小学校の授業でもパソコンやタブレットが導入され、スマートフォンが一般的になったデジタル社会の現代では手紙を書く機会が減少しています。
しかし、1年の始まりでもあるお正月は、子どもに日本の文化を教えるチャンス。
この記事では、小学生の年賀状の書き方、基本ルール、マナーなどをご紹介します。
小学生の年賀状の書き方ポイント5

スマートフォンの普及により年始の挨拶をメッセージで済ませてしまい、大人でも年賀状の書き方に自信がない方も多いのではないでしょうか。
子どもにきちんとした年賀状の書き方を教えられるように、ここでは小学生の年賀状の書き方のポイントを5つに分けてご紹介します。
宛名や住所の書き方の注意点やポイント
小学生の年賀状の送り先は友達や先生が多いでしょう。
学校や習い事の先生に年賀状を書く場合に気をつけたいのが二重敬語です。
二重敬語とは、すでに敬語になっている言葉に同じ種類の敬語を使用してしまうこと。
「先生」はすでに敬語ですので「先生様」と書かないようにしてください。
宛先は先生の自宅ではなく学校宛で問題ありません。
宛名ははがきの中心に書き、文字の大きさは「宛名>相手先住所>自分の名前>自分の住所」が基本です。
また、縦書きなら漢数字、横書きなら数字を使い分けることにも気をつけましょう。
年賀状の書く順番のポイント
年賀状に必ず必要になるのが「賀詞」「本文」「結び」「年号」の4つの項目です。
「賀詞」とは「あけましておめでとうございます」などお祝いの言葉です。
「本文」には学校での思い出に残っている良い出来事や来年の目標、先生に向けてのメッセージなどを書きましょう。
友達に送る場合は相手に対しての関心を本文に入れることで心のこもった年賀状になります。
「結び」には「今年もよろしくお願いします」など締めの言葉を書きます。
「年号」も忘れずに記してください。
賀詞、 結び、 年号のポイント
「賀正」や「迎春」、「寿」など漢字の賀詞はかっこよく見えるので、子どもも書きたくなるかもしれませんが、1文字、2文字の賀詞は目下の人に適しているので、先生など目上の人には使用しません。
小学生なら、「あけましておめでとうございます」や「新年おめでとうございます」などが適しているでしょう。
年号は「令和◯◯年一月一日 元旦」では間違いになってしまいます。
「元旦」は新年1月1日の朝を意味するので「令和◯◯年 元旦」が正しい年号の書き方です。
本文の書き方のポイント
本文を書く際にも気をつけてほしいポイントがあります。
それは、年賀状には適していない「忌み言葉」です。
子どもなので「去年」と書いてしまいがちですが、「去」という文字は縁起が悪いとされているので、「旧年」や「昨年」を使用するようにしましょう。
また、年賀状は12月に書くので「来年」という言葉を使ってしまいがちです。
年賀状は12月に書いても届くのは1月なので、「来年」ではなく「今年」と書くように教えてあげてください。
筆記用具のポイント
年賀状を書くために使用する筆記用具の基本は筆か黒のペンで、鉛筆やシャープペンシルは失礼にあたります。
しかし、小学校低学年でペンに慣れていない場合は鉛筆でも問題ありません。
ペンを使用し間違ってしまった場合は修正液を使用しないのがマナーです。
特に名前はその人の顔ともいえる大事なものなので、修正液は使用しないようにしましょう。
低年齢の子で文字書きに不慣れな場合は表書きだけ親の代筆でもかまいません。
気をつけたい年賀状の書き方マナー

年賀状を書く機会は年に1回ですが、恥をかかないためにも最低限のマナーを知っておく必要があります。
ここでは、大人でも間違いがちな年賀状の書き方やマナーをご紹介します。
句読点は使わない
文章が長くなると読みやすいように使用する「、」「。」の句読点。
しかし、句読点は縁起の良いことに区切りをつける意味があるため、年賀状では使用してはいけません。
句読点を使わないことで文章が読みにくくならないように、文章を簡潔にまとめたり改行や空白を活用したりして、相手が読みやすくなる工夫が必要です。
目上の人へは縦書きと丁寧語が基本
年賀状は縦書きと横書きができますが、目上の人へ送る年賀状は必ず縦書きが基本です。
また、「です」「ます」など丁寧語を使用するようにしましょう。
旧年中の感謝と新年を祝う年賀状ですので、心を込めて書き、相手に失礼にならない文面を心がけたいですね。
年賀状の返事は?
こちらから年賀状を出していない人から年賀状が届いたら、すぐに返礼を出します。
元旦に返礼を出す場合は年号も元旦でかまいません。
1月2日以降に出す場合は、出す日付に直したほうが丁寧になります。
また、「年賀状をありがとう」と書くことは失礼にあたるので、あくまでもご挨拶の位置づけで書いてください。
万が一、1月7日までに間に合わなかった場合は寒中見舞いとして出しましょう。
年賀状への返信や、寒中見舞いについては以下の記事をご覧ください。
小学生の年賀状の例文

実際に小学生が書く年賀状とはどのような文章が良いのでしょうか?
ここでは、小学生が年賀状を出す場合の例文を相手別にご紹介します。
先生宛の年賀状の例文
学校や習い事の先生には、思い出に残っている良い出来事や今年の目標、楽しみにしていることや先生に対する気持ちなどを書きましょう。
例えば……
「今年は計算がもっと早くなりたいです」
「昨年の音楽の授業はとても楽しかったです」
「早く跳び箱が六段まで飛べるようにがんばりたいです」
「先生のおかげで算数が好きになりました」
このような文章を参考に先生への年賀状を書いてみてください。
祖父母や親戚への年賀状の例文
おじいちゃん、おばあちゃん、親戚などには相手を気遣う文章を入れると良いでしょう。
例えば……
「おじいちゃん、おばあちゃんお元気ですか?」
「お体を大切にしてくださいね」
「今年はお会いできるのを楽しみにしています」
このように、健康を気遣ったり、会えることを心待ちにしているような内容を入れることでよりこちらの気持ちが伝わるでしょう。
友達への例文
友達への年賀状は家族をはじめ意外と多くの人の目に触れることが考えられます。
例えば……
「○○は楽しかったね」
「今年も仲良くしてください」
「また遊ぼうね」
「今年も野球の練習をがんばってください」
新年のご挨拶なので、友達だからといってあまり馴れ馴れしくならず、誰に見られても恥ずかしくない文章を書くようにしましょう。
年賀状はいつまでに投函する?
2025年の年賀状は、2024年12月15日(日)から引受が始まります。
元日に届けたい場合はできるだけ2024年12月25日(水)までに投函しましょう。ギリギリで投函する場合は、集荷時間も確認するのがおすすめです。
2024年12月14日(土)よりも前に投函した場合、普通の郵便物として扱われ年内に届いてしまうので注意が必要です。
ゆとりをもって年賀状の準備ができると良いですね。
まとめ:年賀状を書く時間を大切に
年賀状を書くことで日本の文化に触れ、親子で1年を振り返る機会にもなります。
年賀状はできるだけ元旦に届くように準備をしましょう。
昨今は住所を教え合うことが減ってきたせいでお互いの住所を知らないこともあります。
そんなときは、送り先わからなかったと一言添え、年が明けてから手渡ししたり、口頭で挨拶したりするだけでも問題ありません。
年末は忙しいことも多いですが、ぜひ子どもと一緒に相手のことを思いながら年賀状を書く時間を大切にしてみてください。
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