山市の主な子育て支援制度
和歌山市には、医療費の助成制度や3人以上子どものいる子育て世帯を応援する事業、思春期の難しい時期の子どもとの接し方を学ぶセミナーなど、特色のある支援制度があります。
詳しく見ていきましょう。
こども医療費助成制度
和歌山市では、中学校を卒業するまでの子どもが医療費の助成を受けられます。
受給資格証と健康保険証の提示によって、通院・入院を問わず無料での受診が可能です。
従来の所得制限は、2022年8月1日受診分から撤廃されました。
参考：和歌山市 こども医療費助成制度
参考：和歌山市 こども医療費助成制度(所得制限撤廃)
育児支援助成事業・しあわせたく3(さん)未来ギフト事業
和歌山市では、3人以上の子どものいる家庭を応援する2つの事業をおこなっています。
育児支援助成事業は、就学前の子どもの一時預かりや病児保育などの負担を、年額1万5千円助成するものです。
しあわせたく3未来ギフト事業は、第3子以降を出産した場合、視聴のメッセージカード入りのギフトを受け取れるものです。
いずれも育児を応援し、地域社会の活性化を目指しています。
参考：和歌山市 しあわせ たく3(さん)未来ギフト事業
参考：和歌山市 育児支援助成事業
ティーントリプルPセミナー
ティーントリプルPセミナーは、11〜15歳の子どもがいる保護者を対象としたセミナーです。
思春期の子どもとの向き合い方や関係づくりを学び、親が自信を持って子どもの成長に対応していくことを目指します。
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和歌山市の待機児童数
和歌山市の待機児童数は、2020年・2021年ともに4月1日時点で0人でした。
保育施設の空き状況は市のホームページで毎月更新されています。
希望の保育施設に空きがない場合でも、ほかの施設の検討に役立ちます。
参考：厚生労働省 子育て安心プラン実施計画(和歌山市)
参考：和歌山市 保育所(私立・和歌山市立)空き状況
和歌山市で子育てにおすすめの施設
和歌山市には豊かな自然のほか、史跡や学べる施設などさまざまなスポットがあります。
ここでは、3つのスポットを見ていきましょう。
道の駅四季の郷公園FOOD HUNTER PARK
道の駅四季の郷公園FOOD HUNTER PARKは、25.5ヘクタールの広大な面積の公園で、以下のさまざまな施設を備えています。
- 四季さい館(受付・貸しキッチン・実習室など)
- 四季の広場(イベントスペース)
- 水の市場(農産物産直市)
- 火の食堂（レストラン）
- 炎の囲炉裏(バーベキュー広場)
- 土の農園(体験農園)
- 木の庭(緑地エリア)
ほかにも、遊具や遊び場もあり、大自然に触れながら家族で楽しめる施設となっています。
参考：道の駅 四季の郷公園『FOOD HUNTER PARK』｜和歌山市
参考：道の駅 FOOD HUNTER PARK
和歌山城公園動物園
和歌山城公園動物園は、和歌山城の敷地内にある、50種類の動物を見られる動物園です。
敷地内で和歌山城の天守閣に登ったり、庭園を散歩したりとさまざまな楽しみ方ができます。
和歌山市の中心部でアクセスが良く、日常的なお散歩にもぴったりです。
参考：和歌山城
和歌山市立こども科学館
和歌山市立こども科学館は、自然や宇宙に関する展示やプラネタリウムを備え、科学に関する体験や学習のできる施設です。
発明クラブや実験・工作の教室、親子で参加できる教室なども開催されています。
子どもの疑問に答え、興味関心を育てるのにぴったりの施設です。
参考：和歌山市立こども科学館
まとめ：和歌山市に家族で住むならファミリー向けの賃貸物件が豊富な賃貸サイトを利用しよう
豊かな自然に触れながら子育てをしたい方にとって、和歌山市は理想的な地域です。
子どもの学びや親としてのあり方をサポートする事業もあるため、心強く感じられることでしょう。
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