産後多くのママが悩まされる「マミーブレイン」。
症状が悪化すると日常生活にも支障をきたすこともあるマミーブレインですが、マミーブレインは一体なぜ起きるのでしょうか?
この記事では、マミーブレインが起きる原因や、その対処法を詳しく解説します。
産後のマミーブレインに困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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マミーブレインとは?
そもそもマミーブレインとは、一体どのような症状を指すのでしょうか?
まずは、マミーブレインとはどのようなものなのか、マミーブレインはなぜ起こるのかなど、マミーブレインの基礎知識への理解を深めていきましょう。
マミーブレインとは?
「産後やたらとぼーっとする」「子どもを産んでから物忘れがひどい」など、産後に記憶力や思考力の低下を感じたことのある方も多いのではないでしょうか?
これらはまさに「マミーブレイン」と呼ばれる症状の一種です。
マミーブレインは医学用語ではなく、正式な定義が定められてるわけではありません。
しかし、マミーブレインは産後に多くの方が経験するもので、人によっては日常生活に支障をきたすこともあります。
英語では”mommy brain”、または”baby brain””mom brain”などと呼ばれることもあり、マミーブレインは日本だけでなく、世界中の産後ママの代表的な悩みの一つでもあります。
マミーブレインの原因は?
マミーブレインの原因は諸説あります。
しかし、明確な理由はいまだ明らかになっていません。
「産後ホルモンの変動が脳に影響を与えるため」「産後にママの脳が萎縮するため」などという考えが一般的ですが、明らかな因果関係がわかっているわけではないようです。
また、マミーブレインが起きる別の理由として、産後のママはとても疲れていることが挙げられます。
産後のママは、慣れない育児で心身ともに疲労が溜まり、慢性的な睡眠不足に陥りがちです。
時間や気持ちに余裕がない日々が続くことも、マミーブレインが起きる要因の一つとして考えられています。
マミーブレインはいつからいつまで続く?
マミーブレインの期間は個人差が大きいため、一概に「産後◯ヵ月〜◯ヵ月まで」と断定はできません。
しかし、一般的には産後半年〜1年程で回復する場合が多いようです。
ただし、なかには産後2年間近くマミーブレインに悩まされるママもいるため、マミーブレインが起きる一般的な期間はあくまで一つの目安としてとらえましょう。
もしマミーブレインが長引いてしまった場合も、焦らず、気負いすぎないことが大切です。
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マミーブレインの対処法とは
「マミーブレインのせいで、産前は普通にできていたことがうまくできない」と落ち込むママもいるかもしれません。
そんなときは、マミーブレインの対処法をしっかりと理解しておくことで、日常生活をスムーズに送りやすくなります。
次はマミーブレインの具体的な対処法を紹介します。
マミーブレインで困ることを整理
「もしかしてマミーブレインになっているかも?」と感じたら、まずは実際に困っていることを整理するのがおすすめです。
整理方法は、下記のような日常の困りごとを、紙やスマートフォンのメモなどに全部書き出してみるといいでしょう。
- 言葉がすぐに出なくなった
- 物忘れが激しくなった
- すぐに物をなくす
- 時間の管理がうまくできなくなった
- 集中力が続かなくなった
このように、マミーブレインによる困りごとを見える化することで、それぞれへの対処法を具体的に考えやすくなります。
職場復帰を控えている方は、なるべく早い段階でマミーブレインへの対処法を考えておくことで、スムーズに仕事に戻りやすくなるはずです。
記憶力の低下への対処法
産後は、ただでさえ以前よりもさまざまなタスクを日常の中でこなす必要があります。
そこにさらにマミーブレインが影響するとなると、記憶力や判断力がうまく働かなくなってしまうのも仕方がないかもしれません。
とはいえ、記憶力の低下を感じたまま日々のやり残しを目のあたりにして生活するのは、ストレスですよね。
マミーブレインによる記憶力の低下をカバーするためには、下記のような対策を取るのがおすすめです。
- スマートフォンのアラームやリマインダーを設定する
- 購入するもの、やることを都度メモする
- 大事なことは付箋に書いて目につくようにしておく
- 家族とスケジュールを共有する
便利グッズを活用したり、家族の協力を仰いだりするのも、マミーブレインの有効な対処法の一つです。
自分に合った無理のない方法で、マミーブレインに対処していきましょう。
睡眠不足の対処法
マミーブレインは、産後のママの睡眠不足による影響も大きいです。
そのため、慢性的な睡眠不足を解消すると、マミーブレインの症状が和らぐこともあります。
産後の睡眠不足を解消するには、下記のような方法が挙げられます。
- 赤ちゃんを一時保育に預ける
- シッターサービスなどを利用する
- 祖父母などに赤ちゃんの面倒を見てもらう
- パパにも夜泣きの対応をしてもらう
- アイマスクやアロマなどを使って睡眠の質を高める
また、ママが睡眠不足を感じているときは、家事よりも睡眠を優先させることも大切です。
産後のママはつい家族のために無理をしがちですが、ときには赤ちゃんのお昼寝に合わせて、自分の体を体を休めることも忘れないでくださいね。
マミーブレインの注意点
「もしかしてマミーブレインになっているかも?」と感じたときは、日常生活で注意した方がいい項目がいくつかあります。
こちらでは、マミーブレインになったときの代表的な3つの注意点を解説します。
車の運転などは避ける
マミーブレインになると判断力、集中力が低下しがちです。
そのため、万が一の事故を避けるためにも、産後はなるべく車の運転は控えましょう。
しかし、なかには「車がないと不便なエリアに住んでいる」「車を運転することが育児中のリフレッシュになっている」という方もいるでしょう。
そのような場合は、まずは近場から少しずつ運転を再開する、最初はできるだけパパにも同乗してもらうなどの工夫をして、無理のない範囲で運転を始めていくのがおすすめです。
ひきこもりすぎない
マミーブレインに悩む方は、あまりひきこもり過ぎないことも大切です。
産後は、「マミーブレインのせいで人とうまくコミュニケーションが取れない」「さまざまなことが気になって人に会うのが億劫」などと感じてしまうことがよくあります。
家にいることで気持ちが落ち着く場合はいいですが、あまりひきこもりすぎると、人によっては逆に気持ちが一層塞ぎ込んでしまうことがあります。
マミーブレインに悩むママは、パパが家にいるときは一人で散歩やカフェに行くなど、外に出る時間を意識的につくるようにするといいでしょう。
産後うつかな?と思ったら受診を
産後2年以上経ってもマミーブレインの症状が落ち着かない、常に気持ちが落ち込んでいる、などという場合は、マミーブレインではなく産後うつになりかけている可能性があります。
下記のような症状が出ている場合は、一人で抱え込まずにすぐに医療機関を受診しましょう。
- 何をするにもやる気が起きない
- 赤ちゃんをかわいいと思えない
- 突然涙が止まらなくなることがある
- 食欲がなく短期間で体重が減った
- 眠いのに夜寝れない
「マミーブレインのせいだから、あまり深刻になる必要はない」と自己判断するのは大変危険です。
場合によってはより症状が深刻化してしまうこともあるので、上記に当てはまる項目が少しでもあれば、迷わず医師に相談することが重要です。
まとめ:うまく乗り切れますように
医学用語でないとはいえ、マミーブレインは多くのママが悩む厄介な問題です。
「赤ちゃんのために頑張らなきゃ」「早く元通りにならなきゃ」と思う方も多いでしょうが、産後はあまり無理をする必要はありません。
マミーブレインの症状は、時間の経過とともに徐々に落ち着いていくものです。
今回の記事を参考にしたり、頼れる人やサービスに頼ったりしながら、産後のマミーブレインをうまく乗り切れるといいですね。
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