子どもにお手伝いをさせると、家事スキル以外にも身に付くものがあるため、子どもにとって良いことがたくさんあります。
もちろん、家事を手伝ってもらえることで、育児や仕事で忙しいママ・パパの負担が減るなどのメリットも。
とはいえ、お手伝いは何歳くらいからできるのか、何をさせれば良いのか悩みますよね。
この記事では、お手伝いによって得られる良い影響や親の心構え、年齢別にお願いしやすいお手伝い例などを解説します。
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親の真似をし始めたらお手伝いをさせてみよう!
子どもにお手伝いをさせる時期は、「テーブルを拭く真似をするようになった」「洗濯物をたたもうとしている」など、親の真似をし始めたときが目安です。
一般的には、意思の疎通ができるようになる1~2歳くらいからスタートするケースが多いようです。
1~2歳は手がかかる時期なので子どものお世話だけでも忙しく、親の立場からすると自分でやってしまったほうが早いと思ってしまいますよね。
しかし、子どもが家事に興味を持ち始めたときがお手伝いをスタートするチャンスなので、簡単な内容からお願いしてみましょう。
お手伝いによって得られる良い影響
子どもにお手伝いをさせると、子ども自身にはもちろん、親子関係にもさまざまな良い影響があります。
自己肯定感が育つ
子どもは自分が任せられたことをやり遂げると達成感を得られますし、お手伝いしたことを褒められると自信が付きます。
さらに、ママやパパが喜んでいる姿を見ると「自分も家族の一員として役に立っているんだ」と感じ、自己肯定感が育ちます。
自己肯定感は自分に自信を持ったり、自分自身のことを大切にしたりできる人間に成長するために欠かせない感情です。
お手伝いを通して子どもの自己肯定感も育ててあげましょう。
責任感が養える
ママやパパにお手伝いを頼まれると、子どもは「ママ・パパに頼りにされている」と感じます。
頼りにされると自分の役割をしっかり果たそうという責任感が生まれ、子どもは頼まれたことを最後までやり遂げようとがんばります。
また、お手伝いが習慣化すると、その仕事を「自分のやるべきこと」と認識するようになるはずです。
するとこちらからお願いしなくても自ら手伝うようになるため、自然と自主性も育ちます。
思考力が育つ
お手伝いは思考力も育てます。
お手伝いをするなかで、何をどうすればもっと早く、もっと楽に、もっと上手にできるのか、などを考えて工夫するようになるからです。
失敗をした場合も、次はどのようなやり方をすれば成功するのかを考えます。
小さな頃から考えて工夫する力を育てておけば、将来の勉強や仕事においても、より良い結果を出す方法を考えられるようになります。
手指の発達につながる
食器運びやおもちゃの片付けで小さなものをつかんだり、洗濯物たたみや料理で手指を細かく動かしたり、家事では何かと手指を使うため、お手伝いは手指の発達にもつながります。
また、家事をおこなうのに必要な視覚や聴覚などの五感も磨かれていきます。
お手伝いを続けていると器用になり、できることも増えるため、安心して家事を任せられるようになるでしょう。
親子のコミュニケーションが増える
お手伝いをお願いする際は声がけをする、手順を教える、近くで見守るなど自然とコミュニケーションが生まれます。
お手伝いに慣れてゆとりが出てくれば、作業中に会話をすることもあるでしょう。
するとお手伝いの時間が親子の時間となり、意識してコミュニケーションを取ろうとしなくても、会話や触れ合いが増えていきます。
仕事が忙しくてじっくり話を聞いてあげられない場合や、下の子に手がかかり2人だけのコミュニケーションが難しい場合もありますよね。
しかし、お手伝いの時間がママやパパとのコミュニケーションの時間にもなるため、コミュニケーション不足も自然と解消されていきます。
子どもにお手伝いをしてもらうときの親の心構え
やる気をアップさせるためにも、子どもにお手伝いをお願いする際に親が意識したいポイントを確認しておきましょう。
最後まで子どもにやらせる
子どもはお手伝い中に失敗したり、間違ったりすることも……。
特に慣れない内容のお手伝いならスムーズに進まないのは仕方のないことです。
わかってはいても、そばでみているとなかなか進まず代わりたくなることもあるでしょう。
しかし、達成感や責任感を養うためには、お手伝いがスムーズに進まなくても途中で手や口を出さずに、最後までやってもらうことが大切です。
危険がない作業であれば、慣れてきたら付きっきりにならずに一人でやらせてみても良いでしょう。
完璧を求めない
完璧を求めないこともポイントです。
失敗したときに親ががっかりしたり、叱ったりすると子どものやる気もダウンしてしまいます。
家事に慣れないうちは上手にできなくて当たり前、失敗して当然と考えておきましょう。
うまくできずに子どもが落ち込んだときは、「ママも最初はできなかったから大丈夫!」「ちょっとずつできるようになってるよ!」など、気持ちに寄り添って声がけをすると良いですよ。
できることを任せる
高いところに登る、包丁を使うなど危険をともなうものは、子どもがやりたがってもやらせないようにしましょう。
また、いきなり難しいことをやらせても、うまくできずに子どものやる気や自信がなくなってしまいます。
そこで、子どもの年齢ややる気に合わせて、できそうなことを任せます。
例えば、洗濯物をたたむ場合は難しい洋服はママが担当し、簡単なタオルを子どもに任せるなどです。
感謝の気持ちを伝える
子どもに感謝の気持ちを伝えることも忘れてはいけません。
仮に時間がかかっても、途中で失敗しても、最後までやり終えたら「ありがとう!とっても助かったよ!」「一生懸命お手伝いしてくれたからうれしいよ!」と感謝を伝えましょう。
すると子どもはママやパパの役に立てた、がんばりを認めてもらえたと実感して達成感を得られるうえに、自信にもつながります。
【年齢別】子どもにお願いするお手伝い例
子どもにお手伝いをさせる際は、簡単にできそうなことから始めて子どもの興味や上達度合いに合わせて難易度を上げていきます。
例えば、1~2歳ならテーブル拭きなど簡単にできる仕事を、小学校に入学する前後になったら料理の手伝いなど生活するうえで欠かせない仕事を経験させるのもおすすめです。
どのお手伝いもはじめは親が子どもと一緒におこない、慣れてきたら徐々に一人でやらせるようにしましょう。
以下は、年齢別で子どもにお願いするお手伝い内容をまとめた表です。
年齢 | お手伝いの内容 | 目標 |
---|---|---|
1~2歳 | テーブル拭き、簡単な食器運び、おもちゃの片付け | お手伝いをはじめる |
3~4歳 | 簡単な料理(混ぜる・こねる)、食後の食器運び、簡単な洗濯物たたみ | さまざまなお手伝いにチャレンジ |
5~6歳 | 配膳、洗濯物干し・洗濯物たたみ、新聞・郵便物運び | お手伝いの上達 |
7歳以上 | 料理の手伝い、食器洗い、お風呂掃除、上履き洗い | 家事の分担 |
まとめ
子どもにお手伝いをお願いすると、ママやパパの負担が減るメリットがあるだけでなく、子ども自身にも良い影響があります。
お手伝いは子どもの心身の成長をサポートしたり、さまざまな経験を通して生活力を養ったりする良い機会です。
子どもが親の真似をし始めたら、年齢や能力を考慮して簡単にできることからお願いしましょう。
お手伝いをお願いするときは、完璧を求めずに最後までやらせて、感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
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