【お宮参り】いつ行くべき?必要な持ち物や服装、お参りのマナーをチェック!

【お宮参り】いつ行くべき?必要な持ち物や服装、お参りのマナーをチェック!

お宮参りは、子どもの健やかな成長を祈って寺社にお参りに行く行事です。

赤ちゃんにとって初めておめかししてお出かけする行事なので、張り切る方も多いでしょう。

その一方で、いつ頃行くのが良いかから、マナーや持ち物、しきたりなどに悩むことも多いですよね。

お宮参りは全国的な風習ですが、地域によってやり方や持ち物に差があります。

一般的なお宮参りの時期から、お参りの仕方や持ち物、マナーなどをわかりやすく解説するので、参考にしてください。

お宮参りとは?基礎知識を紹介

お宮参りとは?基礎知識を紹介

はじめに、お宮参りの概要や歴史、目的などを紹介します。

お宮参りは全国的な風習です。

地域によって若干の違いはありますが、参拝する場所や目的、子どもの服装など共通項目も多いので、ぜひ参考にしてください。

お宮参りとは?

お宮参りとは、赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事です。

昔は赤ちゃんの死亡率が高かったので、生まれてから1ヵ月以上無事に育ったお礼を神様に申し出る意味もありました。

したがって、お宮参りは生後1ヵ月を目安におこなう地域が多いです。

参拝する場所は氏子になっている神社が一般的ですが、地域や家によっては寺院に詣でるケースもあります。

また、参拝やご祈祷のあとで、記念撮影や親族との食事会などをする家もあるでしょう。

地域によっては、名称も「初参り(はつまいり)」「初宮詣(はつみやもうで)」や「初宮参り(はつみやまいり)」など変わる場合もあります。

お宮参りは何のため?歴史や目的も紹介

お宮参りの本来の目的は、生まれた土地の守護神である産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんが無事誕生したことを報告し、これからの健やかな成長をお祈りする儀式で す。

その「産土詣(うぶすなもうで)」と呼ばれるお産のあとに神様に挨拶する風習を起源としている説もあり、氏子となっている神社ではなく、産土神に詣でる風習もあります。

また、地域によっては生後33日目に産土神に詣でる「産土詣」がお宮参りとは別におこなわれているところもあります。

お宮参りの名前が定着したのは、室町時代のことです。

前述したように、昔は赤ちゃんの死亡率が高く、生後1ヵ月も生きられない赤ちゃんも珍しくありませんでした。

だからこそ、健やかに育つように神仏に祈る風習が生まれたのです。

お宮参りはどこでするのが良い?神社やお寺の選び方

お宮参りは地域や家庭の事情によっても異なりますが、一般的には氏子になっている神社、赤ちゃんが生まれた土地の神社、家の近所にある神社に詣でましょう。

ご家族にゆかりのある神社があればそこでもかまいません。

近年は、子どもの成長に特にご利益がある人気の神社を選ぶ方も増えました。

どこへ行けば良いのかわからない場合には、事前にご両親(赤ちゃんの祖父母)や親戚に相談すると良いでしょう。

赤ちゃんの負担にならないよう、家から30分以内の神社を選ぶと産後間もない母親の体も楽です。

お宮参りはいつ行くべき?時期の決め方

お宮参りはいつ行くべき?時期の決め方

お宮参りは、赤ちゃんの生後1ヵ月を目安におこなうのが一般的です。

しかし、赤ちゃんや産後の母親の体調によっては、もう少し遅らせてもかまいません。

また、夏の暑い時期や寒い冬の時期などに産後1ヵ月を向かえる場合は、気候の良い時期にずらしたほうが、赤ちゃんや産後のママの負担も少なくなるでしょう。

ここでは、お宮参りをおこなう正式な日数やマナーなどをご紹介しますが、あくまでも参考程度に考えてください。

お宮参りはいつ行くのが正式?

お宮参りは、生まれた当日を1日目と数え、男の子の場合は生後31、32日目、女の子の場合は生後32、33日目に地域の神社にてお宮参りをするのが、正式とされています。

しかし、地域によって差があり、京都の一部地域などでは女の子は早くお嫁に行けるようにと、男の子よりも早い時期にお宮参りを済ませます。

ですから、厳密にこだわる必要はありません。

また、日取りは大安、先勝の午前、先負の午後が良いとされています。

なお、これもあくまでも目安です。

働いている方や検診のスケジュールに合わせ、参りやすい日に詣でてかまわないでしょう。

お宮参りはいつまで?適切な時期の決め方は?

1ヵ月検診で問題なかったら、お宮参りの日取りを具体的に決めましょう。

普段、神主や禰宜が常駐していない神社の場合、事前に連絡してご祈祷の申し込みをしておきます。

里帰りをしている場合は、戻る時期に合わせると良いでしょう。

なお、前述したように、7、8月や1、2月頃は暑さ寒さが厳しいので、気候や体調に合わせてお宮参りの時期をずらしてもかまいません。

母子ともに体調も不安定な時期なので家族と相談して、生後3ヵ月頃までの間で、決めるといいでしょう。

家族や親戚が揃う日や、大安などのお日柄の良い日、100日祝いのお食い初めの頃におこなうケースも多いので、臨機応変に対応して大丈夫です。

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お宮参りのしきたりやマナー

お宮参りのしきたりやマナー

ご祈祷を申し込んだり、親族と食事会をしたりする場合は、普段着で寺社に詣でるわけにもいきません。

ここでは、社殿に上がってご祈祷を受けたり、親戚一同で食事会も兼ねて集まる場合などのしきたりやマナーについて解説します。

なお、お宮参りを大げさにしない場合は、両親と赤ちゃんだけで産土神や近所の寺社に詣でても良いでしょう。

お宮参りは誰が主催?準備は?

お宮参りは、母方の両親がお宮参り用の赤ちゃんの産着(祝い着)を準備し、お宮参りの初穂料は父方の両親が準備するのが習慣とされています。

ただし、地域によって違いがあるので、まずは双方の両親に尋ねてみましょう。

また、事情があって親族が誰も参加せず、赤ちゃんと両親だけで参拝するケースもあります。

両家の親が参加する場合は、費用は折半にするなどの取り決めも必要です。

また、遠方から参加する場合は事前にホテルなどを取っておきましょう。

このほか、食事会をする場合は神社の会館、家の近所の料亭などに問い合わせておくとスムーズです。

座敷、もしくはベビーベッドを用意できるところが赤ちゃんの負担も少なく、お世話も楽でしょう。

赤ちゃんを抱っこするのは誰?

かつては、父方の祖母が赤ちゃんを抱いてお宮参りをするのが、習慣であり、しきたりでもありました。

これは、出産を穢れとする考え方に関係しています。

赤ちゃんが生後1ヵ月のときは、母親はまだ出産の穢れの忌み期間にあり、お宮参りに参加することが許されなかったのです。

地域によっては、お宮参りは赤ちゃんの父親と父方の祖母の3人でおこなわれていたこともありました。

しかし、現在は「出産=穢れ」といった概念は失われています。

その一方で、風習を理由に赤ちゃんを父方祖母が抱っこした結果、嫁と姑の関係にしこりが残った例もあります。

お宮参りでの抱っこ問題が後々まで続くトラブルにならないよう、よく話し合って決めましょう。

特に要望がなく、母親が健康ならばママが抱っこするのが一番です。

お宮参りの服装は?

赤ちゃんの正装は内着(白羽二重かベビードレスやロンパース)の上に産着(祝い着、のしめ)を羽織ります。

お宮参りの産着は手軽にレンタルもできるほか、七五三の着物を早めに購入して祝い着として着せる地域もあるので、風習がある方はそれに合わせましょう。

家族もフォーマルな装いがマナーですが、主役は赤ちゃんなので、赤ちゃんより目立ちすぎる格好をするのはマナー違反となります。

赤ちゃんと同格の服装、もしくは少し格下の服装で参加しましょう。

母親と祖母は訪問着や留袖などの着物か、セレモニースーツやフォーマルなワンピースがおすすめです。

父親はスーツに明るい色のネクタイでお祝いの雰囲気を出しましょう。

持ち物などの注意点

お宮参りに用意しないといけない特別な持ち物はありません。

神社に払うご祈祷料(初穂料)は、熨斗に入れてふくさに包んでもっていきましょう。

また、おむつやミルク、着替えなども必要です。

万が一のことを考えて、お尻拭きなどは多めに用意しておきましょう。

赤ちゃんを抱っこして上から産着を羽織る場合、汚れたらすぐに拭き取れるようにウェットティッシュなども持っていくと便利です。

持ち物はマザーズバッグなどにひとまとめにして、手が空いている方が持つと良いですね。

まとめ:無理をせずにできる範囲で

お宮参りは長年続いている風習ですが、赤ちゃんやお母さんの体調は個人差があります。

親族を集めて大々的に祝わなくてはならない、といった決まりもありません。

親族へのお披露目も兼ねたい場合は、産後1ヵ月にこだわらず、赤ちゃんやお母さんの体調に合わせてお宮参りにいつ行くか、ベターな時期を決めてくださいね。

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