生後5ヵ月になった次男は完全ミルクです。(記事執筆時2023年)
ミルクのほうが授乳の時間管理が楽で、夜間にまとまって寝てくれるのも早かったです。
この記事では、私が2人目の育児で完全ミルク育児になるまでの経緯と実際の経験から感じたメリットを書きました。
目次
超過酷!産後の母乳合宿
次男を産んだ病院は、母乳育児を勧めているところで、産んだその次の日から母子同室で入院中は母乳育児の”合宿”のようでした。
入院中は相部屋でカーテンのみで仕切られていたため、なかなかおっぱいが出ない初産のママが昼間にすすり泣いている声が聞こえてきました。
NICUにもついてくる?!徹底した母乳指導
私は産後すぐに息子が同じフロアにあるNICUの病棟に入院したので、2時間おきに授乳しに行っていました。
帝王切開後の身体で歩くことが辛く、授乳の時間も2時間に含まれるので少し休んですぐ向かうため大変でした。
入院中のストレスがひどく、こまめに授乳しにいけば行くほど、おっぱいが出なくなりました。
そこで、ストレスでおっぱいが出なくなることを初めて経験しました。
産後すぐおっぱいを咥えさせて行くことで母乳育児が軌道に乗るという病院の意図はわかっていましたが、
「そんなに母乳にこだわらなくでもいいのに。」
と思っていました。
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授乳のたびに気分が落ち込むのは私だけ?
長男が乳児のときから、母乳をあげると気分が落ち込みました。
なんなのだろう、この暗〜い気持ち・・・。
授乳というと、「母と子の大切な時間」という産後の一代イベントのようですが、私にとっては違いました。
乳首は痛いし、メンタルが暗くなるし。辛いなぁ〜と思っていました。
のちにこの現象が私だけではないと知りました。
「不快性射乳反射」というものらしいです。
「不快性射乳反射」とは
「不快性射乳反射」といわれている現象です。気分が悪くなる、イライラする、気分が落ち込むといった症状があります。突然起こって、5分程度の短時間でおさまります。
この「不快性射乳反射」は、2008年に最初の報告があったばかりで、まだ原因などわかっていないことも多いのです。
引用元:NHK すくすく子育てch
授乳が軌道に乗った5ヵ月〜くらいには症状はなくなってきましたが、次男出産後に母乳をあげたときも「ず〜ん」と暗い気持ちが産後の身体にのしかかりました。
退院後の兄弟育児にミルクは必須アイテムだった
我が家は5歳差兄弟です。
長男の行事などにスケジュールを合わせると、まだ授乳時間の短い赤ちゃんを連れて行くのは難しかったためその際は実母に預けてました。
最初のほうは、預けているときにのみミルクを使用していました。
しかし、夜間授乳など2〜3時間おきに授乳をしていると長男が起きてしまうため、腹持ちのいいミルクになりました。
母乳のほうが栄養があって風邪を引きにくいとも言われるし、授乳が辛くても母乳のほうがいいよな、、と思いつつもミルクをあげる頻度が高くなると母乳の出が悪くなりました。
色々な事情が重なり、生後1ヵ月半を過ぎた頃には完全ミルクに切り替えました。
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母乳育児とミルク育児のメリット・デメリット
母乳育児とミルク育児のメリット・デメリットは裏返しなので簡単に比較するのは難しいですが、私の個人的な経験から考えるそれぞれのメリット・デメリットを書いてみます。
母乳育児のメリット・デメリット
メリット:栄養豊富・いつでもどこでもあげられるため災害時などに助かる・荷物が少なくてすむ・経済的に助かる
デメリット:授乳室を探す必要がある・授乳中はアルコールが飲めない・卒乳が大変
ミルク育児のメリット・デメリット
メリット:人に預けられる・授乳間隔をコントロールしやすい・腹持ちがいい・アルコールが飲める
デメリット:ミルク代がかかる・荷物が増える・洗ったり清潔に保つ必要がある
私の経験したミルク育児のメリット
私が経験したミルク育児の最大のメリットは、腹持ちがいいため、夜間まとまって寝てくれるタイミングを掴みやすいことです。
長男のときは、初めての育児だったので母乳だけではなかなか授乳間隔を開けられなかったです。
特に夜間授乳は、お腹が空いてないか・生きているかなど、心配で寝ているところを起こしてあげていました。
母乳育児でも母乳の出が順調であれば、生後4ヵ月頃には徐々にまとまって寝てくれるようになります。
しかし、夜に起きて授乳することが習慣化されており夜中に起きるようになってしまったため、添い乳をするなど寝かしつけが大変になりました。
その点、ミルク育児の場合は、成長に合わせたミルクの量をしっかりあげているのでお腹の心配をすることなくスケジュール通りに授乳間隔を管理することができます。
また、夜間授乳だけでなく1歳頃にある卒乳などの大変なことが減るのも、兄弟を育てるには大きなメリットだと思います。
生後4ヵ月で一晩まとまって寝てくれるまでのスケジュール
大体赤ちゃんの成長とともに生後4ヵ月頃からまとまって寝てくれるようになります。
次男のミルクスケジュールは以下のとおりです。
生後3ヵ月:0時・4時
生後4ヵ月:なし(6時起床)
※深夜帯のみ記載(午後10時〜午前5時)
※風邪など体調不良のときは4ヵ月以降も起きることはあります。
赤ちゃんの様子を小まめに観察
夜間授乳はアラームをかけていなくても、産後の母体の不思議で、少しでも赤ちゃんが起きたら察して目が覚めてしまいます。
そのため、生後3ヵ月未満は小さな声でのもにゃもにゃでも起きてミルクをあげていました。
生後4ヵ月頃だと深夜のミルクは大体不要になってきます。
4ヵ月検診でも成長に問題がなかったので、もにゃもにゃ〜と起き出したら少し様子を見るようにしました。
風邪などの体調不良もあったので4ヵ月になってからすぐにまとまって寝られるようになったわけではありませんが、緩やかにまとまって寝てくれるようになっていきました。
まとめ
母乳は栄養豊富で、子どもの体を強くしてくれたりメリットがたくさんあります。
しかし、母乳がなかなか出ない・あげると気分が落ち込む・年の離れた兄弟を育てるのにスケジュール管理が難しいなど、実際は産後のボロボロの身体とメンタルで母乳育児を軌道に乗せることは難しかったです。
私はミルクにすることで、夫や実母など私以外の人に育児を頼みやすくなったので育児の負担が大きく軽減されました。
様々な情報や社会の理解から、育児の負担が軽減されてきた昨今でさえ、母乳育児・ミルク育児はデリケートな問題です。
私も2人の出産経験がありつつも、ミルクのみの育児でいいのか悩みました。
もう少し、ミルク育児の選択が気軽にできるようになればいいのになと思います。
母乳育児に行き詰まりを感じている方や同じ症状に悩まされている方にとって、参考になれば幸いです。
※この記事は個人の体験談です。
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ママライタープロフィール
恐竜好きな5歳の長男と生後6ヶ月の次男との日常生活をinstagramで公開中。
新しいことや旅行が好き。転勤族で現在は地元暮らし、今後どこに拠点を構えるか思案してます。
イラストレーター/Webデザイナーとしても活動中。