年末にかけて何かと話題に上がる、ふるさと納税の返礼品。
子育て中のママはどのような返礼品を選んでいるのでしょう。
今回はママ座談会で、ふるさと納税の納税先選び・返礼品選びについてリアルな意見を伺いました。
座談会に参加してくれたメンバーはこちら。
aiko
3年前からふるさと納税はじめました。去年はお米の定期便を頼みました。今年は日用品も検討しています。
mayumi
制度が始まった頃から毎年欠かさずおこなっている、ふるさと納税ヘビーユーザー。【今回のライター】
sono
ふるさと納税に興味はあるものの、申し込みには至っていない。みなさんのリアルな意見を聞いて検討してみたい。
ryo
7,8年前に始めてから毎年行っているけど、最近はお米やお肉などの定番品に留まっているので、みなさんの返礼品を参考にしたい。
ふるさと納税の基本知識
制度が始まって久しいですが、ふるさと納税の基本知識を整理します。
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、「納税」とありますが、厳密に都道府県や市町村への「寄付」です。
生まれた故郷や応援したい自治体を選んで寄付ができる制度です。
寄付をした自治体からは、地域の特産品などを返礼品として頂ける仕組みです。
手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
もとは「生まれ育ったふるさとに貢献できる制度」「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」として創設されましたが、自分の生まれ故郷に限らず、どの自治体にでもふるさと納税をおこなうことができます。
納税先の選び方のポイント【座談会】
座談会では、次のような納税先の選び方のポイントの話が聞けました。
ズバリ!返礼品で選ぶ
- aiko
- 欲しいと思っているものがふるさと納税の返礼品であるとうれしいですよね。
枕を買いたい時に、ふるさと納税の返礼品で無いかな?と探したことがあります。
コスパの良いものを
- mayumi
- ふるさと納税の返礼品は「寄付額の3割が上限」という決まりがあります。
例えば、1万円納税した返礼品だったら3割の3千円までという具合です。
だから、返礼品の市場価格と寄付額の3割を比べてなるべくその金額に近いものを選びたいのが心情です。
ふるさと納税を「しない」選択
- sono
- 実は、我が家はふるさと納税をしたことがありません。
夫の考えで、なるべく自分が住んでいる自治体に納税したいという思いがあります。
ふるさと納税のメリット
ふるさと納税は返礼品を頂けるだけではなく、以下のようなメリットがあります。
税金が控除される
ふるさと納税は、手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
つまり、2,000円を自己負担することで、その年に支払う予定の所得税と住民税の一部をふるさと納税に置き換えるイメージです。
加えて寄付額に応じて返礼品が頂けるのでとてもお得な制度です。
地域へ貢献できる
ふるさと納税は、納税する際に希望する寄付金の使い道を指定することができます。
ふるさと納税の寄付金を有効に活用して、自治体はさまざまな取り組みをおこなっています。
主な使い道として「地域活性化」「復興支援」「教育・子育て支援」「環境整備・自然保護」などがあります。
私はどの地域でも子どものことに予算を使って欲しいなという気持ちがあるので「教育・子育て支援」を選んで納税することが多いです。
おすすめの日用品【座談会】
多種多様な返礼品があるふるさと納税。
その中でも、生活に密着する商品である日用品は家計を担うママライターたちに人気です。
座談会でおすすめの日用品を伺いました。
キッチン用品編
- ryo
- キッチン用品とは少し違いますが、油が鉄板です。いつも使っている米油を必ず頼んでいます。
- mayumi
- 油はいいですよね。日持ちがするのでストックに最適だし、旬など無いのでいつ頼んでもOK!
- aiko
- 日持ちしてストックできるという点では、洗剤も返礼品に良さそうですね。
バス・トイレ用品編
- mayumi
- 私がふるさと納税で必ず頼むものはトイレットペーパーとちょっといいボックスティッシュです。
特に「ちょっといいボックスティッシュ」はふるさと納税で貰ったものだからという気持ちがあると、鼻炎持ちの家族も気兼ねなく使えるようです。トイレットペーパーは8ロール入りが8パック、ティシュボックスは5箱入りが10パック届くのでかなりかさばります。納戸部屋がティッシュで埋め尽くされています。
生活雑貨編
- ryo
- キャンプ用品を全てふるさと納税で揃えたという友人がいます。
私もキャンプをするので、探してみようと思っています。 - aiko
- 今年はタオルを頼んで、家中のタオル類を新調しようと思っています。
- mayumi
- 子どもが小さい時にオムツを返礼品で探したことがありました。
届くまでの時間が読めず、その間にサイズアップしてしまう心配もあったので結局頼まなかったのですが、時期を考えて頼めばオムツは消耗品なので子どもが赤ちゃんの時の返礼品としてはありですね。
その他
- aiko
- 普段使っている化粧品がふるさと納税で無いか探してみたらあったので、返礼品に頼みました。
普段使いのものがあるとうれしいですよね! - mayumi
- 子どものおもちゃを返礼品に頂いたことがあります。
アニアやプラレールなど、おもちゃ屋さんで売っているおもちゃが送られてきて子どもは大喜びでした。 - ryo
- 定期便で頼めるものも増えましたね。植物やお花の定期便があれば頼んでみたいです。
- aiko
- 子どもがお世話になっているNPO法人への寄付をふるさと納税で行ったことがあります。
- mayumi
- ふるさと納税の制度を利用したクラウドファンディングもあるみたいですね。応援したいプロジェクトが無いか探してみるのもいいかもしれません。
ふるなびクラウドファンディグ
ふるさとチョイス|ガバメントクラウドファンディング®
ふるさと納税の申し込みの流れ
ふるさと納税を申し込むための流れを説明します。
寄付先、利用するサイトを選ぶ
ふるさと納税は、ポータルサイトを利用すると便利です。
ポータルサイトでは、納税先を自治体名のほか、返礼品のジャンルや金額などで探すことができます。
参考:ふるさと納税ポータルサイトの一部
・楽天ふるさと納税
・ふるさとチョイス
・さとふる
・ふるなび
寄付する金額を設定する
ふるさと納税は実際に支払う所得税と住民税の一部を他の自治体に寄付する制度です。
その年に支払う予定の税金の金額から、ふるさと納税できる金額が決まります。
自己負担金の2,000円は必ずかかりますが、ふるさと納税できる上限の金額は前年度の給料明細などを参考に下記のサイトで確認出来ます。
参考
・総務省|全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安
・ふるなび|控除上限額シミュレーション
上限金額までならば、1つの自治体を選んでも、複数の自治体を選んでも良いです。
申し込み手続き
ふるさと納税の申し込みは、ネットショッピングと同じ要領で申し込みができます。
各ポータルサイトに会員登録をして返礼品を申し込みます。
なるべく1つのポータルサイトを利用することで、あとの手続きが容易になります。
寄付金受領証明書を取得する
税金控除を受けるためには、「確定申告」をするか「ワンストップ特例制度」の適用に関する申請が必要です。
サラリーマンなど給与所得者の方はふるさと納税をしたあとに確定申告をしなくても寄付金控除が受けられる「ワンストップ特例制度」が利用できます。
ワンストップ特例制度を利用するには、ふるさと納税先の自治体数が5団体以内で、ふるさと納税をおこなう際に各ふるさと納税先の自治体に特例の適用に関する申請書を提出する必要があります。
申し込みのたびに自治体へ申請書を郵送する必要はありますが、控除される全額が翌年の6月以降に支払う住民税から自動的に控除されます。
ふるさと納税先の自治体が6団体以上の方や、個人事業主などもともと確定申告が必要な方は「ワンストップ特例制度」の利用ができないので、翌年の3月に確定申告が必要です。
確定申告をする際には、各自治体から受け取る「寄附金受領証明書」が必要です。
無くさないように手元にしっかりと保管しましょう。
申し込みの際の注意点
- 住民票にある氏名と住所を正しく入力すること
間違った情報だと、税控除が受けられないことがあります。 - 返礼品の送付スケジュールを確認
特に果物や野菜など旬がある商品は、配送予定が数ヵ月後など注意書きがあることが多いです。 - 寄附金受領証明書が送られてきているか、内容に誤りがないか確認
手続きのときに慌てないように、前もって確認しておきましょう。
まとめ
今回は座談会でママライターにふるさと納税のおすすめ日用品について伺いました。
これまでさまざまな日用品を選んできた筆者ですが、他のメンバーから伺った商品は試したことがなかったので、今年の返礼品として探してみようと思います。
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