年子とは、簡単にいえば1歳違いの兄弟姉妹のこと。
主に上の子が1歳11ヵ月までに下の子が生まれる場合を指します。
まだまだ手がかかる上の子を抱えての新生児育児に、不安を覚えるママも多いのではないでしょうか。
ここでは、年子育児の心構えや対策を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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年子育児の心構えと対策
1歳差育児は精神的にも体力的にも多くのパワーが必要で、ママは毎日大忙しです。
ここでは、年子育児で大変なことを3つ例に挙げ、心構えや事前にできる対策などを紹介します。
2人育児が大変!
単純に子どもを2人育てるだけでも大変ですが、それが年子となるとママの身体やメンタルの負担はさらに大きくなります。
1人で育児を乗り切ろうと思わず、パパや祖父母を頼るなど、できる限りのサポート体制を事前に整えておくのがおすすめです。
頼れる親族がいなければ、ベビーシッターや住んでいる自治体が運営するファミリーサポートセンターなどを活用する方法もありますよ。
お金がかかる!
歳が近いと洋服やおもちゃなどのお下がりができず、年齢が離れている兄弟に比べて多くのお金がかかってしまいます。
ママ友にお下がりをもらったり、フリマアプリやバザーで中古品を手に入れたりと、安く入手する方法を考えておくと良いでしょう。
つわりや出産、授乳が大変……
下の子が生まれてからはもちろんですが、妊娠中も大変なことが多い年子育児。
大きなお腹を抱えて上の子を抱っこしたり、つわりが辛い中食事を用意したりと、1人目のときとは違ってママは休む暇がありません。
また、下の子が生まれてからも上の子がまだおっぱいを欲しがるケースも多く、ママは授乳でヘトヘトになってしまうこともあるでしょう。
辛くなったときは、年子育児はそういうものだと割り切り、「できないものはできない」と割り切ることも一つの方法です。
上の子に我慢してもらうことも多くなりますが、上の子と2人きりの時間をつくったり、ご褒美をあげたりするなど、別の部分でフォローしてあげられると良いですね。
年子育児の大変なシーン別対応ポイント
年子育児で困ったことが起こりやすい5つのシーンを参考に、それぞれ乗り越え方のアイデアを紹介します。
食事の乗り切りアイデア
授乳期が終わり、離乳食になると、食事を食べさせるのも一苦労です。
上の子もまだ自分で食べるのが難しかったり、「食べさせて!」と赤ちゃん返りをしてしまったりする時期でもあります。
そんなときは、パパと2人で役割分担をして1人ずつ担当する、兄弟で食事の時間をずらすなどがおすすめです。
お出かけの乗り切りアイデア
下の子を抱っこしたりやベビーカーに乗せたりしていると、上の子も同じようにして欲しくてお出かけ中にぐずってしまうことがあります。
そんなときは、ベビーカーに取り付け可能なバギーボードや、2人乗りベビーカーを活用して上の子も同じように対応してあげるのがベスト。
また、下の子が1歳になったら、前後に子どもを乗せる、3人乗り用の子ども乗せ自転車での移動を検討してみると良いでしょう。
お風呂の乗り切りアイデア
赤ちゃんとのお風呂は大人1人ではなかなか難しいですよね。
さらに上の子がいると、ママ1人で体を洗ったり拭いたりしなければならないため、大忙しです。
可能なら、洗う係と拭く係に分けて、パパや祖父母にサポートしてもらうのが理想です。
ママ1人でおこなう場合は、赤ちゃんを入れている間に上の子はテレビや動画などを見て待っていてもらうなど、1人ずつお風呂に入れるのがおすすめです。
怪我の防止や、裸でいる時間が長くなることでの風邪をひくリスクを予防できます。
寝かしつけの乗り切りアイデア
赤ちゃんにも寄りますが、静かなところでないと眠れない子なら、できるだけ兄弟別々の部屋で寝かしつけをおこなうのが理想です。
上の子が「ママじゃないと嫌だ!」という場合には、いったん赤ちゃんをパパに預けて上の子が寝てからゆっくり授乳できると良いですね。
授乳期が終わった頃になると、同じ絵本を読み聞かせて寝かしつけができるようになるため、年の離れている兄弟よりもむしろ助かるかもしれません。
喧嘩やトラブルの乗り切りアイデア
兄弟同士の喧嘩が多いのも、年子育児のよくある悩みです。
子どもの喧嘩一つひとつに言及しているとママも疲れてしまうため、ある程度は放っておくことも大切です。
その際、「暴力はやめようね」など、決まりごとを共有しておくと、叱るポイントも絞りやすくなるのでおすすめです。
また、歳が近いぶんママの取り合いで喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
可能なら、1日10分ずつでも1人ひとりと向き合う時間を取ってあげられると良いですね。
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年子育児のメリットや良いところは?
年子の育児は大変さばかりがクローズアップされがちですが、もちろん良いこともあります。
ここでは、年子育児のメリットを3つ紹介します。
子どもだけで仲良く遊ぶ
物心ついたときから一緒にいる年子の兄弟は、2人で一緒に遊んでくれるのがメリット。
ある程度大きくなるとママが遊びに付き合わなくても2人で遊んでくれるようになるため、育児がグッとラクになります。
ときにはライバル、ときにはよき相談相手となり、一緒にたくましく成長してくれることでしょう。
育休をまとめて取れて働きやすい
仕事を持っている場合、産休や育休を取るたびに仕事に穴を開けてしまうと悩むママも多いのではないでしょうか。
その点、年子なら産休・育休を連続で取れるため、復帰後は仕事に集中しやすい環境を整えられます。
育児期間がまとまっている
年子育児は子どもが小さいうちこそ大変ですが、長い目で見ると短期間で育児を終えられるというメリットもあります。
たとえば、高齢出産でリミットがあるママには、期間を空けずに出産するほうがメリットが大きいでしょう。
若いママの場合も、早く育児が終われば子育て後の人生を自分のために使う選択肢も広がります。
まとめ:年子育児を乗り切ろう
何かとママの負担が大きい年子育児ですが、子ども2人の面倒を四六時中見るのだから、できないことがあって当然です。
あまり無理をせず、周りの親族や自治体が運営するサービス等に頼り、ときには手抜きも良し!と、自分を責めすぎないようにしましょう。
特に下の子が赤ちゃんのうちは、上の子も赤ちゃん返りなどが始まり、これまで以上に手がかかるようになるかもしれません。
そういうものだと割り切り、数年の大変な時期をリラックスして乗り切りましょう。
▼子どもたちが兄弟喧嘩ばかり……どう対処する?こちらの記事もおすすめです。
・兄弟喧嘩はどう対処するべき?兄弟喧嘩を減らす方法は?
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