兄弟喧嘩の対処方法って難しいですよね。
いつも片方に負担を強いてしまい「悪いことをした」と反省したり、下手に仲裁して「確執が生まれないか」などと後から心配になったりしませんか?
兄弟や姉妹の喧嘩を上手に対処するには「平等に接すること」が大切です。
わかっていても中々対応が難しいものですが、どんなに仲がよい兄弟でも喧嘩になることもあるので、兄弟喧嘩の原因や上手な対処方法を知っておけると良いですよね。
先輩パパママの対応からおすすめの方法を中心に紹介します。
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目次
1日中兄弟喧嘩ばかりでうんざり?
下の子が産まれたばかりの頃は上の子が赤ちゃん返りをする程度で済みますが、1~2歳頃には本格的な兄弟喧嘩がはじまります。
ある程度歳が離れた兄弟ならまだしも、年子~2歳差くらいの兄弟は1日中兄弟喧嘩をしていることも……。
「喧嘩するほど仲が良い」とはいいますが、毎日毎日うるさいしストレスが溜まるしで大変ですよね。
兄弟喧嘩のきっかけや理由は?
兄弟喧嘩を上手に対処する上でまず知っておきたいのは、なぜ喧嘩になるのかの理由やきっかけです。
当然さまざまな原因がありますが、どういう状況から兄弟喧嘩に発展しやすいのか知っていると先んじて対処しやすくなりす。
取り合い
- テレビのチャンネル(リモコンの取り合い)
- おもちゃ
- 座る場所(居場所)
- ゲーム
- お菓子
- ママ、パパと遊ぶ順番
おもちゃやゲームの取り合いにはじまり、果てはママやパパと遊んだり構ってもらったりする権利を争って兄弟喧嘩が起こるのはよくあること。
1つしかないものを巡って兄弟喧嘩が起こることが多いのですが、たとえば「ママとお話をするのは僕だけ!」と独占したがることが原因の場合もあるようです。
いたずらやちょっかい、からかい
「ママの取り合い」にも通じる理由ですが、パパやママや友達などの興味を引きたくていたずらやちょっかいを出したことで兄弟喧嘩に発展することもあります。
上の子から、下の子からそれぞれきっかけを作ることがあります。
いつもならなんともないのにたまたま虫の居所が悪かったり、ゲームやテレビに集中しているときだったりして反感を買うこともきっかけになるようです。
生活態度や騒音、言葉遣いなど
幼児期の兄弟喧嘩は他愛もない理由で起こりますが、子どもが成長するにつれて喧嘩の原因は変化することもあります。
- 声がうるさい
- 賑やかすぎる
- ズボラ(だらしがない)
- 真面目過ぎる
- ガサツ(適当過ぎる)
など、相手の人間性や態度などの問題にフォーカスした原因が目立つようになる一方、家族ゆえの距離の近さからくる安心感や信頼感が喧嘩の理由につながることもあるのです。
「このくらいは大丈夫だろう」「別に気にしないだろう」と思い込んでしまい、他人にはけっして言わないであろう言葉を投げつけてしまうことがあります。
近すぎる関係性ゆえの配慮不足、コミュニケーション不足が原因の根底にある場合も珍しくありません。
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親の介入はどこまで?兄弟喧嘩の対処法は?
兄弟喧嘩にはさまざまな原因がありますが、原因が何にせよ問題なのは「どう対処すればよいのか」ですよね。
すぐに止める?満足するまでやらせる?口を出すならいつ?どんな風に?
兄弟喧嘩がはじまったときの対処法を紹介します。
しばらくは見守り、本人達に解決させる
大事になると余計に面倒だからとすぐに兄弟喧嘩を止めようとする親御さんも少なくありませんが、できるだけ子ども同士で解決させるのが得策。
親にしてみれば大変な状況かもしれませんが、兄弟喧嘩は子どもが自力で問題を解決する力を育むよい機会にもなります。
余計な干渉をせずに可能な限り子ども同士で解決させましょう。
もちろん状況が悪化してしまった場合は仲裁に入る必要がありますし、双方が納得できるような落とし所を用意してあげることも必要かもしれません。
一時的に距離を離すのも正解
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」では、怒りの感情のピークはわずか6秒しかないとしています。
カッとなった瞬間から6秒で怒りのピークは過ぎ、徐々に冷静な思考・行動が可能になるというものです。
兄弟喧嘩も白熱しはじめたら、一旦物理的に距離をとらせることも有効です。
とくに原因の所在がハッキリしない場合は大きな効果が期待できます。
一人になり怒りがピークアウトするにつれて思考が冷静になり、自分なりに兄弟喧嘩を分析しはじめたら大成功。
- 何が原因で兄弟喧嘩になったのか
- 悪いのは本当に相手なのか
- 自分に非はなかったのか
- 解決するためにどうすべきかなど
落ち着いた頃合いを見計らって対面させ、子ども同士でこのようなことを話し合って解決できるといいですね。
このときの親の役割は、着地点を見失わないよう道筋をガイドすることです。
ジャッジしないで受け止める
兄弟喧嘩のネガティブな一面として「本人が望んでいない競争」が生まれている場合、大きな要因となっているのが「お兄ちゃんはできるのに」「弟に負けてもいいの?」といった親の何気ない一言であることも。
無意識のうちに優劣(正否)を決めてしまうと子どもに不必要なストレスを与えてしまう可能性があるため、喧嘩両成敗を基本に対処するのが賢明です。
上の子も下の子もそれぞれの思い、考えをもって兄弟喧嘩に臨んでいます。
たとえどちらかが理にかなっていなくとも、モラルに反していたとしても一旦は、「自分の考えを持っている」ことを尊重することが大切。
双方の考えを聞いた上で理解を示し、その上で間違いを正すようリードできると良いですね。
なぜ正しいのか、なぜ間違っているのか、どうすればよいのかなどを子どもと一緒に考える時間をたっぷり設けられると理想的です。
口を出すなら平等に話を聞いて伝え役に
兄弟喧嘩は親にとっても大きなストレスになるため、思わず感情的になって声を荒げてしまうこともありますよね。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と決り文句のように告げて無理やり納得させてしまおうとすることもあるでしょうが、できれば避けましょう。
繰り返しになりますが、兄弟喧嘩を上手に対処する上でどちらか一方に片寄せした対応は厳禁。
基本的には口を出さずに方向性だけをコントロールするにとどめ、お互いが「自分のここが悪かった」と気付けるようにリードできると良いですね。
兄弟喧嘩を減らす方法は?
兄弟喧嘩の上手な対処法は「なるべく子ども同士で解決させること」ですが、毎日毎日落ち着いて対応する時間がないという方が大半ではないでしょうか。
そこで、続いては兄弟喧嘩を減らす方法を紹介します。
手が出る?暴力禁止のルールを決める
叩いたり蹴ったりするのは厳禁として「やるなら口喧嘩で!」を不文律にしてしまうのは有効な一手です。
暴言やNGワードなども決めてルールを作っておき、あくまでも自分の意見や納得できない点を口頭でやり取りするよう兄弟喧嘩を変えていきましょう。
仲良しの時に褒める
兄弟喧嘩がはじまると必要以上に口を出し「だからあんたたちは!」と叱ってしまいがちですが、どちらかの努力があって仲良くできているときに「やっぱりあんたたちは♡」と褒めていますか?
悪いことをしたときに叱るのは必要ですが、良いことをしたときに褒めるのを忘れないようにしましょう。
良いことというと仰々しく感謝されることだけではありません。
兄弟仲良く過ごしている、兄(弟)、姉(妹)を思いやった行動をしている、協力しているなど見逃してしまいそうな良いことを最大限に褒められると良いですね。
兄弟を比較しないように
比較して競争させようとする煽り文句は瞬間的には効果が感じられるかもしれませんが、お互いの反発や不信感を高めてしまう恐れがあるのでやめましょう。
「兄はできるのに」「弟に負けてもよいの?」などと煽るのではなく、兄弟(姉妹)それぞれを1人の人間として良いことと悪いことを分けて説くことが大切ではないでしょうか。
兄弟喧嘩は当たり前。した方がいい時も
嫌いな人とは喧嘩をするどころかコミュニケーションすら取らなくなることも。
兄弟喧嘩はお互いに信頼しあっているからこそ、他人相手のときより少しわがままになってしまうことも原因のひとつ。
兄弟喧嘩が起きるのは至極当然のことで、むしろ子どもが成長するよい機会と割り切って対処するのが賢明です。
俯瞰で見るよう心掛けて子どもの自我を尊重するだけでも、みるみるうちに成長していきますよ!
まとめ:イライラしてストレスが溜まった時は
兄弟喧嘩は親にとっても大きなストレスがかかりますが、だからといってすべてを子どもに押し付けてしまうのもいけませんよね。
親のほうが別の部屋へ移動するなどして、必要以上にストレスを溜めないよう立ち回ることも大切です。
よき相談者を作ったりストレス発散法を見つけたりしながら上手に兄弟喧嘩と付き合い、わが子の成長を最大限喜んでいけるといいですね。
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