小学校入学を間近に控え、体力面でも精神面でも大きな成長を見せる5歳児。
複雑なルールの遊びができるようになったり、年中さん以下のお友だちを気づかいながら遊べるようになったりと成長を実感できる時期ですよね。
この頃の遊びでは、子どもの興味関心を高めたり、芽生えはじめた社会性を大きく開かせたりすることが大切です。
5歳児に適した遊びのアイデアを室内、外遊び合わせて7つ紹介します。
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5歳児の発達の特徴や目安を紹介
まずは5歳児の発達の特徴などを紹介します。
ただし、心身の発達は個人差がある部分です。
平均的な度合いなどの目安はあるものの一律ではないので、子どもの成長に合わせて進めましょう。
5歳児はどんなことができる頃?
5歳児の身体的な特徴は以下のとおり。
- 平均身長108センチメートル、体重18キログラム
- 4~5歳時点で脳の重さは大人の90%
- 他者との関係を理解しはじめ、自分中心の世界から脱却
- 思いやりの心が芽生えはじめる
- 共感できるようになる
- 集団のなかでの役割を理解し、気が進まない役割でも受け入れられるようになる
- 結果から原因を推測するなどの論理的な思考力を発揮しはじめる
- 昨日、今日、明日など時間軸や曜日を理解できるようになる
5歳児ともなれば、基本的に自分のことは自分でできるようになります。
また年下のお友だちと協力して遊ぼうとするなど、社会性が身につきはじめる時期です。
相手が嫌がることを想像して避けようとするなど、自身の感情のコントロールもできるようになります。
言語面の発達目安や特徴
5歳児は文字への興味も出てくる時期です。
単語の羅列から文章的に言葉を発せられるようになり、自分の気持ちを表現できるようになります。
しりとりなどの言葉遊びが得意になり、ひらがなが読める子や自分の名前を書ける子が出てくるとともに、言い訳や口答えをすることも増えてくるでしょう。
また20くらいまでの数が数えられるようになり、1~5程度の簡単な足し算ができるようにもなります。
5歳の運動能力の発達目安や遊び方の特徴
5歳児の運動能力では、次のようなことができます。
- 片足跳び
- ブランコの立ちこぎ
- 鉄棒の前回り
- スキップ
- 縄跳び
片足跳びをしたりブランコの立ちこぎをしたりするためには、体全体を上手に使ってバランスを取ることが必要です。
5歳児頃になると全身の筋力や体力が付いてくるため、上記のような高度な運動遊びもできるようになるなど、目に見えて運動能力が向上します。
縄跳びや鉄棒などの道具を使った複雑な動きがスムーズにできるようになるのも5歳児頃です。
また歩くスピードも大人と同じくらいになります。
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5歳児の室内遊び&ゲーム&製作アイデア4選
文字や数字に興味を持ちはじめる5歳児には、遊びながら文字や言葉を学べる言葉遊びがおすすめです。
また、手先も器用になって複雑な工作もできるようになります。
たくさんの言葉に触れたり、指先を使ったりする遊びで発達を促進しましょう。
文字探しゲーム
1人1枚の新聞やチラシなどを用意して、指定された文字を見つけ出す早さを競うゲームです。
最初は「あ」などの簡単な文字からはじめます。
小学校1年生で習う漢字を指定するのも良いでしょう。
早い時期に漢字に触れることで、漢字に興味を持つきっかけになるかもしれませんね。
一人ひとりに探す対象を与えるのではなく、部屋にあるものの中から探すのも盛り上がるでしょう。
子どもがゲームに慣れてきたら、親子で競争するのも良いですね。
秘密基地作り
力が付いてくるとダンボールのような素材も加工できるようになり、毛布などの素材と組み合わせる工作が楽しめるようになります。
切ったり折ったりしたダンボール、テープ、ロープ、毛布などの材料を使って秘密基地を作ってみましょう。
広い場所があれば、迷路、お化け屋敷、アスレチックやお菓子の家などを作って楽しむのも良いですね。
パズルやブロック遊び
5歳児は、50ピース程度のジグソーパズルであればできるようになる頃です。
なるべくわかりやすい絵柄で少ピースのものからはじめるなどして、ジグソーパズルの面白さを実感させることからはじめると良いでしょう。
またルービックキューブなどの規則性のあるパズルを解いたり、レゴブロックのような細かなパーツを扱ったりする遊びもできるようになります。
紙コップで製作遊び
紙コップで作る糸電話は幼児向け工作の代表的なものです。
紙コップとひもがあれば簡単に作ることができ、身近にあるものを工夫して制作遊びを楽しむきっかけになるでしょう。
また糸電話以外にもけん玉、マラカス、紙コップタワーなどさまざまな工作も作れます。
はじめのうちはレシピを示す必要がありますが、感覚をつかんできたら自由な発想で制作させてみると良いでしょう。
5歳児の外遊びアイデア3選
5歳頃の外遊びでは、自然に触れたり思いっきり体を動かしたりすることが大切です。
室内遊び同様にお友だちと協力して遊ぶ楽しさを感じたり、ルールを守って遊ぶ楽しさを理解したりできる遊びが良いでしょう。
なわとび遊び
5歳児頃になると、なわとびが上手に跳べるようになってきます。
小学校に入ると体育の授業でなわとびがあるので、今のうちから練習しておくと良いでしょう。
自分ひとりで跳ぶのはもちろん、長縄を使って蛇遊びやジグザグジャンプなどさまざまな遊びが楽しめます。
いずれも子どもの運動能力やバランス感覚を養うのに効果的なので、親子で楽しみながら取り組みましょう。
サーキットやアスレチック遊び
複数の運動を組み合わせるサーキットやアスレチック遊びは、子どもが全身を使って遊べるのが大きな特徴です。
マット、フラフープ、ボール、なわとびなど、その場にある道具を使ってコースを作ります。
コース間の移動はうさぎ跳びやほふく前進にしたり、全体のクリアタイムを測ったりして競争させるのも良いでしょう。
できるだけ多様な動きが必要なコースを作るのがポイントです。
また、さまざまな障害物が用意されているアスレチック遊具にチャレンジするのも良いでしょう。
フラフープ遊び
フラフープは回すだけの遊びと思っている方もいるかも知れませんが、決してそんなことはありませんよ。
転がってくるフラフープの間をくぐり抜ける、目標物目がけて転がす、なわとびのように跳ぶ、床に並べてジャンプするなど、さまざまな遊び方を楽しめます。
回す、くぐる、転がす、跳ぶなど前進を使って運動でき、室内でも楽しめるのが魅力です。
まとめ:遊びながら学んで力を育もう
5歳児頃の遊びでは、急激に伸びはじめる運動能力の向上をサポートしたり、小学校入学に向けてさまざまな動きができるよう練習したりすると良いでしょう。
5歳児は、相手のことを考えながら小さいお友だちや小学生のお兄さん、お姉さんと一緒に遊べるようになります。
小学校入学後の集団生活の練習も兼ねて、たくさんのお友だちと一緒に遊びながら準備できると良いですね!
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