多くのお寺や自然に囲まれ、落ち着いた雰囲気が魅力の奈良県。
どこかゆったりとした時間が流れる土地柄は、子育てにもぴったりのように感じます。
そんな奈良県ですが、子育てにあたりどのような支援制度があるのでしょうか。
この記事では、奈良県の子育て支援に関する取組みをいくつかご紹介します。
子どもたちへの支援はもちろん、保育環境を作る保育士への支援が複数あることにも注目です。
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子どもはもちろん、保育士への支援も充実！奈良県の子育て支援制度
子ども医療費助成事業
子どもに対する医療費助成制度は自治体によって違いますが、奈良県の場合、0歳児～中学生のお子さんにかかる医療費を一部助成してくれます。
助成を利用すると、保護者の最終的な負担は、通院の場合1医療機関（レセプト）ごとに最大月額500円（ただし小学生・中学生は最大月額1,000円）、入院の場合は1医療機関（レセプト）ごとに最大月額1,000円（ただし2週間未満の入院は最大月額500円）までに下がります。
受診の前に受給資格証を提示し、一旦自己負担額を支払うと、後日助成分が登録口座に振り込まれる仕組みです。詳しくはお住まいの各自治体のHPをご確認ください。
多様な保育サービスの実施
奈良県では、子育て世帯を応援するために各保育所でさまざまな保育サービスを実施しています。
就労形態の多様化や共働き家庭の増加、通勤時間の増加などに合わせて保育時間を延長できる「延長保育」、日曜・祝日に保護者が仕事などの場合にお子さんを預けられる「休日保育」、保護者の急病などでお子さんを見ることが難しい場合、保育所などにお子さんを一次的に預けられる「一時預かり」など。
また、お子さんが病気や病み上がりの際に預けられる「病児・病後児保育」や、保護者の就労形態の合わせ夜10時頃までお子さんを預けられる「夜間保育」などもあります。
参考：子育て支援（奈良県）
なら子育て応援団
なら子育て応援団は、登録すると協賛店舗などでお得なサービスが受けられる制度です。
対象は妊婦のいるご家庭の方と、18歳未満のお子さんがいるご家庭の方。割引やポイント2倍、粗品プレゼントや授乳室の貸し出しなど、協賛店舗によって様々なサービスが受けられます。
利用方法は、協賛店舗でロゴマークを表示した携帯電話の画面を見せるだけ。登録する際は、公式HPのQRコードを読み取って空メールを送り、返信されてきたURLをクリックして必要事項を入力すればOKです。
ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポート・センターは、乳幼児～小学生などのお子さんをお持ちで、仕事が忙しい保護者の方などに向け、県内に11ヶ所設置されている会員組織です。
育児の援助を受けたい「依頼会員」と、育児の援助を行いたい「提供会員」をアドバイザーが仲介し、保育終了後のお子さんの預かり・送迎・冠婚葬祭時の子どもの預かりなどを依頼することができます。
利用には登録が必要で、利用料金はお住まいの自治体によって異なります。詳しくは各自治体のHPをご確認ください。
保育士への支援
子育て自体への支援はもちろん、子どもの成長を助ける保育士への支援も行われています。
保育士不足が問題視される中、より保育士の専門性を高め、処遇をより良くするために「奈良県保育士等キャリアアップ研修」を実施。参加者は無料で受講でき、研修レポートの提出が認められると修了証が交付されます。
また、実務経験の年数などを判断基準とした「奈良県保育士キャリア認定制度」を定めることで、キャリアパスの策定や保育士の定着を支援。「奈良県保育士人材バンク」という登録制データバンクも運営されており、保育士資格を持つ方や保育補助・子育て支援員として働きたい方への職場紹介を行っています。
このような支援があると保育士が活き活きと働けて、毎日一緒にいる子どもたちにとっても、いい影響があるのではないでしょうか。
参考：令和元年度奈良県保育士等キャリアアップ研修の実施について（奈良県）
参考：奈良県保育士キャリア認定制度（奈良県）
参考：奈良県保育士人材バンク（奈良県）
子どもも保育士も活き活きしている奈良県でぜひ子育てを
お子さんへの支援制度はどの自治体にもありますが、保育士への支援制度が充実している自治体はあまり多くありません。
お子さんが楽しく毎日を過ごすために、日々一緒に過ごす保育士へのサポートも、手厚くあってほしいですよね。保育士が活き活きと働く幼稚園・保育園なら、お子さんを安心して預けられるのではないでしょうか。
その他の制度を含め、各種支援制度が気になった方はぜひ各公式HPをご確認ください！
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