子どもがお世話になっている保育園に年賀状を出して良いのか迷ったことはありませんか。
年賀状は新年を祝い、日頃の感謝の気持ちを添えて送る挨拶状です。
ここでは、年賀状の書き方やマナー、例文などを紹介します。
目次
ママライタープロフィール
高2の長男を筆頭に3児を子育て中のママです。(※原稿執筆時)
毎日お弁当作りをしているので、時短&簡単レシピに興味があります。
趣味はフルート。もう少し子育てに余裕ができたら、以前習っていたフルートのレッスンを再開したいです。
保育園に年賀状は送る?送らない?
子どもが通う保育園に年賀状を送ることは、マナー違反ではありません。
日頃からお世話になっている先生に、感謝を伝えたいと思う保護者もいるのではないでしょうか。
また、子どもが覚えたての字や絵を書いて、先生に年賀状を出したいということもあります。
しかし、園の方針で年賀状のやり取りを禁止している場合もあるようです。
園によっては年賀状を出すのはOKでも、個人の先生宛ではなく園宛に出すなど、ルールを決めているところも。
そのため、年賀状を出す前に園からのお知らせがないかをチェックしたり、担任の先生に確認を取るようにしましょう。
年賀状の基本の書き方やマナー
保育園に年賀状を出す際は、先生に失礼にならないように気をつけて書きたいものです。
年賀状の基本マナーを確認しておきましょう。
年賀状の基本マナー
年賀状は基本的に、縦書きが望ましいでしょう。
特に上司や恩師など目上の方には、縦書きがおすすめです。
書く際は「去る」「別れる」「病む」などの忌み言葉や、重複する文字を使わないようにします。
例えば「新年あけましておめでとうございます」はNG。
「新年」は年があけた意味で「あけまして」と重複するため、不要です。
「新年おめでとうございます」もしくは「あけましておめでとうございます」と書きます。
句読点も「区切り」や「終わり」を連想させ縁起が悪いため、使用はさけてください。
また、年賀状の基本構成は縦書きの場合、右から左へ以下の順に書きます。
- 賀詞
- 本文
- 年号・日付
- ひとこと
賀詞は新年を祝う言葉を書きます。
その際、「賀正」「迎春」など2文字以下の賀詞は目上の方には使わないほうが良いとされているため、目上の方に書く場合は「謹賀新年」、そして一般的には「あけましておめでとうございます」を使うなど、相手によって使い分けをしましょう。
本文には旧年中お世話になったことへの感謝の気持ちや、新年へ向けての挨拶などを書いてください。
最後に新年の年号と日付を書き、空いたスペースに短めのメッセージを添えます。
参考資料:NPO法人 日本サービスマナー協会
書くタイミングや投函の締め切り
年賀状は、元旦に届くように投函するのが理想的です。
一般的に12月25日までにポストへ投函すれば、元旦に届くとされています。
年末は、なにかと忙しくバタバタする時期です。
子どもに年賀状を書かせる場合、手間と時間がかかるため、なるべく余裕を持って早めに年賀状作成に取りかかるのがおすすめです。
また、郵便局では毎年、年賀状の受付開始日や配送のお知らせをしています。
事前に配送時期の確認をして、ポストへ投函すると良いでしょう。
参考資料:郵便局 よくある質問・お問い合わせ
保育園や先生に送る際の宛名や差出人の書き方
ここでは宛名を書く表面の書き方を紹介します。
担任の先生宛に出す場合も、保育園の住所を書いて出すのが一般的です。
個人的に先生の自宅へ出したいと思うかもしれませんが、個人情報になるため、直接聞くのはさけたほうが良いでしょう。
宛名の書き方
住所は郵便番号の右端から1文字空けた下から書き始め、番地や部屋番号の数字は漢数字で書きます。
名前は、表面の中央に大きめの字で1文字空けて書きます。
園全体へ出す場合は「〇〇保育園 御中」や「〇〇保育園 職員ご一同様」、先生宛に出す場合は「〇〇保育園 △△先生」と書きましょう。
「〇〇先生 様」と書かないように気をつけてください。
また、園長先生と担任の先生、担任の先生2人など連盟で書く場合は、最初に上司の名前を書き、次に担任の先生の名前を書いて個々の名前に敬称を付けます。
子どもから年賀状を出すときも、宛名はできれば保護者が書くのが望ましいです。
宛名が読めないと、郵便物が戻ってくる可能性があるので注意してください。
差出人の書き方
表面の左側が差出人住所や名前を書く欄です。
相手の名前より小さな字で書き、差出人の郵便番号の幅枠内に収まるようにします。
自分で書きたがる子どもは、名前のみ書かせても良いでしょう。
読めない場合は横にふりがなをふっておきます。
また、裏面に差出人の記載をした場合、表面の記載は不要です。
年賀状におすすめなメッセージ例
保育園や担任の先生に感謝の気持ちを伝えたいけれど、なかなか文章が思い浮かばないこともあるかと思います。
ここでは、年賀状におすすめなメッセージの例をあげてみました。
こちらを参考にしながら、自分なりにアレンジして書いてみてはいかがでしょうか。
保護者からのちょっとした一言や、子どもが一所懸命に書いた文字を見るだけでも先生は喜びますよ。
昨年の感謝を伝える言葉
- 旧年中は大変お世話になりました
- 昨年は親子共々お世話になりありがとうございました
- 旧年中は先生方の温かいご指導心より感謝いたしております
子どもたちからの言葉
- ほいくえんでせんせいとかるたをしてあそびたいです
- ことしもせんせいとたくさんあそびたいです
- 〇〇せんせい いつもあそんでくれてありがとう
新年の抱負を込めた言葉
- 保育園最後の年なので親子で園生活を楽しみたいです 本年もどうぞよろしくお願いいたします
- 本年も大好きな先生と保育園の生活を楽しんでほしいです どうぞよろしくお願いいたします
- 親子ともに成長できる年にしたいです 本年もご指導のほどよろしくお願いいたします
年賀状作成のおすすめツールやサービス
年賀状は、すべて手書きでないといけないわけではありません。
もちろん手書きで心のこもった年賀状を作成するのも良いですが、忙しいと期日に間に合わない場合もあります。
本文やメッセージは手書きにして、宛名や祝詞は印刷するのも一つの方法です。
また、写真つきの年賀状を送るのも喜ばれますよ。
七五三や家族旅行へいったときの写真など、日頃園ではみられない表情をした園児の様子をみるのも楽しみの一つなのでは。
子どもが通っていた園の先生も、写真をみるのが楽しみですとおっしゃっていました。
写真屋さんのサービスやパソコンを使った年賀状作成、そしてインターネットでの注文など、さまざまなサービスがあるので利用してみてはいかがでしょうか。
以下では、年賀状印刷のおすすめサービスを紹介します。
作成から印刷までを一括で注文したい方におすすめ
※しまうまプリント・・・豊富なデザイン数と送料無料で宛名印刷もできる。パソコンとスマートフォンどちらからも注文可能。
参考サイト:しまうまプリント 年賀状 (2023年9月時点では、2023年と記載)
※ネットで年賀状・・・デザインが豊富でサンプル注文ができる(お試し印刷)。パソコンやスマートフォンでも注文可能。
参考サイト:ネットで年賀状
自宅にプリンターがある方におすすめ
※郵便年賀jp・・・郵便局の年賀状サービス。郵便番号も調べることができ便利。コンビニでの印刷も可能です。
参考サイト:郵便年賀jp (2024年版は11/1よりリリース予定)
※スマホでカラリオ年賀・・・スマートフォンから年賀状作成が簡単にできる。
参考サイト:スマホでカラリオ年賀
筆者はこちらのアプリを使用しています。
エプソンのプリンターを使用しているご家庭におすすめです。
テンプレートが多く、スマートフォンから簡単に作成、印刷ができます。
宛名面や差出人の登録や編集ができ、住所録の管理ができるのも魅力。
データ保存をすれば、いつでも作成した年賀状を見ることが可能なので、どのようなデザインを誰に送ったのかを確認でき便利です。
※2023年9月時点の情報です。詳しくは各サイトをご確認ください。
まとめ:年賀状を送るなら感謝の言葉を添えて
年賀状はお正月の楽しみの一つです。
メールや SNSの普及にともない、以前よりやりとりが少なくなってきたとはいえ、届くとうれしいものですよね。
保育園の先生に書くのは緊張すると思っている方も、要点を押さえれば大丈夫。
日々使っている言葉も、文字にするとまた違った印象で新鮮に入ってくる場合もあります。
こちらを参考に、今年は年賀状作成を親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。