東京都武蔵野市は、「住みよさランキング2022」で全国1位を獲得するほど、抜群の住みやすさを誇る街です。
また、子育て世帯にも優しい街として、子育て支援制度が充実しています。
この記事では、武蔵野市が子育て世帯にとって住みやすい街かどうかを解説します。
子育て支援事業や周辺環境、親子で楽しめるおすすめの施設もご紹介しているので、武蔵野市への引っ越しをお考えの子育て世帯の方は必見です。
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目次
武蔵野市は子育て支援に力を入れている
東京都武蔵野市は、東京都のほぼ中央に位置し、「生活核都市」として発展してきた街です。
武蔵野市は、JR中央線に沿って3つのエリアに分かれます。
商業施設が集積している便利な吉祥寺圏、文化や行政が発展している中央圏、日赤病院や亜細亜大学が位置する武蔵境圏です。
3つのエリアがバランスよく存在し、住みやすい街を実現しています。
東洋経済が発表している「住みよさランキング2022」では、武蔵野市が全国1位に輝きました。
参考:東洋経済ONLINE 最新!「住みよさランキング2022」全国トップ50
そんな武蔵野市は、子育て支援に力を入れている街でもあります。
以下では、武蔵野市が子育てしやすい街と評価される理由を具体的に2つご紹介します。
地域全体で子どもたちの安全を守っている
武蔵野市には、ブルーキャップやホワイトイーグルなどの地域のパトロール隊や、市民安全パトロール隊など、地域全体で安全を守る活動が盛んです。
子どもが安全に遊べる街づくりを実現しており、子育て世帯にとって安心できます。
子どもの学びサポートに力を入れている
武蔵野市は、子どもたちの学びをサポートする以下のような取り組みをおこなっています。
- 家庭と子どもの支援員
- 開かれた学校づくり協議会
- 市講師
- 専門家による授業支援
家庭と子どもの支援員は、あらゆる事情で学校に行きづらい子どもをサポートし、一緒に勉強したり、相談や悩みを聞いたりします。
また、市講師は、武蔵野市が独自に採用している教員免許の有資格者です。
小学校で、担任の代わりに専門の授業を担当することで、担任の負担軽減と授業の質向上に貢献しています。
武蔵野市の子育て環境
続いて、武蔵野市の子育て環境をご紹介します。
子どもの人口
2024年7月1日現在の武蔵野市の0~14歳の子どもの人口は17,348人です。
武蔵野市の人口全体の約11.6%に相当します。
参考:武蔵野市 年齢別人口(外国人住民を含む)(令和6年7月1日現在 統計資料)」
教育施設の数
武蔵野市の教育施設の数は、2024年度時点の最新データで下記のとおりです。
| 幼稚園 | 12園 |
|---|---|
| 小学校 | 15校 |
| 中学校 | 11校 |
| 高等学校 | 6校 |
なかでも成蹊小学校は、吉祥寺駅から徒歩15分に位置する私立の小学校です。
教師の専門分野を活かした教育をおこなうため、5・6年生では「学年内完全教科担任制」による授業を取り入れています。
また、28人4学級でゆとりのある教育をおこない、各教科でオリジナルの教材を使用するなど、教育にさまざまなこだわりや工夫を凝らしている小学校です。
参考:成蹊小学校
周辺環境
犯罪情報や交通事故の情報、防災情報など、武蔵野市の周辺環境をチェックしましょう。
犯罪情報の確認
武蔵野市内犯罪統計をチェックすると、2023年の刑法犯の総数は1,270件でした。
2022年は1,060件、2021年は1,012件と、増加傾向にあります。
非侵入窃盗犯の割合が多いです。
起きた非侵入窃盗犯の詳細を見ると、乗り物盗や万引きが多いことがわかります。
交通事故の多い場所を確認
2024年7月末時点で、武蔵野市で起きた交通事故発生件数は223件でした。
発生時間帯を見ると、8〜20時の発生件数がそれぞれ20件超えと目立ちます。
状態別のデータを見ると、自転車乗車中が131件と最も多いです。
特に自転車で走行する際は、周囲の交通状況を確認し、細心の注意を払ってください。
防災情報の確認
想定される自然災害によるリスクやハザードマップなどは、武蔵野市防災情報マップおよびハザードマップのページで確認できます。
武蔵野市では、浸水ハザードマップを公開しています。
ハザードマップには、想定される被害の深刻さや避難目標など、安全のために必要な情報が記載されています。
また、防災メールの活用も効果的です。
防災メールは、市からの緊急情報をメールで受け取れるサービスです。
登録しておき、緊急時に情報を素早く収集できるようにしましょう。
参考:武蔵野市 防災情報マップおよびハザードマップについて
参考:武蔵野市 むさしの防災・安全メール
スーパーや医療機関の数
武蔵野市には、スーパーが約30店舗あります。
また、武蔵野市にある医療機関の数は一般診療所が約190ヵ所、病院が約10ヵ所です。
子育て世帯の方が引っ越し前に押さえておくべき賃貸の周辺環境に関して、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
参考:NAVITIME 東京都武蔵野市のスーパー
JMAP地域医療情報システム 東京都武蔵野市
武蔵野市の主な子育て支援制度
武蔵野市が実施している子育て支援制度に関して、ここでは具体的に3つご紹介します。
子ども家庭支援
武蔵野市は、子ども家庭支援として以下のようなサービスを提供しています。
- 子どもとその家庭に関する総合相談
- 児童虐待に関する相談
- 産前・産後支援ヘルパー
- 子育てショートステイ
- 養育家庭(里親)制度
特に、産前・産後支援ヘルパーや子育てショートステイは、子育て世帯の強い味方です。
産前・産後支援ヘルパーは、産前・産後に体調不良で家事や育児が難しい保護者がいる家庭にスタッフを派遣し、必要な援助をおこないます。
また、子育てショートステイは、病気や出張などで一時的に子育てができない場合、児童養護施設で一時保育を任せられるサービスです。
このように、子どもや家庭を支援する制度が充実しています。
参考:武蔵野市 子ども家庭支援
子どもの医療費助成制度
武蔵野市では、子どもが18歳の年度末まで、医療費のうち保険診療の自己負担分を助成する制度を実施しています。
所得制限はなく、18歳まで使えるためとても便利です。
未就学児の医療費は2割、小学生から18歳までは3割が助成され、健康保険と合わせると保険診療の自己負担額がゼロになります。
ベビーカー貸出しサービス事業「ベビ吉」
武蔵野市は、ベビーカーの貸出しサービスを展開しています。
吉祥寺駅周辺に設置されており、誰でも無料で自由に使用可能です。
吉祥寺を親子で散歩する際に役立ちます。
参考:ベビーカー貸出しサービス事業「ベビ吉」を4カ所でご利用いただけます【令和6年4月1日~】
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武蔵野市の待機児童数
2024年4月時点で、武蔵野市の待機児童数は0人です。
2020年から5年連続で待機児童ゼロを達成しています。
その理由として、武蔵野市が保育施設の整備や認可保育所の定員拡充に努めてきたことなどが挙げられます。
今後も保育施設に関する施策を進め、待機児童ゼロを維持して各家庭が希望する施設に入所できる環境を実現していく方針です。
武蔵野市で子育てにおすすめの施設
最後に、武蔵野市で子育てにおすすめの施設をご紹介します。
0123施設
0123施設は、0〜3歳の子どもと保護者が利用できる施設です。
子どもたちがほかの家庭と交流しながらのびのび遊ぶことができます。
保護者同士でも交流を持てるため、悩みを相談したり、情報交換をおこなったりできます。
専門スタッフのサポートのもと、子育てを支援してもらえる心強い施設です。
すくすく泉
すくすく泉は、旧私立泉幼稚園の跡地に作られた、複合型の子育て支援施設です。
NPO法人いずみの会が運営しており、子どもたちが安全に遊べる場や子どもと地域住民の交流を深める場、子育て世帯を地域で支える場などの役割を果たします。
一時預かりにも対応しているので、もしものときに便利です。
参考:武蔵野市 すくすく泉
地域子ども館あそべえ
地域こども館あそべえは、放課後に子どもが自由に訪れ、遊んだり交流できたりする場です。
武蔵野市の市立小学校12校が教室や校庭、図書館を開放しています。
放課後対策充実施策の一つとして、子どもたちの健全な活動を促す取り組みです。
まとめ:武蔵野市に家族で住むならファミリー向けの賃貸物件が豊富な賃貸サイトを利用しよう
武蔵野市は、商業施設や文化・行政・教育機関など、あらゆる施設がバランスよく集積した便利な街です。
子育て支援制度も整っており、子どもの学びや安全をサポートする取り組みなどがおこなわれています。
待機児童数も3年連続ゼロを達成しており、子育て世帯にとって住みやすい街です。
東京都への引っ越しを検討されている方は、子育て世帯に優しい武蔵野市も候補の一つに追加してみてください。
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