【体験談】子どもが先生の悪口を言ってきた時、親はどう対応する?

子どもが先生の悪口を言った時アイキャッチ

子どもは学校で起きたことを家に帰ってから何でも話します。

聞いてあげるのが親の役目。時には先生の悪口を言い始めることがあります。

そんな時、親はどう対応したらよいでしょう?

2人の子育てを経験した筆者がどのように接したかを実際の体験をもとにご紹介します。

ママライタープロフィール

yumyum
大学1年生、中学2年生の子どもを育てる母です。(※原稿執筆時)
悩んで育てた子育ても佳境に入ったので、自分の活動を再開したいと模索中。
家事は「無理をしない」がモットー。
料理は時短で、掃除は見た目キレイで済ませます。
家族の休日は自分も休みたく、週末にはデパ地下総菜が並ぶズボラ母です。

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子どもは何でも親に話す

子どもが小学生のころ。

学校から帰ってくるとすぐに、子ども達は学校であったことを毎日詳しく話してくれました。

2人の子どもはどちらもよく喋り、学校で起きたこと、友達との会話、先生との会話など一から十まで話してくれていました。

小学生の子どもの話の中心といえば、学校の先生がこう言った、ああ言ったということがほとんど。

子どもは本来、先生のことが大好きです。

学校の先生の言うことは子どもにとって絶対的なものです。

そんな大好きな先生に怒られたり、厳しいことを言われるのは、ショックなのでしょう。

途端に先生を悪く言い始めます。

低学年の子どもが先生を悪く言ったときは

低学年のうちは、些細な事で先生から怒られて、家に帰ってからブツブツ言っていたことがありました。

小さいうちは単純です。

先生に怒られるのは友達に乱暴をしたり、汚い言葉を使ったり、何かを投げたなど、危ないことをして怒られることがほとんど。

そんな時は、先生を悪く言ったとしても、「それは〇〇が悪い!」と言って、私も子どもを怒っていました。

まれに、先生に怒られた内容に疑問を感じることがあったときは、小さいことなら、連絡帳でお聞きしていました。

すると、ほとんどの場合、些細なことでも放課後、先生からお電話をいただき、先生がどのようなお考えで怒ったのかを教えてくださっていたので、それを子どもに噛み砕いて説明していました。

直接学校に電話をすることは、先生からモンスターな親だと思われたくなくて、控えていました。

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高学年になると先生への悪口の内容が深刻に

学年が上がっていくと、先生に対する悪口の内容が深刻な場合がありました。

娘が小学校6年生の時、クラスが学級崩壊してしまいました。

学校内でかなり問題になり、校長を含めて数回に渡り保護者会が開かれました。

クラスを学校だけでなく保護者と一緒に見守ろうということになり、保護者がいつでも参観してよいことになりました。

行ってみると、授業を聞かずに喋る、立ち歩くはかわいい方で、外へ出ていく、教室の後ろで野球をする、ダンスをする…といった始末でした。

担任の先生の転勤が原因で学級崩壊

なぜ学級崩壊が起きてしまったのか、その原因についてご紹介します。

娘の小学校では5年生と6年生の2年間はクラス替えがなく、担任も持ち上がるというのが決まっていました。

5年生の時の担任は子ども達に人気のある男の先生でした。

なぜ、人気があったのかというと、厳しすぎず、子どもの気持ちに寄り添い、子どもとフランクに付き合える人柄の先生だったからです。

何人か問題を抱えた児童がいましたが、そうした子どもとも上手に付き合い、クラスをまとめていました。

その先生のもと、このまま6年生になっても安定したクラスが続くと思っていましたが、なんと、6年生に持ち上がるはずのその担任の先生が転勤することになってしまったのです。

これには子ども達は大変ショックを受け、5年生のクラス最後の日には泣き出す子もいました。

先生ご本人もとても驚き、ショックを受けているようでした。

しっかりとコントロールしないと暴れるような難しい男の子も何人かいましたので、先生ご自身も学校を離れることがとても心残りのようでした。

新しい担任を受け入れられない子ども達

担任の先生の悪口を言ってきた

先生との絆が強かった子ども達。

6年生に上がる時、クラス替えはないので、クラスメイトは変わらず、担任だけが変わることになりました。

ベテランの先生が担任になりましたが、子ども達は担任が変わったことを受け入れられないようでした。

小学校高学年にもなるとただでさえ、子どもは思春期に差し掛かり、反抗的で扱いにくくなります。

恐らく、どの先生が担任になっても新しい担任の悪口を言っていたと思います。

娘も例外ではなく、新しい担任の何もかもを嫌がっていました。

前の担任よりも厳しい、前の担任みたいに話を聞いてくれない、特定の子どもをひいきしている、細かい、などなどありとあらゆる悪口を言っていました。

高学年の子どもが先生を悪く言ってきたときは

子どもが先生の悪口を言い始めたとき、とりあえずは、子どもの言いたいことを全て言わせて、「うん、うん」と話を聞いていました。

言いたいことをひと通り言わせるのが良いと何かの子育て記事に書いてあったのを読んだことがあったので、最初は黙って聞いていました。

話を聞いてみると、子どもの話す内容について、私が同じように先生に対して腹が立つと言うことはほとんどなく、どちらかというと大人として先生に共感することが多かったです。

先生の気持ちを代弁していた

子どもの話が終わるとだいたい「それは先生は、こういうつもりで言ったんじゃない?」と先生の気持ちを代弁していました。

すると子どもは「違うよ!だって〇〇だったもん、みんな言ってるよ」と私に反論してきました。

それに対してまた「それはこういうことじゃない?」と先生の気持ちを推察して伝えていました。

そうすることで、学校で起きた先生とのやり取りの内容がより詳しく分かり、状況を具体的に知ることができ、子どもが何に不満を持っているか、クラスにどんな問題があるかが詳細に見えてくることが多かったです。

子どもが先生の悪口を言ったときに気を付けたこと

そんな話の中で、私が気を付けたことが1つだけあります。

子どもの前では決して先生を悪く言わないことです。

時々、子どもの話を聞いて、先生に対して「それはどうなの?」と思うこともありましたが、どんなに先生に対して疑問を持つことがあったとしたとしても、子どもの前では絶対に先生を悪く言わないように気を付けました。

親も子どもと一緒になって先生の悪口を言うと、余計に先生を嫌うようになりますし、子どもが学校で「うちのお母さんも先生が悪いって言ってたよ」などと言うかもしれません。

それでは先生の立場がなくなります。

基本的には子どもの学校のことは先生にお任せするというスタンスでいましたので、先生を否定するような発言はしないように気を付けていました。

結果的に子どもの気持ちが解消されていたかどうかは分かりません。

母親である私が一緒になって先生の悪口を言ってくれないので、親に言っても無駄だと思っていたかもしれません。

先生に聞きたいことがあるときは

もし、どうしても気になることがあった場合は、その時の先生と子どもとの会話のやり取りを確認しておき、先生との面談の際に、直接先生にお聞きしていました。

低学年の時のように連絡帳で簡単に確認するのではなく、直接会ってお話をすることで、先生のお考えが話のニュアンスや温度感でしっかりと感じることができました。

先生の真意が分かり、それを子どもに伝えることで、子どもなりに先生の考えを理解しているようでした。

結局は先生と子どもの信頼関係

結局、先生への悪口は子どもが卒業するまで続きました。

子どもが先生の悪口を言っている場合は、親がどんなにフォローしても、子ども自身が先生に対して自分自身で再び信頼できる出来事がない限り、悪口をやめさせるのは難しいと思いました。

親ができることは、子どもの話を聞くこと以外にはないと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、子どもが学校の先生の悪口を言ってきた時の親の対応について、実体験をもとにご紹介しました。

子どもが先生の悪口を言い始めたら、それを止めることはできません。

むしろ、家ではしっかりと聞いてあげることが大事だと思います。

忙しい時や家事の途中など、親は子どもの話をつい聞き流してしまいがちです。

私も子どもの話を聞き流すことが多いのですが、子どもは学校での不満を親に聞いてもらうことでストレスを発散しているので、一旦手を止めて聞いてあげることで満足すると思います。

今回の記事が学校の先生と子どもとの関係に悩んだ時に、少しでもお役に立てると嬉しく思います。

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